皆さん今日は、プロフェソーレ・ランバルディ静岡の大橋です。最近は夏のように暑い日が続き、「春夏のジャケットは何がオススメですか?」というお客様には「今年のトレンドは何も着ないことです〜」とお答えしている始末……。
なんて、実際には室内に入ればどこもキンキンにエアコンが効いておりますので、逆にジャケットを持って歩かないとカッコがつかないくらいですね。
さて、そして春夏のジャケパンスタイルに欠かせないのがポケットチーフです。暑い季節はどうしても、ネクタイなしの着こなしがメインになりますよね。そんなとき寂しくなりがちな着こなしに華を添えるのが、ポケットチーフです。
美しい手縫いのポケットチーフを差すこと。
これはイタリア男にとってはお風呂の後に「おパンツ」を履くのよりも先にすべきことと言われています。
そういうわけで今回は、手縫いのポケットチーフのおすすめブランドを厳選2つ、紹介します。
Spacca Neapolis スパッカ・ネアポリス
スパッカネアポリス ポケットチーフ各種 8,800円(税込)先日もネクタイを紹介させていただいたスパッカ・ネアポリス。
ピティ・ウォモのスナップ常連でもあるニコラ・ラダーノが展開するこのブランドは、ナポリへの愛情と熱意を存分に感じられるブランド。
ヨーロッパをはじめ世界中に顧客を持つブランドでありながら、なんとなく「ナポリのしがないローカルブランド」のような雰囲気も持っています。
そんなSpacca Neapolis スパッカ・ネアポリスが今年リリースしたのが、美しいナポリの風景画や地図をプリントしたシルクのポケットチーフ。
ポケットチーフの右下には、ナポリで様々な絵や人形のモチーフとされる伝統的な道化師「プルチネッラ」が入ります。ナポリの庶民的な路地であり、観光地でもあるスパッカ・ナポリを歩くと、このキャラクターを何度目にすることでしょう。
柔らかくふんわりとした手縫いによって仕上げられたSpacca Neapolis スパッカ・ネアポリスのポケットチーフは、生粋のナポリ人であるニコラのナポリ愛を感じる一枚です。
総柄のプリントシルクは一見すると派手に見えるかもしれません。
ですが実際には逆に様々な色がバランスよく入っているので、コーディネートしやすく、どんな着こなしでも浮かないので使いやすいのです。
シルクそのものの品質も非常によく、なめらかで上品な光沢があります。これまで理想のポケットチーフに出会うことができなかった人には、ぜひナポリ愛が満ち溢れたスパッカ・ネアポリスのポケットチーフをすすめしたいです。
Fiore di Tasca フィオーレ・ディ・タスカ
美しい手縫いロールにて仕上げられた、ポケットチーフ。繊細なハンドロールによって生み出されるこのチーフは、輪郭がはっきりとしていて、ステッチによる陰影が美しい。
Fiore di Tasca = イタリア語で「ポケットの花」を意味するこのブランドは、若干24歳の日本人女性がたった一人で縫い上げているポケットチーフ専業ブランドです。
月に10枚〜20枚しか作られない手縫いポケットチーフならではの柔らかさ。それはまるで女性からプレゼントされた花を胸ポケットに差してくれたかのような優雅さす。
特にラベル等もつけず、シンプルさを極めたこのブランド。
上質なベルギーやイタリア製のリネンをメインに、リバティ社のコットンなども扱っています。
シンプルで美しいポケットチーフを探しているのに、なかなか見つからないという経験は誰もがしたことのあることと思いますが、そんなときに嬉しい一枚ですね。
質の良い生地を使い、手縫いで作られていながら、値段もこなれており、様々なバリエーションを揃えたくなりますね。
女性の職人が選ぶ色柄、生地であることもあり、「かわいい!」と女性受けのよい着こなしができるポケットチーフです。
今までポケットチーフに挑戦したことのなかった人は、このブランドのシンプルなリネン・チーフをさりげなくポケットにしのばせるところから。
きっとポケットチーフを好きになります。
いかがでしたか?
Spacca NeapolisとFiore di Tascaはこちらよりご注文いただけます。