飲み物

ウイスキーの開封後の賞味期限は短い!

こんばんは、はっしーです。
昨日は一日中魯山人の文献を読み、執筆していたものでヘトヘト疲れてしまい、深夜に料理を食べてコルトン・シャルルマーニュを飲んで寝たのは12時を過ぎてからでした。

本日は東京マラソンの交通規制によりタクシーが呼べずに、半分徒歩で新宿伊勢丹と高島屋に行ってきました。
まあそんな事はどうでも良い私の日記で、チラシの裏なのですが、本日のネタが無い……。苦し紛れのウイスキー賞味期限の話です。

白州蒸溜所で撮影したポットスチル

サントリーの賞味期限のアドバイスは?

質問
ウイスキー・ブランデーに賞味期限はありますか?
回答
ウイスキー・ブランデーの賞味期限は、未開栓の場合と開栓の場合によって異なります。

<未開栓の場合>
ウイスキー・ブランデーは蒸溜したアルコール度数の高いお酒です。
保存状態がよく、未開栓であれば、長期間安定した品質を保つことができます。
※そのため、ウイスキーは法律でも製造日や賞味期限表示は省略できることになっています。
<開栓の場合>
できるだけお早めにお召し上がりください。
どのくらい飲めるかは、保管方法やお取り扱いの状況によっても異なりますので、具体的な期間は一概には言えません。
また、保管場所といった外的な条件の他に、栓を開け閉めする頻度や瓶中の残量によっても香味の変化する速度が変わります。
アルコール分が飛び、徐々にその製品ならではの香味のバランスが失われますので、できるだけ早くお召し上がりいただくことをおすすめします。

このように未開栓の場合は、長期間安定して保管でき、開栓後は「お早めに召し上がりください」と書いてあります。
「お早めに召し上がりください」なんてのはヨーグルトや牛肉にも書いてあるセリフでざっくりとしすぎです!

https://www.suntory.co.jp/customer/faq/005588.html

ウイスキーは2ヶ月~6ヶ月を目安に飲みきった方が良い!

銘柄や保管状態、気温・湿度など様々な要因によって左右しますが、ざっくりと言って一度抜栓したのなら半年以内には飲みきった方が良いということです。
現在飲んでいるエイコーンのフレンズ・オブ・オークですが、去年の7月位に抜栓したものを直射日光に当てていないのに、完全に劣化しています!
一口飲んで「こりゃ傷んでるぜ!」と分かる程に劣化しています。多くのウイスキーは半年から1年程度で、緩やかに風味が失われます。抜栓してから、どんどん美味しくなる、なんてウイスキーはまず存在しません。

抜栓後、数日〜1ヶ月でウマくなるウイスキーはある

ですが絶対に開けた瞬間が美味しい!という訳でもなく、抜栓直後に「イマイチだったな?」と思ったウイスキーでも、数日から数週間置くとびっくりするほど美味しく風味豊かに生まれ変わることもあります。
しかし、眠っていたウイスキーが抜栓されて起きたに過ぎず、これもまた半年以上経つと劣化していきます。
できれば2~6ヶ月程度で飲みきってしまうのが理想です!

ウイスキーを同時に開けたいのであれば数本が現実的

中二病だった頃の私の部屋

筆者がまだ中二病精神が抜けなかった頃、オフィシャルの12年物のウイスキーを部屋にずら〜っと20本くらい並べてバーのように飲み比べていました。それで得れる経験はありますが、数年間も飲みきれないウイスキーが出てきます。
結局、後半は友人に振る舞ったりしたものですが、アラサーになった今、同時に開けるウイスキーは最大でも5本程度です。本当に良いウイスキーを少量ずつ開ける方が得られる満足感は高いと言えます。

今ではワインに用いるような窒素炭酸ガスを挿入することによって酸化を遅らせる方法もあります。空気を抜くバキュームよりも効果がありそうです。

小瓶に保存するテクニック

しかし、同じ蒸留所のウイスキーを色々なボトラーズやヴィンテージで楽しみたい!
そう考えるのであれば、完全に瓶を空にするのではなく、100mlや200mlの保存用の瓶を用意してラベルプリントを貼り付けて空気を抜いて保管しましょう。これであれば750mlの瓶のほとんどが空気、という状況よりも良いです。

ウイスキー好きの友人が居るのであれば、抜栓直後から4等分、5等分すれば手頃な価格で様々なウイスキーを同時に楽しむこともできますね!

長期保管ではパラフィルムかサランラップをしよう!

お部屋に乱雑に置かれた秘蔵のモルト達…(現在)

1~3年で飲み切るなら、そのまま保管すれば良いですが、もし5年10年と保管するのであれば、直射日光・高温多湿を避けてパラフィルム、ストレッチフィルムかサランラップを巻いて保管しましょう。
ボトルのキャップは基本的にコルクで、ごくごく僅かに空気を通すそうです。そこから何年も保管すると緩やかに0.1mmずつ揮発してゆきます。早いと10年位から液面が下がってゆきます。
神経質な人はエチケットにも巻くと良いでしょう。ヤフオクなどでオールドボトルを見ると保管時に紙のエチケットが劣化したり、紙だけカビたり、シミになったりということがあります。

ウイスキーは無限に保管できるように感じますが、現実問題で80年代瓶詰めのバランタイン18年(明治屋扱い)などを買うと、コルクのニオイが液体に映って、やや臭く感じます。飲めるけど、ちょい変質してるな?と思います。
ですので出来る限り温度変化の少ない場所で、フィルムでグルグル巻にする、5年位したらフィルムを巻きなおす。
という方法を取る、さらにできればワインセラーなどに保管すると長期間に渡って優れたコンディションで保管できるでしょう。

究極のブルゴーニュ・テクニック

ちなみにワインの話ですが、どうしても一人でブルゴーニュが飲みたい時は抜栓直後に、空気に触れないように静かにジップロックに注ぎ込み真空状況にして冷蔵庫に保管しました。この作戦だと僅かに劣化するものの、2~3日は酸化せずにブルゴーニュを一人で楽しむ事ができます。
これは序の口、筆者の後輩である凜々が考えた「凜々(りんりん)注ぎ」というテクニックでは、ワイングラスの底にボトルの口を突っ込んで空気に当てずに注ぐというものです。

ワイン本で頭でっかちになって、どんなワインでも飲む前からデキャンタージュするバカチンが稀にいますが、基本的にタンニンの強いボルドーで無い限りデキャンタージュは不要です。グラスに入れてゆっくり飲んでいれば、じきに丁度良い状況になります。一方でブルゴーニュは「酸っぱくて飲めない!」「さっきまでの華やかさは何だったんだ!」となることが多いです。特にボーヌロマネやニュイ=サン=ジョルジュ系です。ヴォルネイやポマールなどは30分後がウマいというものもありますが。
そんな訳でブルゴーニュを飲むのであれば、グラスの底にボトルを突っ込んで静かに当てるようにして注ぐという「凜々(りんりん)注ぎ」を使ってみてください。その最初のエッセンスを感じて、後々静かにグラスをスワリングして香りの変化を楽しみましょう。ワインは温度変化による影響も大きいので、その点でもウイスキーよりも動的で難しいと言えます。

何のウイスキーが良い?美味しい?

これは経験を積むしかありません。しかし一々ボトルを買っていたらお金も無駄になってしまいます。
お勧めは、住んでいる街にあるワンコイン(500円)で色々ウイスキーを飲ませてくれるショットバーを探して、片っ端から飲むことです。最初はオフィシャルでも良いので色々飲んで美味しかったものをメモしておきます。
今度は美味しかった蒸留所縛りで、少し良いバーで探せば、自分の中で最もウマいウイスキーに出会えることでしょう。

おわり

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はっしー

静岡市1989年生まれ 勉強が苦手 コーヒーと紅茶をよく飲みます