冬の香水は「残り香」に注意?

メンズファッション

ラストノートが何ヶ月も残留する

冬のおしゃれの楽しみの1つとして、香水のコーディネートがあります。 若い人から年配の人まで、コーディネートの一環として香りを楽しむ人が増えてきていますが、注意するべきことがあります。

香水はトップノート、ミドルノート、ラストの音、といったように香りがスプレイした直後から、1日の終わりまで変化するように作られています。 オーデコロンやオーデトワレのように香水の種類はアルコールの割賦率によって様々なものが用意されています。

そのなかでもパルファンとオーデ・パルファンは、 朝1度つければ1日中楽しめるような本格的な香水と香料になっています。 このラストノートは、一般的には持続時間8時間程度といわれていますが、実際には数ヶ月以上残留することがあります。

「洗濯不可な衣類」に付着しないように

夏場と違ってなぜ冬の方が、この香水の扱いについて気をつけなきゃならないかと言うと、それは着る服が多いからです。特にコートやジャケットの袖口に意識しないうちに香水がつくと、 クローゼットの中がすべてその香水のラストノートになってしまうことがあります。

夏場に着る服は、一般的に洗えることも多くそれほど困らないんですが、コートやジャケットなどはクリーニングこそあれど、頻繁に毎週毎月のように洗い物ではありません。 中にはシルクでできていて水洗いが不可能なものもあります。 ドライクリーニングで薬剤で落ちることがほとんどですが、臭いのために頻繁に洗うのももったいないので、袖口や服に濃い香水のにおいがつかないように気をつけましょう。

一晩の葉巻・タバコの臭いは紫外線で取れる

これは意外に知らない人が多いのですが、本格的なフレンチの後に私がバーに行ったとします。 シガーバーでタバコ屋葉巻を吸うと、上着にたっぷりとにおいがつきます。 翌朝に、そのあまりのタバコの匂いにうんざりすると思いますが、意外にも葉巻やタバコの匂いは、1日強い日差しに当てることによって軽減します。

どこかに宿泊して葉巻やタバコを吸うのであれば、ホテルに戻りジャケットやコートを日差しの当たる所に吊るしてから寝ることによって翌日の昼頃にはかなり軽減されていることもあります。

ジョーマローンなんかの軽いフレグランスは安心

フランスのメゾン香水商だとゲラン、ラルチザン、メゾンフランシスクルジャン。英国だとペンハリガン、クリード、フローリスなどありますが、 これらのような本格的な香水の場合ラストノートが重厚で長時間維持するように作られていることがあります。

最も悪い例だと、毎日のように別の香水をつけて、そのままクローゼットに服をしまってしまうような場合です。 こうなるとトップノートやミドルノートは早い段階で揮発して、においがなくなるのですが、ラストノートだけは1ヵ月以上持続して、それもいろいろな香水の匂いが混ざるので、クローゼットがめちゃめちゃな匂いになってしまいます。
その点ではジョーマローンなどの、軽い香りの香水はラストノートが残りにくく安心できる傾向にあります。

古い香水を使うときに注意すること

これは愛用の香水が決まっている人にありがちなことなのですが、 使用頻度が高くないと2〜3年経過したものをそのまま使ってしまいがちです。 直射日光に当たらないければそれほど劣化する事は無いのですが、香水はパッケージを開封してプッシュした時点から、厳密には少しずつ劣化が始まります。
スプレーしたときの鮮やかな最初の香りがなくなってしまい、つけた直後なのにラストのノートのような重い香りがしていたら劣化している合図です。

古い香水を使うと、自分自身は昔の記憶があるので問題ないように感じても、他人にはリサイクルショップの腹についてるような古臭いに感じてしまうことがあります。
どうしても心配な時は、その香水と同じものを百貨店の試供品コーナーなどで試してみると、実際に自分の持っているものが劣化しているかどうか判断できます。

気になる場合はコーヒー殻や茶殻を使って脱臭する

もし、衣類や室内が香水の思い残りが気になる場合は、コーヒー殻や茶殻を使って脱臭するのが最も効果的です。 まずは部屋を換気して臭いの元となるもの移動します。次になるべく紫外線に当てて残っている匂いを揮発させます。 本革のカバンなどは、紫外線に弱いものもあるのでプラスティックや本革などは直接直射日光にあてないようにします。

後は、カーテンが臭いをため込んでいることもあるので、外で干すもしくはクリーニング店で洗ってもらうなどすると劇的に改善する場合があります。 最後に部屋にコーヒー殻や茶殻などを置き、しばらくすれば脱臭は完了です。 香水の匂いは、有機的な汗のニオイ等と異なり、他のアルコールスプレーや市販の消臭剤では消えにくい場合があります。 一般的な消臭剤で臭いが消えない場合は、上記のような方法を試してみてください。

クローゼット内(桐木材)に付着した臭いは、消臭ビーズなどを3ヶ月以上入れておくと少しずつます。


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