バイクに乗り始める理由は色々あります。
「通勤通学に便利そう」「車より維持費が安そう」
「先輩や友人が乗っているから」
「映画やアニメを見て乗りたくなった」
などなど。今回は初心者のためにバイクの種類や免許について解説したいと思います。
バイクは大きく分けて2種類
◯スクータータイプ
椅子に座っているような姿勢で運転するバイク。
オートマの車のように、ギアを変える必要が無いので操縦が簡単。
女性や小柄な男性にオススメです。
二人乗りで遊び回りたいのであれば、写真左のビッグスクーターが良いですね!
バイクの中では二人乗りが一番快適なモデルです。
◯ミッションタイプ(単車)
硬派な男の為のバイク。クラッチを切ってギアを足で変えます。
写真のバイク、いずれも完全に一人乗り用です。
(二人乗り出来る!と言うバイク乗りも居ますが、物理的に乗れるだけで快適ではありません。)
そもそも、ミッションバイクというのは運命に翻弄された男が一人で跨ぐ乗り物です。
心にぽっかりと空いた空間を埋める為には走り続けるしか無いのです。
良くある質問とその回答
ここで、今からバイクに乗りたい人の良くある質問とその回答を紹介します。
バイクに乗るとモテますか?
バイクに乗ってモテる時代は80年代に終わりを告げました。
スクーターでも単車でも、どちらもモテません!!(50代女子にはモテるかも?)
快適なバイクはどれですか?
快適なバイクはありません!
どれも夏は暑く、冬は寒く凍えながら走ることになります。
雨を避けれるバイクは無いですし、転倒に怯えながら走ります。
仮眠はできませんし、ヘルメット被って、常に運転に集中する乗り物です。
「◯◯◯は快適なバイクです。」などと言っている人は熱心なバイク信者であり
「この中では一番マシ」といった相対的な話をしています。
維持費は安いですか?
125ccのバイクまでは非常に安いと言えます。
保険料やタイヤ・オイル・整備費用、税金など考えても、年間6万円程見ておけば十分に足りるのではないでしょうか?
400ccからは少しお金が掛かります。
それでも年間10万円〜20万円程考えて置けば基本的には整備費用・税金など足りるはずです。
ちなみに編集部にはBMW2台とマセラティがあり、自動車税が年間30万円、整備費用が100万円をゆうに超えます。
高級輸入車のオイル交換は1回5万円です。そう考えるとバイクの維持費は安いです。
免許の取得は簡単ですか?
原付きの免許は、試験前日に勉強すれば十分です。簡単です。学校の偏差値は40程度あれば十分です。
中型・大型バイクは実技の試験があるので、自動車学校に通う人が多いです。
自動車学校は入学生を卒業させてあげるのが目的なので、練習すればほぼ間違いなく卒業(取得)できます。
ビンボー学生だったわたくしは、教習所に通えず、中型・大型ともに試験場で免許取得しました。
鬼のような試験官が、些細なミスでも減点して、是が非でも不合格に導きます。
鬼門ですが、根性があれば、5回程度で取得できます。
つまるところ、教習所に通えば簡単です。
バイクの免許は4種類
「原動機付自転車(原付き)」
「小型自動二輪(小型)」
「普通自動二輪(中型)」
「大型自動二輪(大型)」
この4つに分かれます。
原動機付自転車 50cc…いわゆる原付き
街中で走っている小さなスクーターが、この原付バイクです。
分類上では自転車の延長線上にあり、制限速度が30キロになっています。
免許の取得が非常に簡単で、バイクも安いので大学生などに人気です。
車両価格は10万円〜25万円程度 中古だと5万円程度でも買えます。
昔はこういった形の原付バイクもありました…。
みんなこれで練習して、中型バイク→大型バイクにステップアップしたものです。
小型自動二輪 125cc…通勤に使うバイク
原付バイクがあまりに不便だけれど、スクーターに乗りたい人に人気なのが125cc。
分類上は「原付2種」と言って、自転車の延長線上ですが30キロ以上でもOKだったり、
法的にも車と同じような運転ができます。
維持費が安く、燃費も良く、車のすり抜けができるのでオジサンが通勤に使うケースが多いです。
ちょこまかとすばしこく東京都内では最速と言われているスクーターです。
最近ではビッグスクーターの様な形をしたものや、400ccのバイクのような形をした物もあります。
車両価格は20万円〜30万円程度 中古だと10万円程度でも買えます。
こういう形をした125ccバイクもあります。(CBR125)
400ccよりは細くで貧相に見えますが、スクーターよりはカッコ良いような…?
大学生が乗る分には良いですが、社会人であれば250cc以上が良いですね!
小柄な女性ならこれ位が丁度良いかもしれません。
普通自動二輪 250〜400cc…中型バイク(一般的なバイク乗り)
ここからが本番よ!
125ccからグンと車格が大きくなって、大型バイクに迫る勢いです。
中型バイクであれば東京→大阪などのロングツーリングも簡単です。
日本一周などのツーリングも出来るくらいにはなります。
また加速が速い車種ばかりで、スポーツカーよりも加速が良かったりします。
これはネイキッド(剥き出しという意味)タイプのオートバイ。
HONDAのCB400SFです。
こちらはアメリカン・タイプ。ヤマハ・ドラッグスター
ハーレーダビッドソンが有名ですね!
スーパースポーツタイプ。と公式サイトで紹介されています。
一般的にはスポーツバイク、と言うと思います。こちらはカワサキのNinja400
クラシック・タイプです。
形はネイキッドに似てるけど、ホイールがメッシュなのがクラシックバイクを見分ける方法です。
昔のオートバイの雰囲気が出て居て良いですね!ヤマハのSR400というモデルです。
中型バイクの価格は125ccよりも、ぐっと上がって、50万円〜80万円程度。
非常に高いですねー!中古でも20万円〜50万円程します。
中型バイクからは高速道路に乗れたり、主要幹線道路を走っても車に遅れを取ることもありません。
バイパスや自動車専用道路も走れるので便利ですね。
大型自動二輪 750cc〜 大型バイク (400ccじゃ足りないバイク乗り)
大型バイクはまさに道楽の世界です。
何故なら400ccあれば公道では十分すぎる性能があるのに、それでも物足りずに大型バイクに手を出すわけです。
例えば街中を走っている原付きバイクは4馬力程度です。
ところが下の写真の大型バイクは180馬力です。
0-100km/hまで2.9秒。フェラーリより加速が速いんです。
つまるところ物凄く速く、更にはカッコイイのです。
例えばサーキットに居そうなスポーツバイクであったりー。(YZF-R1)
ちょー大きい硬派漢のバイクであったりー。(ZZR-1400)
細マッチョなイケメンバイクであったりー。(FZ-1 FAZER)
男臭いアメリカ人のバイクであったりー。(ハーレーダビッドソン)
トム・クルーズになりきってみたりー(GPZ-900R)
などなど。とにかくカッコイイのです。
入門でオススメは250cc〜400cc
バイクに乗る、乗らないか決めて、不便でも乗りたいのであれば中型バイクにしましょう!
初めてだからと言って50ccや125ccを選ぶ必要はありません。
体格が小さいのであればそれでも良いですが、大人の男であれば250ccは無いと恥ずかしいですね。
教習所のホームページを見て、早速「普通自動車免許」の申し込みをしましょう!
最近はレブル250など新しい中型バイクも続々出ているので、そういった最新車種が出ているバイク雑誌を買うのもよいです。
中型・大型バイクの利点
特に400cc以上は乗ってて様になります。
操る楽しみや、バイクの加速感を十分に実感できます。
眠れない夜中に一人バイクで海岸線を走り、缶コーヒーを買って海を眺めるのに最適な乗り物です。
吹っ切れない気持ちを抱えて、荒れた狭い峠を超えたり、深夜の高速道路を飛ばしたり。
心にぽっかりと空いた空間を埋める為には走り続けるしか無いのです。