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標高1000mで1週間過ごした後に、地上に戻ると驚異の変化が……

先日の「軽井沢ではワインを飲むな!標高1000mって嗅覚と味覚に変化がある?」の続きですが、標高1000mで1週間過ごすと嗅覚が現地の標高に合わされます。数年単位で滞在していないので、地上(海抜数メートル)の嗅覚、味覚の70%ほどですが、それでも初日ほどの味覚嗅覚障害は起こりません。

そして、1週間滞在して地上に戻ると驚きの変化が起こったのです!!

地上に戻ると、異常なまでに嗅覚が敏感になる

地上に戻って初日はそれほど実感がなく、コーヒー美味しいなぁという程度の感想でしたが、翌日になると急激に嗅覚が敏感になっていることに驚きました。
まず水のニオイが鮮明に分かります。純水はニオイがしませんが、水道水は塩素カルキ、不純物が混じっています。またグラスにもタオルのニオイや保管中の埃のニオイなど様々なニオイが沈着しています。
そういったニオイが信じられないほどに鮮烈に体験できます。

マンションを歩いていると、マスクをしているのに強烈な紙巻たばこのニオイで頭がクラクラしました。タバコを数時間以内に吸った人の身体についた残り香まで鮮明に分かります。犬になった気分です。
コンビニで買った麦茶ボトルの焙煎の香りが気になって仕方なかったり、弁当の酢飯に入った食品添加物のニオイが気になったり、まるで覚醒剤中毒者さながらの覚醒度合いです。

せっかく鼻が敏感なのにワインが空いていないのは勿体なかったですね。

多分、一時的な嗅覚ブーストなので数日で落ち着きそう

人間の環境適応能力は凄まじく、感覚の閾値を上げるのは本当に容易いです。
地下鉄の異臭や排気ガスの匂いもあっという間に気にならなくなりますし、香水のニオイも慣れてしまえばそのまま寝れるほどです。嗅細胞の受容体が埋まってしまうという原因もありますが、脳への過度のストレスをカットするために、嗅覚が抑えられるのが一般的です。

本当の田舎に住んでいると、味覚・嗅覚・聴力・視力といった感覚器官が研ぎ澄まされて、1km以上先の野焼きの藁のニオイが感じ取れたり、森の夜の音が聞こえてきたり野生化します。
そんなわけで、一時的にでも嗅覚と味覚のパフォーマンスをあげたいのであれば標高の高い森の中で1週間過ごすのがおすすめですよ。ただしコンビニ弁当や加工食品はバグってしまうので、現地の水と野菜だけ食べましょう!

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