テイスティング

ワイン

ジョルジュ・ルーミエとジョルジュ・ミュニュレ・ジブールの比較テイスティング

渋谷のワイン店で運良く試飲できたのですが、ブルゴーニュワインの世界観が変わるほどの体験でした。 同じ感覚を得たのは、3年ほど前にシャトー・ラトゥール1989年を抜栓したときでした。 「美味しいワイン」というのは何度も飲んだことがありましたが...
ワイン

シャトー・オー・ブリオン2002年とシャトー・マルゴー2006年

オーブリオン 2002 意外に普通!? こう言っては失礼だけど、この程度の味の右岸なら何度も飲んでいる。 香りはキューバ産葉巻が湿ってるような神々しさがあるけれど、味はライトで、右岸最上級とは思えないほと軽快。酸味も強く、どちらかといえば香...
ワイン

ベリーズ シャブリ 2019 ドメーヌ・デュ・コロンビエ

Berrys' Own Selection Chablis ベリーズ・オウン・セレクション シャブリ 2019 Berrys' Chablis, Domaine du Colombier BB&R 新樽率100%のためか強烈なバニラの香りが...
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特級モンラッシェ飲み比べ

シャルルヴァン カネイ 2019 シャルル ヴァン カネイ ムルソー シャルム/ シャルル・ヴァン・カネイ(Meursault 1er Cru Les Charmes Charles Van Canneyt 2019) 柚子、柑橘系、日数た...
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ラドワ シャン・ピュシュエ 2008年 ルー・デュモン クルティエ・セレクション

ラドワ・シャン・ピュシュエ 2008年 ルー・デュモン・クルティエ・セレクション Ladoix Champ Pussuet 2008 Lou Dumont Courtiers Selections AOC Ladoix Rouge 開栓直後...
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ジャイエ・ジル JAYER GILLES ブルゴーニュ・コート・ド・ニュイ2016

エノテカで試飲させてもらいました。 口開けのテイスティングですが、古典的な作りの長期熟成を前提とした味わい。 開封直後は香りは弱いですが、タンニンの骨格がしっかりとしていて酸化や劣化のニュアンスは全くありません。口当たりも滑らかで、ありがち...
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Auxey Duresses Le Val Blanc 2000 / Lou Dumont

Auxey Duresses 1er Cru Le Val Blanc 2000 Lou Dumont Courtiers Selection 白トリュフ、塩豚の燻製、ベーコン、藁の野焼き、クリームチーズ。穏やかな乳酸発酵で出てきた香りは食...
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2008年 シャトー ロシェ ベルヴュー フィジャック

シャトー ロシェ ベルヴュー フィジャック (サンテミリオン)Ch. Rocher Bellevue Figeac 今年1月の福袋に入っていた、1本3千円弱のボルドー。 正直ボルドーの3千円というのは全く期待せず、「どーせ、マズイインチキ○...
ワイン

シャトー・ラフィット、マッセート、ヴァシィーナの比較

シャトー・ラフィット・ロートシルト Chateau Lafite-Rothschild カリュアドの延長線上、クリーミー、獣、腐葉土 ラトゥールよりスケール小さい とにかく滑らか、クリームチーズと小麦粉 バター、生クリーム、小さな小粒の酸味...
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トロボー ブルゴーニュ 2019

トロボーのACブルゴーニュ 瞬時に完全除梗と分かる、冷たいクランベリーの香り。トップノートに強いアルコールを感じると思ったら14度らしい。シャルロパンやメオカミュゼに似たテイスト。 アーモンドを空炒りするときの油の香り。果皮由来のタンニンと...
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ルミリュウ 2019 シリウスLe Milieu Sirius

ルミリュウ 2019 シリウスLe Milieu Sirius 香りは小梅、珈琲豆(コロンビア)、葉巻、チョコ。味わいは未熟なプラム、苺の葉、桑の実。 根が弱い、枯れているというより製造上で酸化している。古い缶コーヒーを飲んでいるよう。湿地...
ワイン

シャルル ノエラ 2014年と2015年 ブルゴーニュ白

シャルル ノエラ 2014 ドリップ出たマグロの赤身、水道管、フィリピン産パイナップル、米糠と金属臭。ピュリュニーの近郊 2015 円熟したシャルドネ、新樽のバニリン、ハンガリーの蜂蜜、コートドニュイ とにかく、シャルル ノエラのACブルゴ...
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1990 Domaine de la Tour / DANIEL JOBLOT

農村にある古びた教会で、毎月催されるオルガン演奏を眺めているような感覚。お世辞にも華やかとは言えず、単調で定型的な味わいで、古樹でもなく霊的なものはないけれど、求めるブルゴーニュの味わいを最小限で表現をしている。 抜栓直後は強い酸味が目立っ...
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シャルロパン / ジュヴレ シャンベルタン 2019 ラ・ジュスティス

香りはカップ咲きの真紅の薔薇、冷凍ではない生のラズベリーと木苺、割りたての薪、紫檀、香木。味わいは極めてドライ、18VTの果実感とは対極的。ルーデュモンもびっくりの辛口。 余韻は短く、後から新樽のバニリン。 完全除梗でもタンニンの骨格がある...
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G.C. ラトリシエール・シャンベルタン 2004 アンリ・ギュナール

一言で表すと、人間性が伴わないまま組織の中枢に抜擢された男。 支えるミネラルの質がGCの葡萄と異なるのが明らか、それなのに香りに特徴はなく芝生を刈っているような平凡なグリーン。 クリーム、カシスリキュール、1990年以前のギイアッカ系に熱が...
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エマニュエル・ルジェ ニュイ・サン・ジョルジュ

Emmanuel Rouget インク、ヨーグルトの酸味、しなやかな骨格がある 作りが古風でシャルロパンよりドライ、冷涼なのに濃い 時間経つとカリピノのようなバニラとエキスが出てくる Georges Jayer 香木、白檀、肉桂のような複雑...
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アンヌ・グロ Anne Gros / Bourgogne Chardonnay 2019

葡萄はマコンらしいけど、イランシーの赤にそっくりの香り。雑味は全く無く、ぼってりと重い果実感。 最近、シャブリや甲州に慣れていたので少々重く感じる。アルコールの質感が非常に良く、常温でも飲めるほど。 Anne Gros / Bourgogn...
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ヴォルネイ V.V. 2019 ロシニョル・フェヴリエ

'19の広域ブルが、グラントネイの上位互換の美味しさで感動して慌てて'17のヴォルネイV.V.買った。 結果、青っぽく未熟な野菜が前面に出ていてグラスを空けるのが苦痛なほど。ヴィンテージの大切さを再確認したという。 抜栓2日後 残量が半分、...
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ルー・デュモン フィサン 2010年

強烈に酸化している。ルー・デュモンACブルゴーニュの1989年、2000年など数多く飲んだけれど、中でも強い酸化。 元々のブルゴーニュワインの酸味もあるけれど、コルクや瓶内、添加などによる経年変化によるものが大きい。かなりのブルゴーニュ慣れ...
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ジョルジュ・シコトDom. Georges Chicotot コート・ドール ルージュ 2019

還元臭、シソ・梅 フィサン、バラバラのぶどうが混ざった感じ、ちょっと鉄 完全除梗に近い ミッシェルグロ ニュイ・サン・ジョルジュ15年に似ている。 酸味が小粒ベリーで軽快。近年のブルゴーニュに近い作りだけれど、トロボーのそれと比べると雑味が...
ワイン

ドメーヌ・テナール Domaine Thenard ジヴリ2017年

ワインを長くやっていると、先入観によって本当に価値のあるものを見逃してしまうことがあります。 例えば、ブルゴーニュであれば「ジュヴレ・シャンベルタンやヴォーヌ・ロマネが最もおいしいワインの村である」 「評価されている村こそが素晴らしい、他の...
ワイン

中央葡萄酒 グレイス甲州 菱山 2020年

菱山を散歩したのは、もう5年近く前のことになります。 テイスティングイベントにバスツアーで参加して、畑ごとの特徴の違いなどを聞きました。 こんなことを言うとミモと馬鹿にされてしまうのですが、メルシャンの「甲州」にハマっていて、りんりんとグラ...
ワイン

「ルイロデレール」新コレクション242、243比較テイスティング

テイスティング行ってきました。 稽古の答え合わせしてくださったご婦人、ありがとうございます。 コレクション242 ナッツ、レモンピール、昔のより良くなってる ハーブ レモングラスとローレルのような 甘夏の果皮のような明るく快活な酸味 尖って...
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GARGERYガージェリーのビールは美味しい?

某所で話題のGARGERYガージェリーを飲んで来ました。 ヴァイツェンからスタート。正直、国産ビールそれも瓶ビールへの期待は薄かったのでジョークグッズとして注文してみました。 一口飲むとライトな味わいなのに、しっかりコクと旨味があるビールで...
飲み物

クロ・デ・パプ (ポール・アヴリル)から2千円代まで『ヌフ・デュ・パプ』は美味しい?

日々是修行。はい、こんばんは今日も元気にワイン修行。 初のテーマ『ヌフ・デュ・パプ』は美味しいのか?ボルドーとブルゴーニュばかり飲んでいますが、南フランスについて語ってみます。 シャトーヌフ・デュ・パプ クロ・デ・パプ・ルージュ2015 シ...
飲み物

『高級ワインとは何か?』シャトー・マルゴー2018年とムートン2017年のテイスティング

年末に、「『超高級ワイン』は本当に美味しいのか?10万円以上のワインを同時テイスティング」という記事を公開しましたが、今度はシャトーマルゴーとシャトー・ムートン・ロートシルトの2本をテイスティングしました。ワインを探求する者の端くれとして、...
飲み物

千円ワインは闇の味、格安ワイン レビュー Château Salauze Minervois 2018 / LES TEYSSERONS 2017

日々是修行。さて今回は、うきうきワインの玉手箱のハズレ的に詰められているワイン2本をご紹介。 あんまり面白くないレビューなので、こちらの記事もどうぞ! Les Teysserons Haut Médoc(レ・テイセロン オー・メドック) 2...
飲み物

2018年シャンボール・ミュジニー1級畑の比較〜ルシアン・ルモワンヌ、ヒュエ、パンショ、パトリスリオン、シゴー

ブルゴーニュとは何か 初めのうちはワインというのはとても楽しく、何を飲んでもおいしいと思いました。 私がブルゴーニュを初めて出会ったのは3,000円の『ジェラール・ラフェ』で、村名ブルゴーニュを思わせる大人っぽい香りに大喜びしていました。「...
飲み物

3級シャトー・ボイド・カントナックとボルドーワイン2013年の作柄

湿ったマデューロの葉巻、鬱蒼とした森の湿った土、ゴボウの皮と土、プラムの果皮。 イチゴ香料のキャンディ、ドロップ缶のキャンディの粉の部分、赤身の牛の血生臭さ。 明け方の濡れた庭の薔薇、雨の日の庭の散歩。 うまい、うまい、これでいい。これでい...
おすすめの記事

『超高級ワイン』は本当に美味しいのか?10万円以上のワインを同時テイスティング

今年もありがとうございました。みなさん大人になれましたでしょうか? 例年以上に厳しい寒波が懐を直撃していますが、少々無理をして羽振りの良い高級ワイン話で年末を〆たいと思います。 掴みどころのない長文になってしまったので結論からいうと、高級ワ...