本当に選ぶべきネクタイのブランド5選

メンズファッション

ネクタイを新しく買いたい。彼氏へのプレゼントのネクタイをどうやって選んだら良いか分からない。

そういうわけでネットで調べたりしますが、「本当にこのブランドのネクタイが良いの?」「品質の良いネクタイが欲しいんだけど」という人は少なくないはずです。

今回はそんなあなたのために、本当に選ぶべきネクタイのブランドを紹介します。

ネクタイを「ネクタイ屋」で買っていない!?

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プレゼント選びなどでネクタイのブランドのおすすめを聞くと、挙がってくることが多いブランドは以下のようなものではないでしょうか。

・エルメス

・バーバリー

・ヴェルサーチ

・アルマーニ

・フェンディ

・フェラガモ

・カルヴァンクライン

などなどですね。

しかしこれらのブランドはどれ一つとっても、実はネクタイのブランドではありません。エルメスはバッグをメインとしたブランドであり、バーバリーはコートを作るブランド。フェラガモは靴のブランドですね。その他はデザイナー系のブランドです。

どのブランドも現在では幅広いアイテムを展開するようになってきていて、そのおかげで選択肢が広がっています。しかし実際には、「餅は餅屋」という言葉があるように、「ネクタイはネクタイ屋」で買った方が断然コストパフォーマンスも良く、質が良い。

またもしネクタイ屋ではなかったとしても、スーツ関係の生地を作るゼニア、ロロピアーナといったブランドであれば、良質な素材を持っている可能性が高いし、キートンやアットリーニといったサルトリア(仕立て屋)の作るネクタイは、質の良いものであることが多いです。

そういうことを踏まえて、おすすめのブランドを紹介していきましょう。

マタビシ

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Mattabisch マタビシというのは、イタリアの世界最高峰の既製服ブランドとして有名なKiton キトンのグループにあり、Kiton キートン創立者の弟が立ち上げたネクタイのブランドです。一般的には有名なブランドではありませんが、少しでもスーツやドレススタイルに興味のある人であれば必ずと言っていいほど知っているブランド。

もちろん全てイタリア製です。

マタビシの作るネクタイは他のネクタイブランドほど軽やかだったり、工芸品のような繊細さを持っているわけではなく、あくまでベーシックなネクタイを極めたようなアイテムです。しかしそのシルク素材は非常になめらかで高級感があり、ふんわりとした仕上がりはVゾーンを非常に立体的に見せてくれます。

誰にでも結びやすく、比較的耐久性がある。それでいて美しく、イタリアらしい贅沢な手触りを持つマタビシのネクタイですが、値段は意外にも安く1万5000円以下で買えるものが多い。

そういうわけで、これから「ネクタイのランクを少し上げたい」という人や、「ちょっと特別なネクタイをプレゼントしたい」という人には是非チェックしていただきたいブランドなのです。

フランコミヌッチ

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もしもよりカジュアルで、スカーフのように軽やかなネクタイを探しているのであれば、おすすめなのはフランコ・ミヌッチのネクタイ。このフランコ・ミヌッチもまた、イタリアのネクタイです。

このブランドのネクタイの作りは非常に繊細で、イメージとしては一本の糸で全てがそっと縫われているような雰囲気があります。例えの話ですよ。ネクタイを解こうと引っ張ったら「ぶちっ」と音がして冷や汗が出たのは秘密です。

またフランコ・ミヌッチの用いる素材は、マタビシのように滑らかで上質なシルクというわけではなく、むしろカジュアルな洒脱感のあるウール混やテクスチャのあるシルクであることが多いです。

特にイタリア人のファッションではこういったカジュアルでラフな印象のあるネクタイというのは必須で、こういったネクタイには需要がある。日本ではかなり際物と言えますが、それでもカジュアルでのみ使うことを考えたら、ビジネスで使っているネクタイを使うよりもずっとお洒落で上級者のイメージがあります。

イタリアファッションに挑戦したい人、お洒落な彼氏にプレゼントしたい人におすすめなのがこの、フランコ・ミヌッチのネクタイです。

TUE YOUR TIE タイユアタイ

tie your tie

TIE YOUR TIEは今最も注目されていると言っても過言ではないほど、多くのイタリアファッションファンから支持を受けているネクタイブランド及びセレクトショップ。

値段的に言えば3万円弱と非常に高いものですが、その価値に見合った極上のシルクと、ハンドメイドの精巧な作りを提供してくれるのが、TIE YOUR TIEの特徴です。このブランドのネクタイもまた、ふんわりとスカーフを折りたたんだような風合いが魅力です。セッテピエゲという、芯地を使わず7つに折り込んで作るネクタイで有名ですが、このセッテピエゲはネクタイの中でも最高級と言えるでしょう。

ちなみに上の写真はアスコットタイですね。

最近ではメンズ雑誌レオンなどにも広告を出していますね。ちょっと儲かってます。

まあ、「本当にネクタイ作るのに3万円するのか」という意見もありますが、それにしてもエルメス、ルイヴィトンなどのラグジュアリーブランドのネクタイを選ぶよりは、こちらのTIE YOUR TIEのネクタイを選んだ方がお得で、気が利いています。

究極のネクタイと言っても、過言ではありません。

Brioni ブリオーニ

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ドレススタイル・ブランドの雄と言えばブリオーニ。既製服では最高峰と言われるサルトリアであるブリオーニ、ネクタイに関しても自社ファクトリーで生産しています。

ちなみに流石に世界最高峰と言われてから長いだけあって販売量も増え、メンズファッションマニアからすれば「今のブリオーニは10年前のブリオーニとは品質が違う」とのことですが、それでもなお人を惹き付けるものがあるのが、このブランドの凄いところ。ディティールを簡略したり、何気なく手作業の行程を減らしたりしながらも、素材選びとデザインを慎重におこなうことによって、ブランドの価値を維持しています。

で、そのブリオーニのネクタイはマタビシのネクタイに近い良さがります。つまるところスカーフのような軽やかさというよりは、ボリューム感と立体感のあるネクタイです。素材はマタビシに比べ、やはり値段が倍するだけあり、より良いと言えるでしょう。使用しているシルクは驚くほど質が良く、手の中から滑り落ちてしまうほど滑らかです。

FRANCO BASSI フランコ・バッシ

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比較的セレクトショップなどで手に入りやすく、定番といっても過言ではない存在となっているのがフランコ・バッシ。特にBEAMSなどのセレクトショップでは、殆ど必ずと言っていいほど置いてあるネクタイです。

イタリアでも最も有名なネクタイブランドの一つではないでしょうか。

フランコ・バッシのネクタイは他のブランドと比べて格別手が込んでいたり、シルクが超絶良い素材だったりというわけではありませんが、落ち着いた雰囲気が非常にお洒落で、コーディネートにとけ込みやすいネクタイが多いです。

また作りも非常に丁寧で、伝統的な手法を用いて誠実に作っているものが多い。特にラグジュアリーブランド系のネクタイでは品質表記ラベルまで排されていく中で、このように全うなネクタイを作るブランドは非常に価値があると思います。

いかがでしたか?

今回はハイブランドやラグジュアリーブランドだから、という選び方を捨てて、本当に品質が良くお洒落なネクタイを選ぶきっかけになればと思い、いくつかブランドを紹介してみました。

実際には他にいくらでも素敵なネクタイブランドがありますが、この5つのブランドをもとにして探していけば、関連したブランドや似た傾向のブランドがいくつも見つかるはず。

ぜひ素敵なネクタイを手にしてください。
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