大人が安心してハマれるアニメーション3作品

アニメ=コドモとオタクが見るもの、は古い

アニメと聞いて思い浮かべるものはなんでしょう。子供の頃に見たドラえもんやドラゴンボール?それとも美少女キャラクターが登場する深夜アニメでしょうか。

「この年でアニメなんて」

そう思ってはいませんか。確かにかつてはアニメを見ている大人というのは敬遠されがちでした。しかし、近年はいわゆるオタクではなくてもアニメを鑑賞する大人が増えています。
ふらっと飲みにでかけたバーで隣の席に座った素敵な異性とアニメの話で盛り上がる、なんていうのも今や珍しい話ではありません。

「でも、どんなアニメを見ればいいの?」というあなたのために、普段アニメを見ない人でも安心してハマれるスタイリッシュなアニメーション作品を紹介します。

(tamacchiライターさんより寄稿)

a1280_1024

ちょいワルたちのリズミカル群像劇 『BACCANO!−バッカーノ−(2007)』

1930年、禁酒法時代のアメリカが舞台。錬金術士たちが創りだした「不死の酒」を巡り、不死者と人間とが繰り広げる馬鹿騒ぎ(バッカーノ)の如き群像劇。

原作は成田良悟による同名小説で、電撃文庫(メディアワークス)により刊行されています。いわゆるライトノベルですが、多くのキャラクターが絡まり合って紡ぐストーリーはラノベだからと侮れません。

この作品の魅力はなんといっても個性的なキャラクターたち。馬鹿な泥棒のカップル、たくさんのマフィアたち(いかついの、優男風の、シブイの……とにかくたくさん)、爆弾狂の少女、etc……現代日本に生活するわたしたちからすると、非日常な人物ばかりです。そもそも不死の酒などという実在しないアイテムが登場する時点でファンタジーですけれど。

そのキャラクターたちがテンポよく、流れるように様々なトラブル・事件を引き起こし、物語は転がっていきます。これって一体どういうことなの?などと考えている暇もなく、画面の中のストーリーにのめり込んでいくような感覚を得られるでしょう。

また、ストーリー性の他に注目したいポイントがシーンづくりの巧みさです。サラリとしたタッチで、しかし丁寧に描かれた画面、ジャジーでお洒落な音楽、そしてそれを組み合わせて完成させる演出力。全てを使って出来上がっている、そう思える作品です。

繊細過ぎる世界に息づく 『蟲師(2005)』、『蟲師 続章(2014)』

musisi

「蟲」と呼ばれる事象が存在する世界の物語。普通の人には見えない蟲たちは、人々のすぐ側にいて、害を及ぼすことも少なくありません。そんな蟲たちに対する知識を持ち、それによって生計を立てている人々を作中で「蟲師」と呼びます。

作中に登場する「蟲」は、怪異や物の怪、精霊のようなもので、この世の生命全ての源流とされています。主人公は「蟲師」のギンコ。舞台となっているのは、鎖国を続けた日本であり、江戸時代と明治の間のような架空の時代です。

オダギリジョー主演の実写映画で聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。原作は漆原友紀による同名漫画で、講談社より全10+1巻が刊行されています。

蟲師を観てまず目を奪われるのが、その圧倒的な画面の美しさです。日本の農村の四季はどこまでもリアルに、そして、作品の軸となる蟲は気味の悪さと壊れ物めいた繊細さが両立されて描かれています。その限りなく究極に近い作画は、畳なんかに注目してみればひと目で思い知ることができます。

そして、美しくも恐ろしい蟲たちに翻弄される人々を、1話完結のオムニバス形式で静かに描く物語。ギンコは行く先々で、老若男女、多様なゲストキャラクターたちと出会います。キャラクターたちはそれぞれ、蟲という現象に悩みながら、それでも精一杯生きて、時には死んでいきます。

画面越しの視聴者たちの心を動かして余りあるキャラクターのリアリティ、そして息を飲むような背景描写、ぞっとするほどの美しさでそこにある蟲たち。風呂上がりに飲み物を用意してゆっくりと鑑賞すべきアニメです。

正統派な青春に涙する大人続出! 『ハイキュー!!(2014〜)』

fb_mbs_haikyu

原作は皆さんお馴染みの「週刊少年ジャンプ」連載中の同名漫画。
宮城県立烏野高校男子バレーボール部(バレーボール=排球=ハイキュー)を描いた正統派のスポーツものです。

かつて全国大会出場を果たすほどの強豪校だった烏野高校バレー部、「小さな巨人」と呼ばれたエースに憧れて入部した日向翔陽(身長162.8cm)が主人公。日向は驚異的な反射神経と運動能力を武器に、かつての因縁の相手である天才セッター、影山飛雄とともに全国大会を目指します。

見れば、誰でも「あの頃」を思い出す。そんな作品です。特にかつて運動部員だった方にオススメ。青春はひとつひとつが1度きり。もう戻れないからこそ、アニメ作品でちょっと過剰な青春を味わってしまいましょう。

しかし、世の中にはたくさんの人気スポーツアニメが存在します。『テニスの王子様』や『黒子のバスケ』、『弱虫ペダル』など。その中で『ハイキュー!!』をオススメしたい理由。それは、感情移入のしやすい等身大のリアルさ。キャラクターたちの想い、葛藤、悩み、なんとなく身に覚えがあるとストーリーへのハマり具合もひとしおですね。それに、登場キャラクターの髪色が(比較的)地味というのも好感度が高いですね。

また話題に使いやすい、という点もポイントです。アニメ好きの女性の約8割がハイキュー!!を見ていますし、そのうち約8割はハイキュー!!が好きです。話題性はバッチリですし、ジャンプ連載作品ということで気軽に人にオススメすることもできます。
ちなみに同じくジャンプ連載作品『ワールドトリガー』も大人が読んで面白い作品なので非常にオススメ。

 

今までアニメに興味の無かった方も、騙されたと思って視聴してみてはいかがでしょうか。
きっと話題が広がりますよ!