トロボーのACブルゴーニュ 瞬時に完全除梗と分かる、冷たいクランベリーの香り。トップノートに強いアルコールを感じると思ったら14度らしい。シャルロパンやメオカミュゼに似たテイスト。
アーモンドを空炒りするときの油の香り。果皮由来のタンニンと度数の高さからか、骨格がきっちりして10年以上持ちそうな作り。 個人的には、洗練されすぎているように思う。先日のロシニョール・フェヴリエとは対極の作り手で、雑味や田舎っぽさを一切除去したように思える。
丁寧に扱われた果実に、製造途中で一度も熱が加わっていない。新鮮なもぎたての果物をイメージさせてくれる。 「保冷剤を詰めた箱を開けて、イチゴのショートケーキを取り出すときの香り。」 それを、ブルゴーニュに求めているのか、飲み手による好みとしか言いようがない。