グランツーリスモは実車に近いのか

筆者はグランツーリスモが大好きで、人生の貴重な時間を捧げたと言っても過言ではありません。1998年か1999年にお父様が初代グランツーリスモを買ってきてくれて、そこからPS3まで全シリーズ購入して1000時間以上を費やしました。

小学生の頃から車を運転したくて仕方なく、「おぉ〜RX-7の乗り味はこんな感じなんだろうなぁ〜〜」と妄想する毎日でした。実際にRX-7を買ってしまったのは別の話で……。グランツーリスモで遊ぶ人の中には同じように車を持ってないけど好きという人も居るはずです。

果たしてグランツーリスモは実車に近いのか!?

気づけば大人になり、RX-7で峠に通い、飽きて外車を色々と乗って何をしたいのか分からなくなっていました。
今でこそ語れる、本当にグランツーリスモは実車に近いのか。

PS4のグランツーリスモSPORTスラストマスター Thrustmaster T300RS GT Edition Racing Wheel レーシング ホイールを50インチの画面で遊んでみました!

やっぱりグランツーリスモと実車は違う……(涙)

2年前に富士スピードウェイでBMW M4とM6で全開走行をしたのですが、グランツーリスモとは全く違いました。
グラフィック面では非常に良くできています、PS1の時代と比べると劇的な進化を遂げました。しかし本質的な意味ではグランツーリスモ3から余り進化していないような気がします。ちょっと挙動がリアルになったり、音がリアルになって、画面のポリゴンの描写が良くなった感じです。

全長5メートルのBMW M6に乗り込んでドアをバタンっと締め、シートベルトをする。まずココからゲームは真似できませんし、エンジンを押したときに眠っているV8の4400ccが目を覚ますワクワク感もグランツーリスモだと感じられません。
そして富士のホームストレートで560馬力をアクセル全開で加速するときのワープするような加重や、アドレナリン全開放出で足が震えながら時速200キロで曲がる経験は本当に癖になってしまう最高の気持ちよさです。

帰ってグランツーリスモをする最大の利点は、友達同士と酒を飲みながら、あ〜だこ〜だワイワイ楽しめることです。いくらサーキットであっても酒を飲んだら絶対に運転できません。友達と気軽にいつでも遊べる点ではグランツーリスモは良いです。

グランツーリスモは基本的な挙動の勉強にはなる

日本平(ほぼ動物園)で見かけるのが、運転免許取り立ての男の子がスカイラインGT-Rなどを(きっと)ローンで買って初心者マークを付けてドライブに来るのですが、決まって数時間後にガードレールに刺さって他の走り屋に助けられている姿をみます。

慣れるまでゆっくり走れ!といえばそれまでですが、基本的な挙動を分からずに飛ばす人が居るのです。そこでグランツーリスモをしっかりやっていると、次のようなことを理解できます。

・速度が出過ぎてカーブに入ると、外側の壁に当たる。
・グリップ力には限界があって、超えると突然滑り出す。
・滑り出すと慌ててハンドルを切って姿勢を立て直す。
・しかし、お釣りを貰って反対のガードレールに正面衝突する。

などです。

僕らにとって大切なことはすべてグランツーリスモが教えてくれた…。

とまでは言いませんが、無謀運転の行く末がどうなるかグランツーリスモが教えてくれるのです。すると、グリップ力の限界を恐る恐る探って、もしタイヤが滑り出したらすぐにアクセルを戻す、それを繰り返して、安全な無謀運転ができるようになるのです(?)リアルではとにかく当たらず、他所様に迷惑をかけないことが最重要なのです。

小学生でも実車を楽しめる方法

それはグランツーリスモではなく、「レンタルカート」です。
筆者が初めてレンタルカートを体験したのはAZ 山梨サーキットというコースでした。本格的なレーシングカートは車両を購入したり、とても敷居が高いですがレンタルカートはわずか2〜3千円で体験できます。ジュニア用のカートがあるサーキットであれば小学生でも実車さながらの体験ができます。

「あの遊園地にあるやつでしょ?」となめていたのですが、50ccの原付バイクのような小さなエンジンの割に2ストロークで加速が非常に速い!
小型のボディに体を沈めレースに集中するとグランツーリスモの比にならないほど、リアルな体験をできます。もちろん減速せずに無理に曲げると、ホイールベースが短いのであっという間にスピンします。初めのうちは何度もスピンしましたし、友達とレースで接戦していると「あと1秒欲しい!」と焦って結局スピンしてしまいます。

つまりグランツーリスモで遊びつつ、たまにレンタルカートで真剣に走るのが実車への上達の道です。筆者は腕に自信があったのですが、レンタルカートでタイムがプロより3秒遅いらしいです。うろ覚えですが1週40秒程度のコースで3秒の差は想像以上に大きいですし、本気で走ってこれ以上どこでタイムを縮めればいいんだ、となりました。遊びのカートでありながら実車並に奥が深いですよ!
10周しただけなのに汗ダラダラでアドレナリンドバドバのテンションになります。
そしてスピンモードの速いABSも付いていないレンタルカート(125cc)で速く走れるのであれば、きっとスポーツカーに乗っても速く走れるはずです。