仕事が無い
田舎だと仕事の数が少ないです。高度な専門知識を持ち、独立して仕事ができるのであれば問題ありませんが、スキルが無いとその町の求人情報に依存します。
酷いと事務員で月収12万円とかザラにあります。某消耗云々氏が、クラウドワークスやインターネットで仕事すればいい!と田舎移住を勧めていますが、ADSLが通ってるのが奇跡でヤフー!を開くのに1分掛かります。ソフトバンクとAUが繋がらない場所があるなど、スマホさえ不安定です。
お店が無い
衣類や家具などは月に1回街まで車で出れば事足りるのですが、最寄りのスーパーマーケットまで車で30分となると生活が大変です。近所の人達は買いだめや冷凍する習慣があったりします。車で10分くらいにスーパーマーケットがあるか、新鮮な野菜と魚があるか、など調べておく必要があります。
町内会のローカルルール
よくあるのがゴミ出しに関するルール。それも市内ではなくローカルルールがあったりします。ゴミ掃除当番がある地域も…。
酷いと中身を開けて探られたり、個人情報を見られたりモラルが低い地域もしばしあります。都心の高級マンションだと誰も他人のゴミに関心がありません。
うわさ話がある
「お隣の○○さんは○○でね〜」などと、有る事無い事噂話が大好きです。
特に目立つ人や、少しでもお金がある人の事情は詮索されやすいです。子供にまで及ぶことも…。筆者は田舎暮らし長いですが、静岡のタワーマンションに住みましたが隣の人の名前も職業も何も知りませんし、友人・知人以外の話が全くありませんでした。かろうじて「最上階には○○の社長が住んでいるらしい」という程度です。
大昔の話が大好き
60歳になったジジババの間でも、「○○は小学生のときにションベン漏らした〜」程度のくだらないことをず〜〜っと覚えていて話題に出します。
「○○が○○を好きだった」など本当にくだらない話が大好きです。それも仕方無いことで、お店も無ければレストランも無い、遊ぶ場所も無い。仕事の新しいチャレンジも都会と比べると遥かに少なく、人の交友関係も限定されるので、昔話が主体になるのです。
長く住んでいる人が偉い
これは恐らく全国の田舎で言えます。長く住んでいる人が一番偉いのです。
引っ越して来た人は「余所者」として扱われることがあります。酷いケースでは、他県から来たならまだしも、「隣町」や車で5分〜10分の場所から引っ越してきても余所者扱いされる事があります。町内の偉い人の意見が優先されて、影響を受けます。
20代の場合、金曜日の夜に焦る
23歳のときに森の中の田舎に住んでいましたが、「金曜日の夜」に猛烈に焦ります。田舎は基本的に非常に静かで、虫の音、鳥の声、まれに動物の鳴き声です。
人通りも無く静かに過ごすのには最高ですが、「みんなが楽しく遊んでいる金曜日の夜にオレ、何やってるんだろう…」と思うことがあります。
20歳のころに麻布十番でクラブの撮影など仕事をしていたので、よりそういった被害妄想に陥りやすいです。特に都会で遊びたいという感情は無かったのですが、なぜか焦りました。
2〜3年単位で友達ができない
数年単位で友達ができません。田舎に行くと村で「若者」と呼ばれるのは40〜50代という、人口の50%以上が65歳以上の高齢者という限界集落です。
意外にも幼稚園や小学生など”数名”居たりしますが、10代後半からは街に出てしまったり、上京したりして、20~30代ががっさりと抜け落ちています。
村の人とも仲良くしていましたが、一向に友達ができることはありませんでした。
虫の大量発生
これは想像の範囲内ですが、玄関からトイレ、お風呂まで、どの部屋にも神出鬼没で虫が大量に発生します。虫が得意な人であればいいのですが、苦手な人には結構辛いはずです。
平気でゴミを庭で燃す(野焼き)
田舎の悪習慣である”野焼き”これは全国の田舎に言えることです。
庭や田んぼなどでゴミをまとめて火をつけてバンバン燃やします。
これが藁や雑草だと、あぁ〜野焼きしてるなぁ〜と呑気に見てられますが、最近ではプラスチックや家庭ゴミも燃すので非常に臭かったり、化学的なニオイが部屋まで来たり、煙がモクモクひどかったり、それはもう最悪です。
役所や警察に通報しても知らんぷり、一応道路の前にパトカーが来ますが、「あぁ〜」と見るだけで帰ります。
男の子は消防団
男の子は高い確率で消防団に誘われます。とにかく村社会を体現するような組織で縦割り、集合が掛かったり、訓練にも頻繁に参加させられます。
もし断れば「お前の家が火事になっても行かないぞ!」くらいの脅しをかけられることも…。
バスが1日に2本通ってたらラッキー
バスがあれば幸いですが、一日に2本あればラッキー。なにしろ街に出て、その日のうちに帰ってこれるのですから。
しかし、高齢化に伴いいつ”廃線”するか分かりません。筆者の居た静岡鉄道では赤字路線が多いですが、インフラ維持のために田舎までバスが出ています。
しかし「井川地区自主運行バス」など、廃線になって自主運行になることも…。
最寄りの駅まで1時間以上
これもまあ、田舎あるあるネタです。
もちろん駅には自動改札がありません。券を箱に入れるタイプだったり、電車も乗ると手動でボタンを押して開閉するような…。東京に行くまでに、東京→パリ間の時間が必要だったりします。
交友関係が村単位である
誰々さんと誰々さんが、本家の跡継ぎで、誰々さんと誰々さんが仲が悪くて、婿を取って家を任せて〜など交友関係が非常に狭くて、村の人達のほとんどが交友関係図を理解しています。まるでアニメやドラマの「人物相関図」のようです…。
こんな感じで、田舎移住は結構難易度が高いです。
お金、貯金が十分にあって働く必要が無い、食材を買い溜める習慣がある、田舎に家を建ててゆっくり暮らしたい、など希望や条件が既に揃っているのであれば、ストレスフリーに移住できることも…。
参考にしてみて下さいね!