【必見】クラウドファンディング入門【参加してみた】

クラウドファンディングとは??

クラウドファンディングとは、一言で言ってしまえば「インターネットを通じてお金を調達すること」です。震災の復興支援金集めにも活用されましたし、山中伸弥教授のiPS細胞の研究の際にも用いられていたようです。

前回の都知事選で、家入一真候補がクラウドファンディングを利用して必要資金744万円を集めたことも話題を呼びましたね。

不特定多数の誰もが援助をできるので、従来の方法より格段に少ない負担で資金調達が可能になるのです。

全国公開を目指す映画『ヴィオレッタ』に資金援助してみた

今回は実際に、初めてのクラウドファンディングに参加してみました!

利用したのは、MotionGallery(ハイパーリンク: https://motion-gallery.net)というサイト。主に芸術的・創造的な活動を支援するファンディングを扱っています。
MotionGelleryでは、プロジェクトを起案し資金を集める人のことを「プレゼンター」、掲載されているプロジェクトに対し資金を援助する人のことを「コレクター」と呼んでいます。今回はコレクターとして参加。

コレクターは、プロジェクトに対し資金を援助する代わりに、プロジェクトが実現した際には特典を得ることができます。特典はここでしか手に入らない特別なグッズや体験が多いです。

今回筆者が参加したのは、

『カンヌ映画祭を騒然とさせたフランス映画「ヴィオレッタ」。映倫問題に揺れる中、監督来日を実現し、全国公開をめざす!』

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というプロジェクト。(注: このプロジェクトは既に終了しています)

この映画は2011年にフランスで制作され、カンヌ映画祭で批評家週間50周年記念映画として上映もされたものです。

しかし、「母親が娘のヌードを撮影する」というテーマが物議を醸し、日本での全国公開が危ぶまれていました。そこでクラウドファンディングによって、監督・主演女優の来日渡航を実現させ、作品について直接語っていただく場を儲けよう、というプロジェクトが立ち上がったのです。

支援=ファンディングまでの手順

コレクターになるためには、まずアカウントの新規登録が必要です。メールアドレスか、Facebookアカウントのどちらかで登録できます。

登録が完了したら、支援したいプロジェクトを選びます。

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プロジェクトページを開くと、このように、一番上にはプロジェクトの概要、下の左側には詳細な内容が書かれています。右側にはこれまでに投資したコレクターの数、集まった額、残り日数、そして応援する値段ごとに得られる特典が表示されています。

コレクターは「チケット」の中から希望する額を選びます。このプロジェクトでは、チケットは3,000円から1,000,000円までの9つの選択肢に分かれていました。

筆者が選んだのは5,000円のチケットで、特典は、①コレクター限定の情報を共有 ②映画鑑賞券×2枚 ③「ヴィオレッタ」のパンフレットとスチルデータ
です。

ちなみに高額のチケットになると、試写会打ち上げパーティに招待してもらえたり、劇中に登場するヴィンテージカメラがもらえたり……

さて、チケットを選択したら、銀行振込もしくはカード払いで支払いを終えれば、応援が完了です。あとはプロジェクトの結果が出るのと、特典が届くのを待つだけ。
このプロジェクトでは当初の目標金額の2,000,000円には達しませんでしたが、40人のコレクターから352,000円が集まり、監督と女優の来日が実現しました。現在、全国14ヶ所の映画館で上映が決定しています。

さて、届いた特典がこちら。

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ご覧の通り、5,000円でこれだけの特典が届くというのは決して割高はありません。スチルデータ(現場写真)はディスクに100枚弱入っていました。

クラウドファンディングは得するのか??

実際に参加してみてわかったことですが、クラウドファンディングとは必ずしも寄付のようなものではなく、相応の見返りがある場合が多いです。

参加する動機は、単に「応援したいから」というものだけに留まりません。限定の特典がもらえるからという下心でもいいし、先見の明がある人は投資の意味で参加してもいい訳です。

ですから先が読める人は、金銭的に得をする場合も多いでしょう。

しかしなによりの楽しみは、「自分がそのプロジェクトに参加したのだ」という実感が持てることではないでしょうか。実際、映画や音楽制作のプロジェクトなどは、支援する金額によってクレジットロールに名前を載せてもらえる場合もあります。

自分の興味のあるアーティストや実業家の活動の一端を担うことが、クラウドファンディングを通じて、簡単にできるようになったのです。
密かに応援しているアマチュアミュージシャンのCD制作を応援したり、世界を救うかもしれない研究に投資したり……
皆さんの応援次第で、素晴らしい作品や発明がこれからもまた生み出されるかもしれないと思うと、なんだか素敵じゃありませんか?

 

筆者

五島匠馬(SHOMA GOTO)