ダージリン・ファーストフラッシュ【レビューその2】

飲み物

皆さんこんにちは!だーじ凛です。前回に引き続き、FFのレビューを書いていきたいと思います!
それでは早速書いていきます!

ルピシア キャッスルトン DJ5

こちらのお茶の等級はFTGFOP1です。キャッスルトンといえば、農園物ダージリンマニアの方なら誰でも知っている名園中の名園

実は、最近飲んでいてチャイナが少し落ち目だな~と感じていたのですが、今年はかなり期待できそうです。香りがしっかりしていて、筆者も思わずこちらを購入しました。今までのキャッスルトンにはない「軽いボディ」が特徴的だと感じました。また、ふわっと鼻腔をくすぐるような果実香と上質な青さも魅力的です。

まず、茶葉の状態でもすごく香ります。ものすごく特徴的な香りで、蜜のような香りと新緑の香りが混ざり合った香りです。喉にひっかかる違和感も無く、すらすら飲めます。じわじわ広がる甘味がなんともいえません。また、ボディも軽いのですが、輪郭がしっかりしていてぼやけていません。

渋みもこれらの美味しさを壊さないように、上品に仕上がっていると思います。余韻もボディの軽さの割りにはかなり強いです。

今までキャッスルトンが好きだった方に飲ませるとイマイチっていうのかも…。面白いフレーバーです。

筆者評価 85点

香り★★★★☆ 渋み★★☆☆☆ 甘味★★★★☆ 余韻★★★★☆ コク★☆☆☆☆ ボディ★☆☆☆☆ 50g 3380円

ルピシア ティンダーリア DJ1

こちらのお茶の等級はFTGFOP1です。この茶園は毎年毎年、本当にクオリティをあげていると思います。このDJ1には、普段は紅茶などに利用されず、白茶などに利用される最高級のクローナル品種も使っているのだとか….。

肝心のお味ですが….。う~ん…。確かにチャイナ特有の果実に似た香りと、クローナル(ハイブリッド)品種特有の花に似た香り両方とも存在するのですが、どうもマリアージュしていない気がします。

また、商品説明には「あふれる果実の風味に重なる高貴な花の香り」とありますが、まぁ確かに、「混ざっている」というよりは「重なっている」という表現がピッタリかと思います。

あくまでベースはチャイナでしっかりしているのですが、クローナル(ハイブリッド)が舞台(チャイナ)の上ではなく全く違うところで踊っているような気がします←なにを言っているんだコイツは

なんだかんだ書きましたが、ボディもしっかりしていて普通に美味しいと思います。

筆者評価 55点

香り★★★☆☆ 渋み★★★★☆ 甘味★☆☆☆☆ 余韻★★☆☆☆ コク★★☆☆☆ ボディ★★★☆☆ 50g 2600円

 

ルピシア ジュンパナ DJ2

こちらも等級はFTGFOP1です。ジュンパナも毎年安定した品質のお茶をを作る茶園としてとても有名です。

商品説明に「野葡萄のような甘く芳醇な芳香」とありますが、そのとおりだと思います。実際、湯を注いだ瞬間に他のFFより、ものすごく甘い香りが鮮烈に香りました。味も流石としか言いようが無い重厚なフレーバーです。個人的には期待通りでした。少し焙煎が強めです。渋みも結構付いていて、キレのある味わいです。

余韻もくっきりと残します。ひとことで言い表すならば「重厚かつワイルド」。余分なところはつけていない、洗練されたとも言えるフレーバーです。味わいが複雑で、コクも強めです。ボディもしっかりしています。渋いFFやチャイナが好きな方におすすめな逸品

筆者評価 85点

香り★★★★★ 渋み★★★★☆ 甘味★★★★☆ 余韻★★★★☆ コク★★★☆☆ ボディ★★★★☆ 50g 3080円

 

ルピシア リシーハット  DJ4

こちらの等級はSFTGFOP1です。チャイナに定評のある茶園ですが、こちらは樹齢100年越えのチャイナから作られたそうです。

このお茶の香りですが、個人的には焼き栗に近い感じもあるなと感じました。微妙に果実っぽい香りもありますが、花系統の香りが近いです。ダージリンにしてはコクが強めです。アイスティーでもいただきましたが、非常に美味しかったです。

ただ、去年のDJ2 ホワイトリリーが美味しすぎたのか個人的には微妙です。ただ、ボディもしっかりしていて、そこそこの渋みや飲み応えがあり、いかにも正統派といった味わいです。余韻も結構強いです。青さはあまり感じなかったです。

筆者評価 60点

香り★★★☆☆ 渋み★★★☆☆ 甘味★★★☆☆ 余韻★★★☆☆ コク★☆☆☆☆ ボディ★★★☆☆ 50g 3080円

 

ルピシア ナムリンアッパー EX20

こちらの等級はFTGFOP1です。やはり早いシーズンから摘み始めただけあって、かなりロットナンバーが進んでいますね。しかし、【レビューその1】で紹介した、マリアージュフレールのナムリンとは随分違った味わいです。

まず、かなり渋いです。重い渋みではなく、軽くて強烈な渋みです。少し違いますが、香りは商品説明どおり「青りんご」が最も適切だと思います。後に残る清涼感がとてもジュンパナに似ています。ボディやコク、余韻はそれほど強くありません。

ナムリンが好きな方に飲ませると好きと言うのでしょうが、EX1と比べるとどうしてこうなった感が否めません。

筆者評価 45点

香り★★☆☆☆ 渋み★★★★★ 甘味★☆☆☆☆ 余韻★★☆☆☆ コク★☆☆☆☆ ボディ★★☆☆☆ 50g 2630円

 

ルピシア サングマ DJ4

こちらの等級はSFTGFOP1です。こちらも有名な茶園ですね。

こちらは茶葉の状態からかなり香りました。商品説明に「プラムを思わせる…」とありましたが本当にそうだと思います。飲んだ瞬間に「あっ、プラムだ」とごく自然にそう感じました。少し強めの渋みがかなり持続します。コクはそれほどありませんが、ボディは結構しっかりしています。余韻も並ですが、何か惜しい気がします。

後はあまり青さが無いのも特徴的です。サングマ好きの方曰くイマイチと…。

筆者評価 55点

香り★★★☆☆ 渋み★★★☆☆ 甘味★★★☆☆ 余韻★★☆☆☆ コク★☆☆☆☆ ボディ★★★☆☆ 50g 2680円

 

これでダージリンFFレビュー第二弾終了です!

やはりどの茶園も例年より個性が現れていたと感じます。この旬の味わいを是非お試しあれ!

ダージリンFFレビュー第三弾も執筆予定ですので乞うご期待!!!

以上だーじ凛より、2015年 ダージリン・ファーストフラッシュ【レビューその2】でした!

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