100円のUSBケーブル VS 9500円のUSBケーブル
オーディオファンの 一般常識ではUSBケーブルで音質が変るらしい。
にわかに信じがたい事なので何はともあれ早速検証してみた。
ブラインドテストで違いが分かれば確かに音質が向上すると言えるはずだ。
テスト方法
1.100円のUSBケーブル、HP-A7純正高品質ケーブル、FOSTEX ET-U1.0(9500円)合計3つのUSBケーブルを順に確認しながら、音質の違いを検証する。
2.上記のケーブルをブラインドテストで音質の違いを検証する。
機材 Let’sNote CF-S9→USB→FOSTEX HP-A7→HD650
楽曲 霜月はるか 導きのハーモニーから「風の理」
テスト結果
結論から言うと高品質なUSBケーブルは”それなり”の効果があった。
100円のUSBケーブルと純正ケーブルでは、純正の高位品質ケーブルの方が高音の立体感が広がり音圧が上昇したような気がした。
そして、純正ケーブルと1万円近くするET-U1.0と比べるとET-U1.0の方が音の鮮度が上がりエネルギッシュに感じた・・・ような気がした。
ブラインドテストの結果は・・・。全然わからんかった。
素人なので分からなかったということだと思うけれども
例えその道のプロであってもUSBのブラインドテストはなかなか難しいであろう。
知覚的及び付加価値の先入観により精神的な面での音質向上が期待できる訳である。
ようするにプラシーボ効果である。
必ずしも先入観の効果が悪いわけではない、
たとえば某ハンバーガーチェーンの100円コーヒーと格式高い喫茶店で出る500円のコーヒーがもし同一の豆を使用していたとしても、500円のコーヒーを飲んでいるときは非日常や優越感が体感できる訳であり、外観や先入観は重要である。
つまりそういうことだ。(こまかいことは気にしちゃいかん)
ひとこと
高いだけあってET-U1.0は質感がとても良い。
ジャック部分なども金メッキ加工やロゴのエンブレムなど、とても高級に見える。
つまりそういうことである。
まとめ
ちょっとしたお小遣いでオーディオを楽しむ一般の人からすれば、あまり費用対効果が高いとは言えないけれども。
プレーヤー・DAC・アンプ・スピーカーなどもう既にばっちりお気に入りの機材があって、最後にほんの隠し味を足したい時にはバッチグーな製品である。