お久しぶりです、ライター田中です。
最近イタリアファッションの世界では大変人気なブランド、Stile Latino スティレラティーノ。
そこまでか!というほどの人気ぶりで、オーダー会やトランクショーは満員、新作も予約で売り切れという事態ですね。
ですが値段も以前に比べれば高くなりましたし、Stile Latino スティレラティーノの他にいいブランドないかな?と探している人も少なくないはず。
今回はそんなStile Latino スティレラティーノ好きにおすすめのブランドをまとめてみました。
1. Luigi Grimaldi ルイジ・グリマルディ
もはや定番ですが、やはりこのブランドは欠かせません。
噂ではStile Latino スティレラティーノを手がけていたサルトリア(職人?)が作っているLuigi Grimaldi ルイジ・グリマルディは、非常に高いクオリティでありながら、コストパフォーマンスに優れています。
Stile Latino スティレラティーノって「アットリーニが手がけている」と語られることが多いですが、実際にはディレクターがアットリーニ・ファミリーなのであって、いろいろなサルトリアで作っていると聞きました。
Luigi Grimaldi ルイジ・グリマルディはダブルステッチに始まり、美しいマニカ・カミーチャの袖付け、そしてよりクラシックでアットリーニに近い雰囲気のシルエットはナポリ仕立て好きにはたまらないですよね。
Luigi Grimaldi ルイジ・グリマルディの仕立てのレベルは恐ろしく高く、まるで吸い付くような襟周りの立体感、肩をぴったりと包み込むショルダー周りと、本物のビスポークのようなフィット感を楽しめます。この辺りはさすがナポリのサルトリアが作る既製服です。
しかもこのLuigi Grimaldi ルイジ・グリマルディは既製服としては珍しいHolland & SherryやDRAPERS、ビスポーク品質の生地を使用しているのです。
Luigi Grimaldi ルイジ・グリマルディのナポリのアトリエにはたくさんのビンテージ生地のストックがあり、稀少なビンテージ生地コレクションを惜しみなく使用した既製服も魅力的です。
Stile Latino スティレラティーノは少しラペルも細く、モダンな雰囲気ですが、もう少しクラシックな雰囲気で近いグレードのものを探している人におすすめですね。
取り扱い:プロフェソーレ・ランバルディ静岡
http://professorerambaldi.com/introduce-luigigrimaldinapoli/
2. Sartoria Caracciolo サルトリア・カラッチオーロ
Sartoria Caracciolo サルトリア・カラッチオーロはブランドというよりは、まさにサルトリアと呼べる存在。ナポリ仕立ての中でもクラシックなスタイル、その普通の中に隠されたエレガンスや手縫いの暖かさが魅力的です。
こちらも現在はLuigi Grimaldi ルイジ・グリマルディと同じくプロフェソーレ・ランバルディというセレクトショップでのみ取り扱いのブランドですが、今後は様々なセレクトショップで展開される予定なのだとか。
Sartoria Caracciolo サルトリア・カラッチオーロは値段が20万円台なのでマシンメイドと勘違いしてしまいがちですが、実際には(今プロフェソーレ・ランバルディで展開中のものは少なくとも)フルハンドメイドのナポリ仕立てで、ダルクオーレやラベラと同じようなグレードのブランドなのですね。
実際に、そういった老舗サルトリアの既製服を手がけているとも言います。
Sartoria Caracciolo サルトリア・カラッチオーロは必要な部分以外にはミシンを用いず、柔らかな手縫いの加減によって軽い着心地を生み出したスーツやジャケット。逆にもっと高い方が売れるようになるんじゃないか?というほど。いわば本物のナポリ仕立てなんです。
Stile Latino スティレラティーノを着ているけれども、これからもっと本物のナポリ仕立てに近いものを試してみたいという人は、Sartoria Caracciolo サルトリア・カラッチオーロのMTM(メイドトゥメジャー)はいかがでしょう。
本物のナポリ仕立ての感動を、その着心地と美しさで体験できるはずです。
取り扱い:プロフェソーレ・ランバルディ静岡
http://professorerambaldi.com/sartoria-caracciolo-2/
3. Luca Grassia ルカ・グラッシア
最近、Stile Latino スティレラティーノの取り扱いで有名なセレクトショップGujiや新宿伊勢丹などで取り扱いが始まって人気を博しているのが、ルカ・グラッシアのスーツ。
これはナポリのファクトリーブランドで、サルトリアの手法を駆使した美しいスーツやジャケットを生み出しています。ファクトリーで働いているのはほとんどグラッシア一族の家族や親戚だというから、昔ながらのナポリっぽいですよね。
25万円周辺で展開しているにもかかわらず、手縫いを各所に用いています。雰囲気はスティレラティーノに近いですが、もう少しビスポークっぽいニュアンスが強く打ち出されており、「今着たいアレンジのクラシック」という感覚です。
普段Stile Latino スティレラティーノを着ており、アットリーニやキートンには中々手が届かないけれど、そういった手縫い感を体験してみたいという人にはちょうどぴったりのブランド。
THE RAKE等でも紹介されており、今後がとても楽しみなブランドですね。
取り扱い:Guji, 新宿伊勢丹 他
http://www.guji.jp
https://www.imn.jp/brand/luca-grassia
いかがでしたか?
今回はStile Latino スティレラティーノが好きな人におすすめのブランドを3つ紹介してみました。ぜひみなさんも試してみてくださいね。
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