【必見】リネンのシャツの特徴とお洒落な麻シャツの選び方

メンズファッション

この季節になるとどこのショップでもイチオシのアイテムとして扱われていて、あちこちで見かける麻のシャツ。

春夏にぴったりな麻を100%使ったシャツは、季節感があり非常にお洒落ですが、期間限定な素材故に麻という素材に馴染みが無い人には、麻のシャツにどんな特徴があるのか、どんな選び方をして良いのか分かりにくいかもしれません。

そういうわけで今回は麻のシャツの特徴と選び方のコツを解説します!

麻は春夏の素材!

linen shirt

麻はシャリっとした感触があり、薄手の生地であることが多く、春夏の代表的な素材とされています。通気性が良く、乾きやすいこと、また汗をかいても生地が肌に張り付きにくいので、着ていてさらさらとした着心地になるため、真夏の服の素材としては非常に人気が高いです。

その季節感を演出するために、麻のシャツは鮮やかな色合いだったり、薄く褪せたような色合いだったりすることが多いです。そういった色合いに麻独特の霜のような染めムラが入ることによって、誰もが見たことのある上の写真のような麻の風合いになります。

左からラミー(麻)、リネンウール、カシミアリネン。いずれも春から初夏にお洒落な生地感ですね。 (左)Cornelianiコルネリアーニ (中)BEMAS F ビームスエフ (右)Kiton キートン

左からラミー(麻)、リネンウール、カシミアリネン。いずれも春から初夏にお洒落な生地感ですね。
(左)Cornelianiコルネリアーニ
(中)BEMAS F ビームスエフ
(右)Kiton キートン

麻のシャツは春夏のアイテムなので、着るとしたら3月〜9月ころの暖かい日が良いでしょう。麻のジャケットについては麻の混紡率にもよります。例えば麻100%のジャケットであれば真夏にも着られますが、カシミアリネンのジャケットなんかは5月までが精一杯です。

麻を使った秋冬物というのは珍しく、ほとんど手に入らない。逆に言えば麻は例外もあるかもしれませんが秋冬には着ることのない素材なので注意が必要です。この冬見かけたのはブルーのシャツにベージュのチェスターコートを着て、白パンにローファーを履き、かっこ良さげなハットまで被ったお洒落風の大学生のシャツが麻100%でいかにも夏物の風合いだったパターン。

気づかずにファッションに興味の無い人が麻のシャツを着てしまっているのと違って、お洒落風のファッションだとかなり残念な雰囲気になってしまいますから注意が必要です。

麻のシャツの選び方

linen shirts

それでは実際に麻のシャツ選びですが、ここには注意が必要です。というのはあまり品質の良くない麻を使った安いシャツは麻がパリパリとしており硬く、肌に刺激となってかゆみや痛みになってしまうことがあるからです。

また安い麻は繊維が硬いからかシワが極端に取れにくく、アイロンを掛けても全然細かいシワが取れない場合があります。麻のシャツは半乾きの状態からアイロンを掛けよう、なんていう面倒な話もありますが、実際には品質の良い麻の場合はスチーム程度で完全にシワも伸びます。

麻の良し悪しは見た目の高級感にもダイレクトにつながっていますので、あまり安いシャツを何着も買うよりも少し良いシャツを選ぶのがおすすめです。

本当に品質の良い、上の写真に写っているようなシャツは軽く手洗いして絞らずに干せば、完全に洗いざらしで着ることもできるほど復元力がありますし、シャツの下に下着を着なくてもまったく気にならないほど滑らかで素晴らしい肌触りです。

attolini shirt

 

左のシャツが麻100%ですが、右のコットンシャツと同じくらいきめ細やかな生地感ですね。

もちろん良い麻とそうでない麻を分けるのは価格であることが多く、通常セレクトショップなどで1万円を超えるドレスシャツになると麻の質はずいぶんと良くなります。それとは別に簡単に麻の品質を見分ける方法は、光沢です。

品質の良い麻は、麻以外にシルクなどの素材が入っていなくても、自然な光沢感があります。

麻は先ほども書いたように素材感によって、お洒落さがずいぶんと変わりますので、素材の良さを十分に意識してシャツを選んでくださいね。

いかがでしたか?

今回は麻のシャツの特徴と良い麻のシャツの選び方について解説してみました。

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平成3年生まれ。
2017年春頃より、二代目ライター田中に就任しました。メンズファッションを主に執筆しています。
以前のライターとも仲が良いので、様々なことを聞いて書いています。

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