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Victor HP-FX500 レビュー

1万円で買える高品質イヤホンでお勧めしたいFX500

友人のtogyer氏から借りることができたのでレビュー

ウッドドームユニットの名機

2010年にFX700に最上級モデルの座を譲るものの、3年以上のロングセラーであるFX500。
以前衝動買いしたHA-FXC71と同じVictorのFXシリーズであり、独自のウッドドームユニットを搭載しているので数あるイヤホンの中でも希少な存在である。

実際に視聴させてもらった時には経年による音や風合いの変化が感じられたが、ウッドハウジングはアンティーク家具のような色の落ち着きになり新品当初と比べても万年筆のような所有感が味わえてとても好印象を持てる。

qwop

見かけとは違う音作り

ビクターは以前よりウッドコーンを採用したミニコンポEXシリーズが有名で、今では20万円近くするピュア指向のモデルから、3万円程度の普及期まで幅広いラインナップを展開している。
コンポは全体的にアコースティックな表現が豊かでアナログな印象があり、このFX500も同じような音作りの傾向だと思っていた。

実際に聞いてみると、ギターや弦楽器などのアコースティックな部分もコンポと同じように得意だけれども、思いのほか打ち込み系が優れており余分な味付けをしないストレートなモニター傾向の音に感じられた。

低位は前方狭めに感じ、スタジオの収録を少し遠くから聞いているような音の傾向がある。
弦楽器のふるえたり擦れたりする音は拾わないものの、ベースやギターの音の輪郭がかっちりと出ていてメロディを追いやすく、なおかつ楽器と楽器がしっかりと分離しているので最近のJ-popやアニソンなどにも十分向いているように思える。
多少低音に不足を感じるが、曲中で楽器が同時に重なり、さらに低音が大きく乗ってくるという場面でも全体のバランスを崩すことなく綺麗にリスナーに伝える優秀なイヤホンだと思う。

 

ipod~ウォークマンなどポータブルオーディオに

現在では実売価格が1万円を切るので、個人的には高級イヤホンの入門に最適な機種だと思う。
Shure製品を初めとするハイエンドイヤホンはなかなか手軽にポケットにいれれる人は少ないと思うので、この価格帯がちょうど折り合いのつく金額であり
実際にウォークマンやipodなどのDAPに直接差してポケットに入れれる手軽さと、DAP本体の値段を超すことのない値段設定からして普段使いにはもってこいと言える。

HP-FX500-03

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