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1990 Domaine de la Tour / DANIEL JOBLOT

農村にある古びた教会で、毎月催されるオルガン演奏を眺めているような感覚。お世辞にも華やかとは言えず、単調で定型的な味わいで、古樹でもなく霊的なものはないけれど、求めるブルゴーニュの味わいを最小限で表現をしている。 抜栓直後は強い酸味が目立っ...
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シャルロパン / ジュヴレ シャンベルタン 2019 ラ・ジュスティス

香りはカップ咲きの真紅の薔薇、冷凍ではない生のラズベリーと木苺、割りたての薪、紫檀、香木。味わいは極めてドライ、18VTの果実感とは対極的。ルーデュモンもびっくりの辛口。 余韻は短く、後から新樽のバニリン。 完全除梗でもタンニンの骨格がある...
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G.C. ラトリシエール・シャンベルタン 2004 アンリ・ギュナール

一言で表すと、人間性が伴わないまま組織の中枢に抜擢された男。 支えるミネラルの質がGCの葡萄と異なるのが明らか、それなのに香りに特徴はなく芝生を刈っているような平凡なグリーン。 クリーム、カシスリキュール、1990年以前のギイアッカ系に熱が...
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エマニュエル・ルジェ ニュイ・サン・ジョルジュ

Emmanuel Rouget インク、ヨーグルトの酸味、しなやかな骨格がある 作りが古風でシャルロパンよりドライ、冷涼なのに濃い 時間経つとカリピノのようなバニラとエキスが出てくる Georges Jayer 香木、白檀、肉桂のような複雑...
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アンヌ・グロ Anne Gros / Bourgogne Chardonnay 2019

葡萄はマコンらしいけど、イランシーの赤にそっくりの香り。雑味は全く無く、ぼってりと重い果実感。 最近、シャブリや甲州に慣れていたので少々重く感じる。アルコールの質感が非常に良く、常温でも飲めるほど。 Anne Gros / Bourgogn...
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ヴォルネイ V.V. 2019 ロシニョル・フェヴリエ

'19の広域ブルが、グラントネイの上位互換の美味しさで感動して慌てて'17のヴォルネイV.V.買った。 結果、青っぽく未熟な野菜が前面に出ていてグラスを空けるのが苦痛なほど。ヴィンテージの大切さを再確認したという。 抜栓2日後 残量が半分、...
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ルー・デュモン フィサン 2010年

強烈に酸化している。ルー・デュモンACブルゴーニュの1989年、2000年など数多く飲んだけれど、中でも強い酸化。 元々のブルゴーニュワインの酸味もあるけれど、コルクや瓶内、添加などによる経年変化によるものが大きい。かなりのブルゴーニュ慣れ...
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ジョルジュ・シコトDom. Georges Chicotot コート・ドール ルージュ 2019

還元臭、シソ・梅 フィサン、バラバラのぶどうが混ざった感じ、ちょっと鉄 完全除梗に近い ミッシェルグロ ニュイ・サン・ジョルジュ15年に似ている。 酸味が小粒ベリーで軽快。近年のブルゴーニュに近い作りだけれど、トロボーのそれと比べると雑味が...
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ドメーヌ・テナール Domaine Thenard ジヴリ2017年

ワインを長くやっていると、先入観によって本当に価値のあるものを見逃してしまうことがあります。 例えば、ブルゴーニュであれば「ジュヴレ・シャンベルタンやヴォーヌ・ロマネが最もおいしいワインの村である」 「評価されている村こそが素晴らしい、他の...
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中央葡萄酒 グレイス甲州 菱山 2020年

菱山を散歩したのは、もう5年近く前のことになります。 テイスティングイベントにバスツアーで参加して、畑ごとの特徴の違いなどを聞きました。 こんなことを言うとミモと馬鹿にされてしまうのですが、メルシャンの「甲州」にハマっていて、りんりんとグラ...
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「ルイロデレール」新コレクション242、243比較テイスティング

テイスティング行ってきました。 稽古の答え合わせしてくださったご婦人、ありがとうございます。 コレクション242 ナッツ、レモンピール、昔のより良くなってる ハーブ レモングラスとローレルのような 甘夏の果皮のような明るく快活な酸味 尖って...
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サントリー塩尻 岩垂原メルロ 2017

結局こうなんだなと。 今日は初めて開けるワイン、サントリーの長野ワインです。 国産ワインは甲州のグレイスばかりだったので、なかなか期待できます。 しかし、11年前には想像できない経験になった気が……。 当時は年間に飲むワインは12本前後で、...
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夏にぴったり!自宅で美味しいワインと料理を楽しもう

例年より少し早い梅雨明けをして夏本番! カラッと暑い日は、家族でワインと料理を楽しんでみませんか? 今回は夏を感じる食材で簡単な料理でワインに合わせてみました。 取材協力:エノテカ株式会社 フランチャコルタはイタリア生まれの本格スパークリン...
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ブルゴーニュワイン2018年は当たり年?実際に比較してみました

写真を見て「あ、あかん!」と思った人は熱心なワインマニア こんにちは、はっしーです。 今回「ブルゴーニュワイン2018年は当たり年?実際に比較してみました」というタイトルで当たり年ワイン記事をお届けする予定だったのですが、内容に変更がでまし...
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ベランダ&バルコニーで燻製料理とワインを楽しむ

「今日のおうち時間」はベランダ&バルコニーでの燻製料理とワインです。心地よい外の風に当たりながら、料理とワインを楽しんでみました。 必要なのは「Zwillingツヴィリングプラス スモーカーセット 28cm 」と「ウッドチップ」「燻製したい...
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自宅でテイクアウト・フレンチ&ワインのすすめ

いつまで続くか分からない籠城戦一般人の私達ができる事と言えば家に居ること、病気にならず病院に行かないこと位です。そんな訳で今日で籠城X日目。ひと月近く籠城して思ったことは、常に家に居ると時間の感覚か狂うということです。簡単なことでもよいので...
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趣味がワインってカッコいい?

初めてワインを飲んだのが、2000年代の若かりし日。 「ボジョレー・ヌーヴォー」を買ったことに始まります。 田舎のコンビニでもお祝い感覚で数十本並ぶような時代で、「なんかオシャレ、楽しそう!」と思って購入しました。 「なんか酸っぱい……」 ...
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春に飲む泡ワイン Franciacorta Ca’ del Bosco 2014

3月1日って記事を書くのには最適な日じゃん、と思い唐突にリナシメントを開いてみました。 旧正月(2月12日)も終わったし何を、と思われるはずですが実はロムルス暦(古代ローマ暦)では3月がMartius(マルティウス)と呼ばれて一年の始まりの...
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高級ワインは美味しい?ブルゴーニュとの付き合い方

私のように30歳も過ぎてくると有りがちな現象。 「記念日だから彼女と高級ブルゴーニュワインでも飲もう!」 と、突然高級なブルゴーニュワインを買うのはお勧めできません。 祈りを捧げるしかないブルゴーニュワイン これでも喰らえ!と叫んで、手にし...
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フランス料理店の良し悪しはどう見れば良いのか

つい先日、三十路を迎えた私ですが、大人になってフランス料理店というのは食事をする場所ではないという事に気が付きました。随分と気づくのが遅かったのですが仕方の無いことで、私が28年間住んでいた静岡市にはフランス料理店が無かったのです。 読者の...