【写真&レビュー】Paul Smith London ポールスミスロンドンのスーツ 特徴と評価

Paul Smith Londonのスーツって有名だけど、実際どうなの??

今回はポールスミスロンドンのスーツを二着用意してレビューしてみます。

 

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Paul Smith London の特徴

 

 

ロンドンライン(London line)と呼ばれるビジネスシーンでの着用を想定したスーツを中心としたメンズウェアのライン。世界都市における主要なデザイナーズブランドのビジネススーツのレーベルの一つとして広く知られている。

というのがWikipediaの説明です。

実際にはビジネスでの使用を想定した実用的なスーツから、ポールスミスコレクションほどではなくても遊び心のあるスーツまで幅広くラインナップしてます。

基本的に安いものであればイタリア製の生地で中国製、ちょっと高級なものはイタリア製生地で日本製というものが多いです。

無地の黒や紺などのシックなものもあれば、やや派手なストライプやチェックもあり。

デザイン的にはそれほど他ブランドのスーツと異なるわけではありません。

シェイプはやはり、インターナショナルモデルとも呼ばれる標準的なものがメイン。英国のブランドであるポールスミスですがブリティッシュトラッド的なスーツはあまり多くなく、バランスのとれたシルエットのものが多いです。

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Paul Smith London 紺ストライプスーツ

 

それでは具体的にスーツ単体を見ていきましょう。

こちらは紺をベースにブルーとボルドーのストライプが交互に配された、オルタネートストライプ柄のスーツ。

遠目に見れば普通のスーツですが、ちょっと近づくと独特の色合いに見えます。

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生地全体に非常に滑らかで自然な光沢があり、ウールの良さがよくわかります。

近くで見ればこんな感じ。

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大胆なストライプなのであまり見かけないですね。ポールスミスらしい配色だと思います。

職種や状況によっては、ビジネス使用は難しい場合があるかもしれません。

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手触りが良いのも納得、CERRUTIのsuper 130’sウールです。

CERRUTIは1981年イタリアのビエラに設立されたウールメーカーで、生地メーカーの中では中上級クラスの生地を主として製造しています。

ゼニアやダーバンに比べれば華やかさに欠けるかもしれませんが、実用に耐え美しさのあるギリギリのラインをゆく生地は普段使いに最適です。

また、見ての通り世界地図をあしらった裏地を採用。

トラディショナルとモダンを掛け合わせるというポールスミスらしい遊び心です。ポケットのふちに使われているライトベージュが良いアクセントになり、細かく正確なステッチと相まって高級な印象を醸し出しています。

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襟の裏はしっかりと裏地が着けられていて、これが立体感を生み出しています。

細かいところの縫製もレベルが高く、流石といえますね。

ショルダーのラインはナチュラルで着心地が良い。

もうしばらく着ているスーツですが、型くずれ等はありません。

 

 

Paul Smith London サキソニー生地 ガンクラブチェック柄スーツ

 

今度は秋冬向きのスーツ。高級なサキソニー生地を使っています。

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サキソニーはそもそもドイツのサキソニー地方のメリノウールを使って作られていたことからそう呼ばれる生地で、今ではメリノ種の羊毛を使って起毛させた生地のことを差します。

非常に細番手の糸を使っているため、暖かみがありながらウーステッドに近い光沢と滑らかさを持っています。薄手ながら腰があるのでしっかりとシルエットが決まり、冬素材特有のぼんわりとした感じにならないのが特徴。

やや繊細なので取り扱いには気を使いますが、冬素材にしては本当にすっきりとした生地です。

 

このスーツの最大の特徴は柄。

英国のトラディショナルなチェック柄であるガンクラブチェックが、非常に風格のあるスーツに仕立てています。

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スーツ自体は日本製。

生地はイタリア製ウールというふうに聞いています。

こちらもやっぱり作りが丁寧で、それほど大きな技はありませんが、何度も着たくなるような確実な魅力があります。

シェイプはナチュラルですが、ややコンストラクテッドなショルダーラインと、広めのラペル、それにセンターベントの組み合わせがブリティッシュライクです。Paul Smith Londonらしい、現代的な英国調スーツの解釈だと思います。

ニューブリティッシュといった印象ですが、個人的な欲を言えばチェンジポケットも欲しかったです。

 

 

 

ポールスミスで買いたい理由を見つけよう

 

Paul Smith Londonのスーツは、流石定番だけあって品質が安定しています。

どのデザインのモデルを手に取っても値段に見合った価値があります。

……と言いたいところですが、Paul Smithというブランドを選ぶなら理由が欲しいところ。

例えば最初に写真のように遊び心のある着こなしがしたい、Paul Smithだからこその柄や生地感が欲しいなど。

そうでなければ、同じような質のスーツが6万円程度で買えるのも事実なのです。

また、スーツで言えばBurberryのブラックレーベルなどもPaul Smith Londonと同じような値段で、非常にスタイリッシュなものを揃えています。

Burberry Black Labelのスーツは随所にシルバーがセンス良く散りばめられていてエレガント。スーツ自体が華やかな魅力を持っていますから、普通に着こなすならこちらの方がかっこ良く決まります。

ポールスミスはそれ単体は意外と地味で“着こなし次第”という節がある。

ポールスミスロンドンのスーツは値段に見合っていますし、品質も良い。でもそれだけでなんとなく選んでしまうよりは、「必要だから選ぶ」という姿勢で買いたいスーツです。