自分だけのスーツスタイルを作り出す 〜 静岡伊勢丹の『メイド トゥ メジャー』

メンズファッション

“最先端”と“最高峰”を知る静岡伊勢丹でスーツを作る

日本には数多くの百貨店やセレクトショップが存在しており、それぞれが独自の価値観でセレクトし、イタリアを始めとした世界中の素晴らしいアイテムを日本へと運んでいます。

その中でメンズファッションの聖地とも言われ、ちょうど日本のメンズファッションの羅針盤のような役割を果たしているのが伊勢丹です。

伊勢丹はただの百貨店ではありません。

イタリアで最先端を行くブランドとコレクションを、その鮮烈なインパクトと共に日本へ紹介する。またキートンやアットリーニといった世界を代表する一級ブランドの感動を常に提供し続ける。世界のトレンドが向かう先を常に一歩リードして歩きながら、人々が最後にたどり着く究極のクラシックの世界を同時に用意している。

伊勢丹は最先端を知り、最高峰を知る唯一無二の百貨店と言えるでしょう。そして今回取材させていただいた静岡伊勢丹は、常に静岡のメンズファッションとライフスタイルを牽引する百貨店です。

今回はそんな特別な百貨店である静岡伊勢丹でスーツを誂えること、気軽でありながらも本格的なスーツの世界をしっかりと体験できる伊勢丹の『メジャーメイド』を紹介いたします。

日本の一流テーラー達が提唱するスタイルから選べる

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とはいえ『メジャーメイド』といえば、つまるところパターンオーダー。パターンが決まっていて、生地やディテイルを選んで微調整をするだけでしょ?? と思われるかもしれません。

しかし伊勢丹のメジャーメイドはそのパターンが違う。日本のビスポーク界の第一線で活躍する一流のテーラーの個性的なスタイルを用いて、自分のスーツを作ることができるんです。

例えば一番左のテイラーケイドは渋谷で活躍するテーラー山本祐平氏のハウススタイル。

このスタイルの原型は、3ッ釦段返り&ナチュラルショルダーを特徴とするナンバーワンサックスーツにあります。これは日本で懐かしまれるような特殊なアメリカトラッドではなく、昔から本当に洒落た人々が当たり前のように着ていた、正統派のトラッドを表現したスーツとのこと。

シルエットは自然で身体を包み込むようなラインが、着ている人の余裕を感じさせます。例え勝負スーツであったとしても、まるでそれを毎日着て、毎日お洒落に親しんでいるかのような余裕ですね。

中央のスーツのテーラー&カッターは、イギリスの名門で王室御用達のテーラーであるGIEVES & HAWKESで修行した有田一成氏の展開するブランド。

スーツをビジネスウェアの枠に当てはめることなく、着ること自体を楽しむようなスタイルを提唱するテーラー&カッターのスーツは、大胆でありながらどこか英国調とクラシックな雰囲気を感じさせる、

右のスーツは、岡本良夫氏のミリオーレです。

ミリオーレは6ラインと呼ばれる独特のカーブを特徴とした前身頃を持ち、全体的に非常に独創的なデザインです。

ミリオーレはアンコンのジャケットブームが始まり、昨今流行のナポリ仕立ての雰囲気を盛り込んだジャケットが現れるよりも前から、ナポリ仕立てのような軽快さと柔らかさを、独自のデザインと融合して全く新しいスーツを作っています。

ミリオーレはテーラーでありながらも、アーティストと言っても過言ではありません。

そして編集部のイチオシは、シゲアキナオイのスタイル。

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上品でありながらも堂々としたラペルから、高めのゴージライン、ナチュラルショルダーの曲線と全てが相互に作用し合って美しいバランスを生み出す彼のスタイルは、着心地とシルエットにとって良い技術や仕様を積極的に取り入れ、既存のスタイルに捕われることなく独自に作り上げたものです。

新しいバランス感であり、時代に沿ったスタイルでありながらも、常にクラシックな安定感を覚えさせるシゲアキナオイモデル。肩パットなど副資材を少なくし、立体的なシルエットで着心地にもこだわったこの仕立ては、ビジネスからカジュアルまで幅広い用途に対応するスーツだと思います。

このように伊勢丹の『メジャーメイド』では、日本で活躍する様々な一流テーラーの提唱するスタイルを一挙に見ることができ、そこから選んで自分だけのスーツを作ることができます。

普通は一般的なスーツを自分のサイズに合わせて調整する、といった程度に収まるパターンオーダー。しかしこの伊勢丹の『メジャーメイド』は、通常フルオーダーでしか手に入れられないようなスタイルでスーツを仕立てることができる。

すなわち伊勢丹の『メジャーメイド』でスーツを作ることは、洋服を誂えるビスポークの世界を体験することに他ならないのです。

自分の感性を表現する生地に出会う

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伊勢丹の『メジャーメイド』の魅力は、その個性的なスタイルだけには収まりません。

より着る人の感性に近い世界である『生地』を幾千もの選択肢の中から選べること、またコストパフォーマンスに優れたパターンオーダーでありながら、ボタン等のディテイルを好みに合わせて選ぶことができることもまた、この『メジャーメイド』の魅力です。

選べる生地は良質で低価格を実現した国産生地から、インポートの高級生地まで実にさまざまです。

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イタリアの生地であれば、誰もが一度は自分のスーツを仕立ててみたいと願う、エルメネジルドゼニアやタリア・ディ・デルフィノなどイタリアの一流生地ブランド。イタリア生地の魅力を手軽に楽しむことが出来るカノニコなどのコストパフォーマンスに優れたブランド。

またその他であれば常に生地ブランドの最高峰に位置するフランスのドーメルや、再び注目を集める英国生地テイラーロッジなどさまざまです。

特にこちらのドーメルのヴィンテージ復刻生地は、まだ伊勢丹のメジャーメイドでしか仕立てることのできない特別な生地。

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すでに流行が始まってからしばらく経つ、繊細で軽やかなことを売りとするイタリア生地とはまったく違った趣を持つこの生地は、これから来るであろうヴィンテージ感のある生地の再ブームを間近に予感させます。

確かにアットリーニのセカンドラインであるスティレラティーノや、キートンのセカンドラインであるサルトリオなどイタリアファッションを牽引しているブランドでは、すでにヴィンテージ感のある生地を用いたコレクションが多数見られますね。

「良い物を長く使う」という世界の傾向が、長年の着用で柔らかさと風合いが出てくるようなヴィンテージ調の生地の特徴とシンクロしてきているのかもしれません。

このように伊勢丹の『メジャーメイド』では、本当に多くの生地コレクションから自分にぴったりの生地を見つけ、自分だけのスーツとして形にすることができます。

生地選びはパターンオーダーでは殆どメインの選択とも言えるもの。特に慎重に、せっかく作るからには後悔しないように選びたいところです。

静岡伊勢丹の『メジャーメイド』であれば、落ち着いた空間で腰掛けながら、ゆっくりと自分の理想に近い生地を探したり、自分に新しいお洒落の感覚をプレゼントしてくれるような生地に出会ったりすることができるはずです。

自分で自分のスタイルを作り出す街

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静岡は残念ながら、東京や名古屋に比べればセレクトショップやアパレルショップが少ない街です。シップスやユナイテッドアローズのメインライン、トゥモローランドのメンズラインと言った他の県では当たり前のように展開されているセレクトショップが無いことで、特にドレススタイルでは少し不利な状況ですね。

しかし静岡伊勢丹には『メジャーメイド』がある。どんなセレクトショップのどんなブランドよりも、自分好みの生地で、自分の体型に合わせて、唯一のコレクションを自分のために作ることができる。

特に最近になってファッションやライフスタイルが俄然見直され始め、東京と名古屋の文化を再構築し、ここだけの「お洒落」を発見しつつある静岡。

この『メジャーメイド』は新しい自分だけのスタイルを探している静岡のメンズにとって、一つの答えになるのではないでしょうか?

まずはぜひ、静岡伊勢丹5階の『メジャーメイド』コーナーへ足を運んでみてください。

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