【品質&評価】EDIFICE エディフィスのジャケットはおすすめ??【セレオリ】

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大人向けの上品なカジュアルウェアを多数扱うセレクトショップ、エディフィス。その中でひと際目立っているのが、インポート生地を贅沢に使用したテーラードジャケットです。

定価5万円ほどと他のテーラードジャケットの2倍かそれ以上の値段が付けられているだけあって、気になるけれどもなかなか一歩踏み出せないという人は多いはず。

今回はそんなEDIFICE エディフィスの5万円ジャケットが本当に「買い」かどうかを、検証してみました。

EDIFICE エディフィスってどんなブランド??

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まずはエディフィスがどんなブランドなのか、おさらいしておきましょう。

EDIFICE エディフィスは「何らかの意味において重要な建物」を意味する言葉で、ジャーナルスタンダードを運営するベイクルーズ社が展開しているセレクトショップ。

フレンチトラッドを基調としていて、コンセプトとしては「買い物をしているときから特別な体験ができるショップ」といったものがあります。

無地やボーダー等フレンチっぽさのある柄をシンプルに使ったカジュアルウェアをメインとしており、大人に似合う上品なカジュアル着こなしにピッタリなブランドです。

また日本製にこだわったアイテムも多く、品質や素材が良い服が多いのもEDIFICE エディフィスの特徴ですね。

EDIFICE エディフィスのテーラードジャケット

まずは今回の検証に使うジャケットを紹介します。

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こちらは2013年のEDIFICE 春物のテーラードジャケット。

CERRUTI チェルッティというイタリアの名門ブランドの生地を使ったシルクリネンのジャケットで、ネップ感のある独特な風合いが魅力。控えめなウィンドウペンなので、使いやすいですね。

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こちらも2013年の春物のテーラードジャケット。

Zegna ゼニアと並んでイタリアを代表する服地ブランドだと言われているLoro Piana ロロピアーナの生地を使ったジャケット。毛絹麻の混紡で、上品な光沢感と鮮やかなギンガムチェックの色合いが魅力です。

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最後はEts, MATERIAUX マテリオの春物テーラードジャケット。

マテリオは以前EDIFICE エディフィスが展開していたスポーツウェアのブランドラインで、今はなくなっています。ブランドの生地を使用しているわけではありませんが、ウールとシルクによるざっくりとした質感、ワイルドなシェイプが魅力です。

EDIFICEのテーラード、最大の魅力は生地!

エディフィスのこれらのジャケットは定価5万円という値段設定ですが、その理由であり、最大の魅力であるのがブランド生地です。

今回のジャケットに使われているCERRUTI チェルッティ、Loro Piana ロロピアーナをはじめ、CANONICO カノニコやORMEZZANO オルメザーノと言った定番のイタリア生地ブランドを贅沢に使用しているわけですね。

こういった生地はやはり値段帯も高くなり、どのブランドに行っても定価は4〜5万円になります。

逆に言えば、同じくらいの値段を出せば同じようなブランドの生地を採用したジャケットが他のブランドでも買えるということ。そう考えるとEDIFICE エディフィスのジャケットを選ぶ理由は何か??

それは「セレクトショップとしての売れ筋に媚びない姿勢と独自のセンスで選ばれた、個性的な生地を採用していること」です。

例えばこちらのジャケット。

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先ほど紹介したCERRUTI チェルッティの生地を使用したジャケットですが、注目したいのはCERRUTI チェルッティの中でも、シルク55%麻45%という非常に特殊な生地を、コラボレーションで製作しているということ。

このチェルッティの生地を採用したジャケットを作っているブランドとしてはnano・universe ナノユニバース(特にLibrary TOKYOやAQUOIBONISTE アクアボニストと言ったブランドライン)やUrban Reseach Doors アーバンリサーチドアーズなどが挙げられますが、いずれもこういった特殊な生地よりもややベーシックなウール100%が多い。

あるいはウール+シルクなどですね。

このEDIFICE エディフィスの生地はシルクと麻だけという珍しい組み合せのおかげで、控えめで上品でありながらも個性的なジャケットになっています。

こちらのLoro Piana ロロピアーナのジャケットは柄に注目。

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こちらは毛絹麻の定番の混紡生地ですが、非常に鮮やかなギンガムチェック柄になっています。

Loro Piana ロロピアーナの中でもこういった生地は非常にめずらしく、なかなか出回ることがない。他のセレクトショップ・ブランドであれば「5万円出してギンガムチェックを買う男性は少ない」という判断をするはずです。

ギンガムチェックのような柄を買うのは普通、安くて気軽にキャッチーで目立つアイテムが欲しい人か、あるいは徹底的にこだわっていて自分のコレクションに変わり柄が欲しい人がメインになりますよね。すると普通は1万5千円以下か、あるいは10万円以上という値段帯になります。

5万円でジャケットを買うのは、「いつもより上質なジャケットが欲しい」人が多いですから、いかにも上質さの分かるウィンドウペンやストライプなどを選ぶ場合が多いんです。

ですがEDIFICE エディフィスはあえて、Loro Piana ロロピアーナのギンガムチェック柄ジャケットを出したんですね。

セレクトショップとしての売れ筋に媚びない姿勢と独自のセンスで選ばれた、個性的な生地を採用していること。

これがエディフィスのジャケットの最大の魅力なのです。

ちなみにオリジナルの生地??を採用したダブルのジャケットですが、こちらもブランド生地に並ぶ上質さ。

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どんな生地なのか、素性が気になります。

エディフィスのジャケット、品質は値段相応??

これらのジャケットはあくまでセレクトショップのオリジナル、いわゆるセレオリです。一般的に不評なセレオリですが、エディフィスのテーラードジャケットに関してはどうなんでしょう??

これに関しては値段相応の作りだと思います。

まずは分かりやすいように、2つの視点から見てみましょう。

一つは襟裏の仕上げ。

もう一つは生産国。

例えばnano・universe ナノ・ユニバースのAQUOIBONISTE アクアボニストというラインは、EDIFICE エディフィスと同じようにイタリア製のブランド生地を使っていますが、襟裏には一般的に上質なジャケットの仕上げとされている「襟ひげ」加工がされている。

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こういう加工ですね。手間がかかるため、良いジャケットを見分ける一つの基準とされています。

しかしEDIFICE エディフィスのジャケットを見てみると、襟裏は実にさっぱりと省略されている。

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これがコストダウンのためなのか、あるいは夏物だから省略されているのは分かりませんが、気にする人は気になると思います。

価格は同じチェルッティ・ブランドの生地(素材やグレードは違う)で、nano・universe ナノユニバースで4万円、EDIFICE エディフィスは5万円。ナノユニバースには「襟ひげ」があり、エディフィスにはない。

しかしEDIFICE エディフィスは日本製で、nano・universe ナノユニバースは中国製です。

ちなみに日本製でブランド生地を使っており「襟ひげ」のあるジャケットとしては、BEAMS F のものが挙げられます。

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ですがBEAMS Fのジャケットは生地ブランドにもよりますが、平均6万6000円〜という値段設定。

極端な言い方ですが、EDIFICE エディフィスのジャケットに「襟ひげ」等のディテールが付けばBEAMS Fになり、それが中国製になればnano・universe ナノユニバースになる。

そういうわけで、分かりやすく「襟ひげ」「生産国」という二つの視点で見てみれば、EDIFICE エディフィスのジャケットはしっかりと適正な値段だと思います。

あとは、どこまでこだわるかです。

本当に「品質」と「日本製であること」にこだわるのであれば、ちょっと高いけれどBEAMS Fがおすすめ。ディテールは本格的な方がいいけど、生産国は気にしないという人ならnano・universe ナノユニバース。

そしてディテールよりもむしろ個性的な風合いや質感が欲しいし、最低限ジャケットは日本製が良いという人にはEDIFICE エディフィスがおすすめなのです。

ちなみにエディフィスのジャケットの中でも作りにはグレードがあり、例えば54000円のLoro Piana ロロピアーナ生地のジャケットは各部にハンドステッチや手縫い部分があったり、イタリアらしさのある台場仕立てだったりと細部にこだわりがあります。

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エディフィスでジャケットを買うのはおすすめか??

先ほども書いたように、コストパフォーマンスで言えばnano・universe ナノユニバース等も非常に良いジャケットを作っており、また品質的によりグレードの高い物が欲しければ他にも選択肢はあるでしょう。

柄や風合いはそれほど好きじゃないけど、まあイタリア製生地のジャケットが欲しいし……という人は、エディフィス以外にもいろいろなセレクトショップを見て回るのがおすすめです。

また、本気で品質にこだわり尽くしたジャケットが欲しいのであれば、それはおそらく11万円あたりのものになるはず。

BOGLIOLI ボリオリやLARDINI ラルディーニ、TAGLIATORE タリアトーレと言ったブランドのジャケットがこの値段帯であることが多いのは、様々なイタリア製ジャケットがこの辺でしのぎを削っているからですね。

しかし予算が〜5万円ほどで、エディフィスのジャケットに一目惚れしたのであれば、それは買って後悔しないでしょう。その個性や風合い、デザインに共感したのであれば本当におすすめ。

EDIFICE エディフィスと同じようなジャケット、というのはなかなか見つけることができませんし、おそらくそれはエディフィスだからこそ作れたジャケットだからですね。もちろん5万円に相当する品質も持ち合わせています。

ぜひエディフィスの個性溢れるジャケットを一着、あなたのワードローブのアクセントに。

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