もちろんまずはBEAMSに行ってみる。
どうしてみんな、あんなありがちな服ばっかり見ているんだろう。
もちろんBEAMSやUnited Allowsで見るのは Designer’s Brand デザイナーズブランドの棚。そもそも、ビームスとかユナイテッドアローズよりも、俺はTOMORROWLANDの方が好きだけどね。
服屋では服を見る前に、タグに書かれた製造国を見る。
「おっイタリア製。これ欲しい」
「ルーマニア製? へえちょっと良いな」
「日本製か…。どんな服だろうこれ」
イタリア製生地使用は喜びで震え上がる。
帰った後にネットでどんな生地なのか調べる。
「ロロピアーナ 生地 特徴」
↓
ふっ、やっぱ質良いと思ったよ。俺の目は間違ってなかったな。
買ってないけど。
表地にポリエステルが入っているものは服じゃない。
ところでヴィヴィアンウェストウッドなんて、ミーハーだよな。
ポールスミスはコレクションのラインしか着ないけどさ、まあ良いブランドだよ。
エディフィスのジャケットとタケオキクチのジャケット、どっちにしようかな?
ま、エディフィスかな。タケオキクチは大衆ブランドだからな。
少量生産だからこそ価値があるっていうか。
実際にはタケオキクチも良いブランドであると認めない。
でも何か別の理由でタケオキクチのジャケットを買った場合はマンセー。
やっぱ国内一のデザイナーズブランドだけあるよ。
ところで、まだアーバンリサーチとかナノ・ユニバースで買ってんの?
今そのレベルね。
セレクトショップではオリジナル製品ではなく一点しか無いような輸入品を探す。
店員「持ち込みのジャケットなので、サイズも少なくてほとんど出回っていないんです」
ファッション系サブカル男子「買います」
店員「今期一番売れてるジャケットなんですよー!」
ファッション系サブカル男子「いりません」
俺は人のファッションなんか関係ない。
でも他の人からの自分のファッションへの評価は気になる。
そうして今日もファッション系サブカル男はセレクトショップを歩き回るのだ。