BMW 6シリーズの乗り心地と特徴

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BMW 640iを購入してから2年が経過しました。
この車、初めのうちは違和感がありましたが、長く乗ると馴染んできます。
4シリーズと比べると、取り回しも不便で重たく軽快ではないですが、7シリーズと比べると切れ込みが早くスポーティーです。
以前の富士スピードウェイの特集で、M4とM6も試乗しましたが、うまい具合に特徴付けてラインナップされています。

たまに335iクーペに乗ると、あまりの軽さと取り回しの楽さに驚きます。
同じN55系のエンジンも335iの方が、元気に低速から加速するようにチューニングされています。

この640iは良くも悪くも、甘めにセッティングされています。
どういう事かというと、長時間運転する時に機敏すぎると疲れてしまうのです。
Mモデルは非常に軽量でレーシングカーのようなスパルタンさがありますが、ほんの3〜4時間乗っただけで疲れてしまいます。
大きな振動や騒音、レスポンスの良さはサーキットやスポーツ走行には向いていますが、しっとり旅行したりデートするにのは不向きなのです。

その、「しっとり」を持つのが、4シリーズ(435i)であったりするのですが、中でも6シリーズは半分セダンの乗り心地を持ったクーペです。
外形は長く、キャラクターラインがきっちりと出て、他のシリーズと被らないデザインで美しいです。

乗って2年になりますが、故障はシートベルトが突っかかる位で、他には全くありません。せっかく長期保証に入ったのですが、外車がすぐ壊れるというのは昔の話のようです。少なくとも5〜6万キロでは殆ど壊れません。(それ以降は怖いですが)

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BMW以外では、メルセデス・ベンツの先代のEクラスクーペとCLSが好きでした。ですが、彼らはラインナップを増やし過ぎたのと、Cクーペ、Eクーペ、Sクーペが同じようなデザインになってしまい、お尻のエンブレムでも見ないと、どれがどのグレードか分かりません。

CLSもラグジュアリーで4ドアにしては最高に美しい車でしたが、エントリーモデルのCLAがそっくりの形で発売されてから、何とも言えない気分です。
美しい車が安いというのは嬉しい事ですが、CLSとCLAの外見的な差別化がもう少し行われても良いのではと思います。

その点ではBMWは、グレードごとの外見の差が大きく、2シリーズ、4シリーズ、6シリーズが(一応)別物に見えます。
ただ昔のE92型のクーペと異なり、4シリーズと3シリーズの区別がつきにくいのと、グランクーペが出たりと、BMWも何が何やら分かりにくくなってきては居ます。

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美しさを重視するという姿勢、それこそが6シリーズの全てです。
ちょっと妥協して5シリーズ…。もちろん5シリーズも綺麗な車ですが、外から眺めて溜息が出る程ではありません。

6シリーズは、こんなに値段が高いのに、荷物は殆ど乗らず、後部座席も狭苦しく天井は圧迫感があります、ですがシルエットは溜息が出ます。
荷物や座席など、そんな事を指摘する人はマイクロバスかバンにでも乗っていなさい、と思います。
今、大流行している”ミニバン”の”バン”は商用貨物車のバンから付いたもので、背が高く、寸胴のバスシェイプは、美しさの欠片もありません。それでいて遅いのです。私は後ろ指を刺されようと不完全な美しい車を選びます。

6シリーズとは言わないので、4シリーズでも。先代の3シリーズ・クーペでも。予算が無ければ86やロードスターでも良いので、奥さんや子供や世間に負けずに美しい車に乗って欲しいです。

 

著者 おはし

平成1年生まれ 紅茶とライフスタイルを主に執筆しています。 カサブランカとシャンデリアが好き。