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担当者が付いていたデパート、百貨店の外商カードをやめた理由とは?

以前執筆した、「三越伊勢丹の外商カード(お帳場カード)は本当に便利?赤いカードの秘密について」が人気なので、その後の顛末についても書いてみます。
3年ほどデパートの外商カードを利用していたのですが、「優待」といって10%以上の現金値引きが魅力的でした。食品は割引対象外ですが、インテリアや宝飾品、衣類のほとんどは対象なので実質消費税がなくなる感覚で金額が大きいほどに得になる感覚があります。

決算前など一部のシーズンでは、20~30%割引で「お得意様」に値引きをしていたこともありました。

買わされるのが少しずつ負担に

もともと百貨店の外商カードは高額商品をコンスタントに購入する顧客に対して発行されるものです。デパートでの購買金額が下がるというのは、来店しないホストに似たような存在です。店からしたら毎月シャンパンを入れて欲しいわけですし、できれば年に数回はレミーマルタンのルイ13世をブチ込んで欲しいのです。

そうなると、一通り欲しい物を買って満足した私のようなしょぼい顧客には追い込みの電話がバンバンかかってきます。「今度、時計の展示会が〜」「今度、ジュエリーの展示会が〜」などなど、もともと独身男性と外商の相性は悪く、よほど物欲が常時湧き出てくるようなエネルギッシュな男性でない限り外商は不要なものです。

その点、セレブ女性や、お金を手にした女性は次から次へど新作の衣類やバッグ、靴に宝石、時計、香水、化粧日など無限に百貨店で購入するループに陥ります。これぞデパートの必要としている理想的な顧客です。

私自身、物欲も弱く毎月の可処分所得もそこまでなかったので、展示会の営業電話は本当に面倒なので、だんだん断るばかりで顔を出さないようになりました。

アマゾンで半額の物まで定価で買わなければならない

「この○○○が新発売した○○本当に良いですよ〜」と確かに良い商品で欲しい!となっても同じ商品がアマゾンに登録されて値段も数割〜半額近い価格で売っているのです。
外商カードを持って担当者がついていると、そんな割高なものでも百貨店で買わないとならないのも苦痛でした。家具や家電、できれば車や家までデパートを通して購入して、リベートを得たい訳です。

毎月、数千万円ムクムク湧き上がってくるような資産に余裕がある人でないと、ネットで半額のものをわざわざ倍の金額を出して買いたくはないはずです。ただし、エルメスやロレックスなど商品の数が少なく入手が困難な商品ほど、しっかり外商担当者からバンバン買っている外商顧客は優先的に購入できることもあります。
絶対とはいいませんが、知り合いの外商がついているセレブを見ていると、日本に数個しか入ってきていないモデルを優先的に購入できています。またメゾンが主催するシャンパンパーティーなども呼んでもらえるそうです。
とはいっても、パーティー全員がインスタのLIVE配信しっぱなしで、片手でスマホ片手でシャンパンの「俺クラスなパーティー」は行きたいとは思えませんが……。

そんなワケで強い購買力が無い人は外商カードを手放す運命なのです。

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