【レビュー】monsieur NICOLE ムッシュニコルのジャケットは買いか??【カノニコ生地】

丸井などの百貨店でよく見かける、ちょっと綺麗目でお洒落な雰囲気のmonsieur NICOLE。

今回はイタリアCANONICO製の生地を使用した、ムッシュニコルのジャケットを入手! ブランドの特徴を解説しながらレビューしていきます。

 

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monsieur NICOLEってどんなブランド??

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そもそも何て読むんだ、モンシエウルニコウル?? 実はムッシュニコルと言って意外に歴史の長いブランド。

文化服飾学院の卒業生である松田光弘が1967年に立ち上げたニコルが展開するブランドなのです。

monsieur NICOLE ムッシュニコルはABA House アバハウスやTAKEO KIKUCHI タケオキクチなどと並ぶDCブランドです。やはりターゲットとなる年齢層の中心は30代で、値段帯はTAKEO KUKICHI タケオキクチよりもちょっと安い程度。

根っからのカジュアルよりも、ちょっとタイトなシェイプを持つトラッドが多く見られます。

これはトラッドを現代的に解釈するというmonsieur NICOLE ムッシュニコルの理念からで、トラッドのスタイルをベースとしながらもそれを現代にそぐう形にして発表しているわけです。

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そして今回レビューするジャケットはmonsieur NICOLE ムッシュニコルの中でもex/tra エクストラというラインのもの。

こちらはNICOLEの最上級ラインの一つで、国内や国外の有名な生地や高級服地を使用したドレッシーなアイテムを発表しています。

 

 

 

ムッシュニコルの考えるトレンドが分かるジャケット

 

そういうわけで色々と紹介してみましたが、まあうんたらくんたら語るよりもジャケットを実際に見てみるのが一番。

こちらがmonsieur NICOLE ムッシュニコル エクストラのジャケットです。

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ダブル!?

そうなんです、実は2014年になってダブルのテーラードジャケットの良さが見直され、再流行し始めているのです!

しかもウィンドウペンのチェック柄は今年の再注目。このmonsieur NICOLE ムッシュニコルのジャケットはかなりトレンドに乗ったアイテムと言えるでしょう。

やっぱりトラッドをモダンで現代的なテイストにリアレンジする、と言うmonsieur NICOLE ムッシュニコルの理念が感じられます。

ダブルのジャケットなんか「オヤジくさ!」と思われてしまいそうですが、monsieur NICOLE ムッシュニコルが再構築すればこの通り。

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なんというか「気持ちがいい」、「これを求めてたんだ」と現代人が思えるシルエットと着心地。

いままでのダブルのジャケットの年配な雰囲気を感じさせないスリムでメリハリのあるシルエットで、これから再流行の間違いないダブルのジャケットは「こうあるべき」という感じのジャケットです。

 

 

伊CANONICO カノニコの生地はやっぱり凄い!

 

先ほどから気になっている方も多いかと思いますが、このジャケットの最大の魅力はもちろんイタリア製カノニコの生地。

カノニコはイタリアのビエラ地方に1936年に創業した服地ブランド。

ビエラ地方は特に良質な服地素材で有名な地域で、イタリアファッションを支配しているウール製品に使われる糸と生地の半分以上は、ビエラ地方で作られているとも言われています。

中でもカノニコはバーバリーやラルフローレン、果てはアルマーニといった世界的な一流ブランドに生地を提供しており、日本ではユナイテッドアローズやビームスなどのセレクトショップで一流生地として取り入れられています。

そんなカノニコの生地を使ったのが、今回のジャケット。

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春夏向けイタリア製の生地としては、最近CERRUTIチェルッティの生地を使用したEDIFICE エディフィスのジャケットをレビューしました。

そっちはシルク55%麻45%というやや特殊な生地。

しかしシルク生地のジャケットにしてはCERRUTIチェルッティは控えめで、素朴な印象。光沢感だけで言えばこのCANONICOの方がリッチに見えます。

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SUPER 110’sという標準よりもやや細めの糸を使ったウール100%の生地は否応なしに光沢があり、上品ながらもしっかりと主張する。

暗めのトーンでありながらもしっかりと引かれた、ウィンドウペンのチェック柄が印象的です。

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滑らかな手触りを始め、体のシルエットにしっとりとフィットする生地感や、涼しげな着心地。

すべてにおいて非常にレベルの高い生地です。

もちろんCANONICO カノニコにはSUPER 120’sを始めこれ以上に繊細な生地もあり。涼しげでざっくりと着る夏物ではSUPER 110’sでも十分ですが、もしSUPER 130’sのフランネルのジャケットなどに出会ったら、うっかり買ってしまいそうです。

 

 

この生地のジャケットを実売4万円で買えるのが嬉しい

 

残念ながらこちらのジャケットは中国製。

最初買う前にそれを見てちょっとためらったりもしました。

でもよく考えてみると、TAKEO KIKUCHI タケオキクチの同じようなグレードの生地を使ったジャケットが5万円。

1万円の違いで日本製か中国製か、とそういうことなのです。実際にはネット上でも言われているように、中国製のクオリティはまちまち。非常に良いものもあれば、ちょっといただけない品質のものも。

でも今回のこのmonsieur NICOLE ムッシュニコルのジャケットは丁寧に作られています。

 

手のかかるディティールである重ねボタン(キッスボタン)仕様の袖口。

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裏地はキュプラで、ステッチの安定しています。

ちなみに色使いも非常にセンスがありますね。脱いだときにも「あ、お洒落!」となるジャケットです。

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襟裏にはカラークロスが縫い付けられています。

この値段ですから特殊な技巧は使われていませんが、それでもしっかりとした縫製です。

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細部にいたるまで、しっかりとした作りです。

あくまで筆者である私の考えですが、品質さえしっかりしていることが分かれば中国製でもまったく問題ないと思います。

何より名門イタリアCANONICO カノニコ社の生地を使って、丁寧に作られたジャケットがこの値段で買える。

それだけで十分だと思います。

 

 

 

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そういうわけで、monsieur NICOLE ex/tra ムッシュニコル エキストラ のジャケットのレビューでした。

本当におすすめです!