GARGERYガージェリーのビールは美味しい?

一人暮らしの教科書

某所で話題のGARGERYガージェリーを飲んで来ました。
ヴァイツェンからスタート。正直、国産ビールそれも瓶ビールへの期待は薄かったのでジョークグッズとして注文してみました。

一口飲むとライトな味わいなのに、しっかりコクと旨味があるビールで、下面発酵のエビスや一番搾りの生とも違う、本場ドイツやチェコのビールとも違う味わいです。

無濾過のためか、どっしりとボディがあり生ビールのように美味しく感動してしまいました。わざと厳しく評価するならば、ホップ由来の香りや仕込む酵母の香りがつまらない、そんな部分もありますが今年飲んで感動したビールのひとつです。

グラスが特徴的で、ルーン文字が描かれているもので、試供品ではなく実費で購入しているそうです。クリスタルグラスで、土台の鉛の含有率はまずまず。透明感も高く、演出としては素晴らしいです。

これ、デザインでやっているそうですが、かなり良いグラスだと思います。ビールというのはゆっくり飲むと、後半になって味が酸化してきて不味くなります。

いくら美味しい生ビールでも、そこに1口だけ残して2時間経ったらどうでしょうか…?不味くなりますよね。

このガージェリーの構造は、飲んでいくほどにテーパードされていき空気に触れる面積が少なくなります。それだけでなく、スタンドのガラス層があり温度が逃げにくい構造です。

デザインとしても面白いですが、実際に味が良くなるような気がします。少なくとも瓶から直接飲むよりも何十倍と美味しくなるはずです。

ガージェリー・スタウトも飲んでみました。
公式のテイスティングノートでは「ロースト麦芽の香ばしさと、エール酵母由来の甘いエステル香(フルーティな香り)、芳醇な赤ワインやエスプレッソを思わせる柔らかい甘みと上品な苦味のバランスが取れた味わい。温度変化による香味の移り変わりをゆっくり楽しむこともできる。」とあります。

いうほどエステリーか?と思いますが、バランスが極めて良いです。ドイツにありがちな、強い焙煎とコクを全面に出したパワフルなスタウトではなく、ギネスを更にマイルドにした軽いタッチの味わいです。

かといって、物足りなさもなく、ビール初心者でも安心して楽しめるような味わいです。

まるでPR記事のようになってしまいましたが、Stella Expressでは美味しいものは美味しいと書いているので、今後も何度か試したいです。

共通していえることは、雑味がなくクリーンであることです。クラフトビールは千差万別ですが、工場がエチゴビールのためか、中でも市販のビールメーカー寄りです。
正直私はエチゴビール嫌いで、缶ビールはマズイ、伊豆の国ビールとかいって新潟で作ってまずいなど、許せないことが何度もありました。しかし今回のガージェリーはビール好きにも一度は飲んで欲しい1本ですね!

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