AirDrop(エアドロ)の転送速度遅い!MacbookとiPhoneで遅いときにするべきこと

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最新のiPhone Pro MAX(iOS 15.1)と、最新macOS( Big Sur 11.6) Macbookを利用していて、距離がたっと10cmしかないのにAirDrop(エアドロップ)が異常に遅いんです!写真たった1枚送るのに10~20秒も掛かってしまいます。同一のWifi 同一のiCloudアカウントでさえ非常に遅いんです。

AirDrop(エアドロ)の転送速度の遅さは諦めるしかない

iPhone4(iOS4.0)から10年以上iPhoneを使い続けてきていますが、エアドロが遅いのは実は昔からで「諦めるしかない」のが実状です。
チームで仕事をしているときに、最新のMacBookが4~5台と彼らのiPhoneとでデータをやりとりするのに、当初はエアドロップを利用していたのですが、様々な設定を変更しても一向に早くならないので結局「LINEグループ」にファイルを投げて利用しています。

酷いと同じWifiにいるのに相手が見つからない、お互いがファインダーのAirDropをわざわざ開いて、20秒以上待たないと相手を見つけられない。BluetoothやWifiを切っての繰り返しをすることになります。
ベストエフォート値が受信時最大4.2Gbpsという立派な5Gも結構ですが、隣りにあるパソコンに写真の1枚くらい1~2秒で送って欲しいものですよね。

あまりに不便なので、MacBook Pro (15-inch, 2018)を一度初期化して、macOS Monterey 12.2.1という最新のバージョンにクリーンインストールしたのですが、それでも改善しませんでした。

1 枚の写真を送るのに15~30秒かかります。

LINE、Google Drive、Dropbox、Slackなどを使い分けるのがベスト

マイクロソフトのOneDriveや、AdobeのCreative Cloud Filesなど様々なファイル共有方法がありますが、どれもアップロードと各自のダウンロードに差があり、リアルタイムというよりは1分ごとのクロールした瞬間にファイルがあると順番にダウンロードキューにいれるという方式です。
打ち合わせの会話や簡単な図解の写真は、DropboxやSlackなどを使い分けてチームで作業するのが良いです。

色々試したのですが「今まさに、隣にいる人に写真1枚を送りたい」という状況だと、全員がApple製品だとしてもLINEが一番速いという結論に達しました。全員が光でWifi 5GHz帯(2402Mbps)に接続している場合は、LINEで写真1枚送るのに2〜3秒で相手に到着します。通常画質でもオリジナル画質でも、1枚10~20MB程度のファイルサイズならダウンロードも数秒です。

結局、慌ただしくチームで作業するときはLINEグループに写真をバンバン突っ込むという形で仕事をしています。大容量のデータを遠方の人に渡すときは暗号化してGigaFile(ギガファイル)便などで送付しています。
ただし、非常に重要なデータや守秘義務契約があるデータであれば、AirDropのように端末同士が直接通信する規格、もしくはUSBフラッシュメモリなどオフラインでの受け渡しをするのが妥当です。LINEなどのウェブサービスを利用すると、様々な国や場所のサーバーを経由するのでいくら常時暗号化通信されているからといってリスクを含むことになります。

AirDrop(エアドロ)で大容量ファイルを転送すると失敗する

パソコンを買い替えたときに、バックアップ→復元ではなく新規に利用するときなんかは「この写真データだけ新しいパソコンにコピーしたいなぁ」と思うはずです。
そんなときエアドロを使ってはいけません。具体的に何GB以上が失敗するとはいえないのですが、体感的には1~20GBほどは成功して、30~50GBになると失敗率が増える、100GB以上はほぼ失敗します。

通信する機種や通信環境、ファイルサイズ、ファイル数、など様々な条件で変化すると思いますが大容量になると極端に失敗しやすいです。1時間ほど待って、半分以上転送できたかな?というときに「失敗しました」と出るとがっかりです。結局何度か試して失敗するので、HDDを引っ張り出してきて古典的な方法でデータを移行しました。
というわけで、よほどエアドロの神様に恵まれた人でない限り、大きなデータはUSBメモリや外付けSSD、HDDを使うのが良いですよ。

なぜかバチッと「見つけられない」「届かない」エアドロ

技術的に既に宛先が決まっている人に送信するものではなく、今近くにある機種をBluetooth検出してファイルを送れる環境にあるか相互通信して、そこからWifi接続を確立して送信に入るので時間がかかるのは仕方ありません。
ですが、MACアドレスなど機種に固定の番号があるので優先的に接続したり、一度「許可」をしている相手に何度も「本当に受け取りますか」「辞退」というのはやめて欲しいですね。同じWifi、同じiCloudアカウントなのに辞退するケースは本当に1000回に1回以下のはずです。

そんなわけで10年経っても隣のMacBookにバチッと送ることは難しいので、諦めて自身のLINEメモとパソコン版LINEを連動して写真を受け取るのが最速ですよ!

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