ルー・デュモン エルミタージュ 1998年

ワイン

エルミタージュ・ブラン1998年・ルー・デュモン・レア・セレクション・AOCエルミタージュ・ブラン
Hermitage Blanc 1998 Lou Dumont Lea Selection AOC

サンセール(AOCサンセール ブラン Sancerre de la Vigne du Larrey [1988] Domaine GITTON Pere & Fils AOC Sancerre Blanc)に似ている。

酸化の具合が近い、品種はルーサンヌ85%、マルサンヌ15%なので、別物なのに白ごまっぽい感じが似ている。

紹興酒と勘違いするような発酵の香り、アカシアのはちみつ、アーモンドの甘み、どれも素晴らしい白ワインを構成する要素だけれど感動がない。

3千円以内であれば納得できるけれど、これがエルミタージュの究極の白ワインのひとつと言われても理解できない。
後日、クリティエセレクションのオーセイ・デュレス・レヴァル2000年を抜栓したけれど、これは6本近く飲んでいる中で最も状態が良好だった。

レヴァルはバターやブリオッシュのようなシャルドネ特有の香りに、熟成した香りとレモン。素晴らしい感動をもたらしてくれるものだった。このエルミタージュ・ブランとは2年しか違わない、そして価格も3,400円程度だったので、オーセイ・デュレスに分配があがる。

今年の誕生日に飲んだ「エルミタージュ ラ・シズランヌ」も一本真剣に対峙したけれどガッカリだったので、私自身の好みはローヌは嫌いなのかもしれない。
ヌフ・デュ・パプは感動するほどだったので、効率よく南フランスを研究するのは有識者に合わないと難しそう。

ちなみに、左のジョルジュ・グラントネイ10本ほど飲んでいるけれど、コンディションの悪い1本で、ややホコリっぽくカビのニュアンスもある。明確なブショネじゃないけれど、飲むのが苦しい1本。
セールで2100円だったので理解できるけれど、現在の定価の4000円で購入してコレだったらかなりきつい。
広域ブルゴーニュはめちゃめちゃ美味しい村名以上の1本に出会うこともであれば、ひどいゴミのような部分を引くこともあるかなりのガチャなので、根気強く続けるしかなさそう。

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