【音楽】シンガーUAの魅力

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1995年にデビューしたUA(うーあ)。大自然のように豊かでやわらかく、生々しい。心に何かを訴えかける歌声で聴く人に衝撃さえ与える歌声から、そのファンも多い、シンガーのUAの魅力についてご紹介いたします。

ただ綺麗、上手いというだけではない、歌声

UAの魅力、それは例えようのない雰囲気ある歌声にあります。

単に、上手く綺麗なだけでなく、子どものような、動物のような純粋な危うさも持ち合わせ、その不安定さが聴く人を引き込む魅力を持っているのだと思います。そして何か辛い過去があったからこそ分かる人の痛み、それからくる優しさのようなものも強く感じます。その全てを集約し「美しい」と言った方がいいかもしれませんね。

それらを強く感じることのできる、彼女の代表曲でもある「情熱」

明るく、ソウルフル、パワフルに、切実に、そして淡々さも感じさせる歌い方。いろいろな要素、想いを感じさせ、相手を思想や思惑の中にうずめつつも、結果的に音楽そのものを楽しみ遊んでいるだけにも見えてしまう純粋さ。どうなんだろう?何を考えているんだろう?と彼女の頭の中や、想いを無意識に探ってしまう、ずるいともいえる魅力はUA自身の持つキャラクターゆえのことなのでしょう。

続いて、彼女の歌声の可能性と才能を感じさせてくれるのが、ジャズミュージシャンでもある菊地成孔とのコラボ作品。
「UA x 菊地成孔」名義のアルバム「cure jazz」より、ポール・ウィリアムスのOrdinary foolのカバーです。

菊池成孔の上品かつ色気あるサックスに、UAの歌声がしっとりと絡み合い、何ともいえない雰囲気に。良い意味での重みのある甘さ、気だるさを感じさせてくれます。息づかいまでがしっかりと聞こえるのはJAZZならでは。UAの声色を堪能してください。

女優としても活躍

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その雰囲気ある佇まいから、時折、女優としても活躍しています。

UAが出演した中でも印象的な作品は2002年に放映されていたテレビドラマ「私立探偵濱マイク」です。エゴラッピンのあの曲「くちばしにチェリー」がオープニングソングに用いられたことでも知られていますね。

作品ごとに監督の変わるオムニバスチックな新しいスタイルとそのハイセンスさから、当時の若い世代には熱狂的なファンも多かったようです。そして出演者、セットに漂うクールな雰囲気からファッション的要素も含め注目されていました。

UAが出演しているのは「歌姫」というタイトルのついた第2話。劇中では歌手役を演じ、歌うシーンもいくつか登場。ストーリー内容はだいぶ衝撃的ですので、心してご観覧ください・・・。作品を観ていて受けた印象はUAが誰かを演じるというよりも、UAそのものがそこに登場しているようなものだな、ということ。普段、歌しか聴くことがないので、普通に会話などをしているのが不思議な感覚でもありました。

(見てみたいよ〜〜!というお方、わたくしmofuwaはリアルタイムな世代ではなかったため、DVDをレンタルし、無事観ることができましたよ〜。)

浅井健一とのバンド、AJICOでの活動

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先ほどの菊池成孔 × UAなども含め、様々なアーティストとコラボしていましたが、その中でも大きなプロジェクトであったのが浅井健一ことベンジー(元ブランキー・ジェット・シティ)とのバンド、AJICO(アジコ)です。

バンドメンバーは浅井健一の他に、各方面で活躍する美人ベーシストTOKIE、サウンドもクールガイなドラマー椎野恭一。シングル3枚、アルバム1枚のリリースと1年ほど活動ではありまたが、音楽性の持つ透明感や純粋さから、ファンも多く存在していました。

そんなAJICOのおすすめ曲の1つは「ペピン」。

ベンジーとUAの、それぞれの持ち味を生かしたボーカルがクール。激しめのロックサウンドながら、深いリズムを感じさせてくれます。中盤のベンジーのギターソロには痺れますね〜。

続いて、「美しいこと 」

壮大なリズムのイントロからガラスのようなギターを筆頭に曲がスタート。ナイフのような危うさのある、美しすぎるツインボーカルにはゾッと鳥肌が立ってしまいます。

AJICOというバンドがこれだけ注目を浴びたのはシンプルに”いいバンド”であったからかもしれません。個人のサウンド相性とそれぞれがキャラクター立ちする点でバランスが良く、観ていても聞いていても気持ちがいいです。参考にしたくなってしまう良いバンドの例、とでも言いましょうか・・・。

そしてやはり、ベンジーの惚れ込んだUAの素晴らしい歌声があってこそのこのバンド、ということを強く感じさせます。

 

今回はUAの魅力についてご紹介いたしました。

UAの歌声は色褪せず、いつどのアルバムを聴いても、感動と新しい発見を与えてくれますね。これからもその歌声でファンを魅了しつづけることでしょう。