ZANELLATO ザネラートとは?
日本でメンズのクラッチバックがお洒落アイテムとして復活してから何年か立ちますが、その勢いはとどまることを知らず、多くのお洒落な男たちがクラッチバックを求めて日々奔走しています。
中でもイタリアのクラシコファッションが好きな男達が、クラッチバックを探していると必ずと言っていいほど出会うブランドがZANELLATO ザネラートです。
どクラシックな雰囲気を持ったイタリアクラシコ教会認定ブランドであるTRAMONTANO トラモンターノのややゴツい印象のあるクラッチバッグに比べ、洗練された都会的でややモダンなデザインのザネラートは、ちょっと外しを利かせたファッションが好きな人に大人気です。
そもそもこのザネラートは1976年にイタリアのヴィチェンツァという街で生まれたイタリア北部のレザー製品ブランドです。ヴィチェンツァは聞き慣れない街ですが、ロメオとジュリエットで有名なヴェローナからベネチア方面へ少し進んだところにある街ですね。
そのすぐ横にはマシンメイド最高峰のブランドと言われるBelvest ベルベストが生まれた文教都市パドヴァがあり、その横はベネチアです。
職人技を生かしたレザーバッグと目新しさのある絶妙なデザイン、そして革でありながら普通の革とは全く異なる質感を持ったニューレザーで有名ですね。このブランドのバッグ、ポスティーナはお洒落な人が欲しがる隠れた名作バッグです。
ザネラートのクラッチの魅力
ザネラートのクラッチバッグは、クラッチにしてはかなり値段が高いですが、その分作りが非常にしっかりとしており、何年も使い込んでいけるのが魅力です。
特に手で直に持つことになり、使用頻度も高いクラッチバッグは財布同様、痛んでくるのも早いですが、しっかりとした革を使って手縫いで作られたバッグなら、それもまた「味」として一種独特の雰囲気を醸し出してくれるのが魅力ですね。
ややモダンな印象のあるバッグブランドではありますが、もともとザネラートはイタリアの職人技を生かしたレザー小物から出発したブランドです。そのため作りは他のバッグブランドに比べてもしっかりしています。
なるほどTRAMONTANO トラモンターノやSTEFANO MANO ステファノマーノなどと比較されるブランドだけあるなという具合です。
このクラッチはビビッドなオレンジ色が特徴で、着こなしのアクセントになるようなちょっとした存在感のあるアイテムですが、それでも革質が良いため安っぽさはまったくありません。最初は流石に気が引けるほどオレンジでしたが、しばらく使うことで色が落ち着き、今にいたります。
他にもザネラートのクラッチにはチェック柄や幾何学模様など、面白い柄のものが多いです。特にBEAMSが別注しているこの色のクラッチは個人的に気になってます。
絶妙なサイズ感が良い
またザネラートのクラッチには毎日使いたくなってしまうような使い心地の良さがあります。
その使い心地の良さの理由は絶妙なサイズ感でしょう。車のキーと財布、それにiPhoneと小物をいくつか。これでいっぱいになるこのコンパクトさのおかげで「あれも持った方がいいかな」「これも持っておこう」という気分から解放されて、非常に気分の軽い状態で出かけられる。
その潔さが、気持ちが良いんですね。
クラッチがこれ以上大きければノートも持とうか、とかMAC Book airが入るかも、とかそういうことを考えてしまう。他にもSTEPHANのクラッチなんかを持っていますが、まさにノートパソコンが入ってしまうので、とりあえずそれをいれていこうなんて考えてしまう。結局お出かけのつもりがどこかでノートパソコンを開いていつもと同じになってしまうわけです。
しかし特に長財布を使っている人や、鍵をいくつか使っている人なんかだと、これ以下のサイズだと今度最低限必要なものが入りきりません。
そういうわけでこのクラッチのサイズ感は、おそらく多くの男性に取って非常に潔く使いやすいものだと思います。もちろんクラッチバッグのモデルによっては大きいサイズもありますので、色々持ち運びたい人にはそちらもおすすめです。
いかがでしたか?
今回はZANELLATO ザネラートとそのクラッチバッグを紹介してみました。使い勝手が良く、作りが良く、さらにデザインがお洒落なクラッチバッグはレアだと思います。是非チェックしてみてくださいね。