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秋のメンズファッション入門

厚かったり寒かったり、何かとファッションに悩む秋。

今回はそんな秋のファッションを安上がりで、お洒落に着こなすためのテクニックと基本を解説します!

安くてモテるお洒落なメンズファッションを目指すために、具体的に詳しく書いています。ちょっと長くなっていますが、ぜひ参考にしてくださいね。それではいきましょう。

安くお洒落に秋のメンズファッションを着こなすには

シーズンに合わせて着こなすのは非常にお洒落で、重要なことではありますが、実際にはとてもお金が掛かります。春物を買って、夏物を買って、それからすぐに秋冬……となっていくと、金銭的な負担も馬鹿になりません。

「なんとかお金をかけずに、お洒落に秋を着こなせないの!?」

実はお金を出来るだけ掛けずに、お洒落に秋のメンズファッションを着こなすテクニックがあるんです。

それは、うまく春物を使うこと

また、冬が近づいたら、冬物を軽めに着こなすこと

例えば春が来るとき、3月頃に買った明るいサーモンピンクのジャケットや、黄色のシャツ、明るいブルーのパンツ。こういったものは確かに、秋に着るには「春っぽいor夏っぽい」印象があり、ちょっとおすすめできません。

でも、手元にある赤いカーディガンや、黒のジャケット、白のパンツなどはどうでしょう。実は秋にも十分着られる可能性があります。

赤は紅葉のイメージがありますから秋にぴったりですし、黒のジャケットは季節感が薄く年中着られます。また白のパンツは、以前は夏のイメージもありましたが、生地の薄いものでなければ秋にもおすすめです。

何より秋と春は気温が近いですよね。

ですから特に9月や10月であれば、こういった「いかにも春夏」という印象の少ないアイテムをうまく流用しながらファッションを作っていくと良いでしょう。

さらに冬が近づいたら、冬物を軽めに着こなす。

例えば黒のフェルトっぽい素材のコートを持っているとして、それをブラウン(濃い茶色)のパンツと着こなしたら真冬のファッションのように暗くなりがちです。またインナー(中に着るもの)が秋冬のネルシャツであったら、着ている自分も少し暑すぎる可能性があります。

そこで、グレーのコートはそのまま、色やインナーを軽めに着こなすのです。

例えば黒のコートに、ベージュやライトグレーなど明るい色のパンツを組み合せる。このようにすれば全体の色合いが暗くなりすぎず、しかし秋っぽさのある着こなしにできます。

また暖かい日はインナーをシャツではなくロングスリーブカットソー(長袖Tシャツ)にし、寒い日はシャツにする、というようにインナーを使い分ければ気温にピッタリな着こなしも可能です。

9月10月はインナーをカットソー、11月からはシャツというようにしていくのもおすすすめですね。

一気に話してしまいましたが、いかがでしょうか。

まとめると、以下の通りです。

◯9月、10月前半のファッション

秋に違和感なく使える色の春夏ものをうまく使い、必要に応じて秋物のアウターを買い足す。
下は一例です。春先に買ったカットソーとシャツを、デニムでオーソドックスに。

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◯10月後半、11月前半のファッション

コートやウールのジャケット、セーターなど冬物のアウターを使い、色が暗すぎないよう、また着こなしが厚くなりすぎないよう気をつけながら、軽めに着こなす。

では、順を追って詳しく解説していきます。

秋のメンズファッションに着やすい色

まずは、秋に着やすい色と春夏っぽさがあり、秋に着にくい色を押さえておきましょう。

◯赤系、特にボルドーなどの濃い色やオレンジ

赤系は先ほども少し書いた通り、紅葉のイメージがあるために秋のメンズファッションにぴったりです。
例えばシャツが白でパンツがベージュといったオーソドックスな組み合せでも、カーディガンがオレンジや赤であれば、それだけで秋っぽい着こなしになりますよね。
ベージュのパンツや白のシャツ、あるいはそれに近いものを持っている人はアウターであるカーディガンやジャケット、パーカーなどだけでも、秋らしい色のものを買って着こなしに取り入れましょう。それだけでずいぶんと季節感があり、お洒落な着こなしになります

◯茶色

さらに秋冬らしさを強調するのであれば、おすすめはブラウン。これは秋から冬にかけてずっと使える色ですね。茶色は特に明るい色との相性が良いですね。グレーのジャケットと、白のシャツ、ブラウンのパンツなんていう着こなしはイギリス風でクラシカルな印象があり、お洒落です。

また薄い茶色のジャケットも、秋冬の定番です。デニムやグレーのパンツと着こなしてみましょう。

◯グレー

グレーもまた、秋冬にはおすすめの色。ツイード、という羊毛の生地では定番の色ですので、いろいろなショップで見かけることになるかと思います。グレーは他の色と組み合わせやすいのが特徴で、例えばグレーの秋冬物ジャケットを手に入れれば、春物のような明るい色のカーディガンなんかも意外と無理なく併せられたりします。

 

ただ、後ほど素材については詳しく書きますが、麻のカーディガンは冬にはあまり向いていませんので、上級お洒落を目指したい人は秋前半で終わりにしましょう。

あとは黒、白も秋冬に問題なく使える色。

ただしコーディネート全体が暗くなりすぎないよう、もっと言えば「全身黒」にならないよう注意が必要です。

秋のメンズファッションで避けたい色

逆に秋のメンズファッションで避けたい色もいくつかあります。

こちらも少し考えてみましょう。

◯ブルー、紺

紺の方は使い方によっては良いのですが、ブルーは基本的に夏っぽい印象があります。
これはできる限り避けた方が良いでしょう。

ただし例外もあります。それが、明るい茶色にブルーを組み合わせる場合。こちらはマローネエアズーロなんかと呼ばれる組み合せで、定番となっています。明るいブルーのシャツなんかでも、茶色のウールのジャケットやコートなどと組み合わせると違和感なくコーディネートできます。グレーとも組み合わせることができますね。

またデニムもブルー系ですが、生地が厚めなので問題なく秋冬に着られます。

◯黄色、ピンクなどパステルカラー

黄色やピンクなどは春の桜や新緑を連想させますので、避けた方が良いでしょう。ただしどちらの色も、濃い色目のものであれば使える色。特に秋冬にはカラーパンツがよく用いられますが、グレーやブラウンのジャケットに「からし色」のパンツを組み合わせたり、ショッキングピンクのパンツを組み合わせたりということを上級者は行います。

いずれにしろ、とりあえずは挑戦しにくいファッションなので避けておくのが無難です。

秋におすすめの素材は??

服を買うときに生地(素材)に注意して選ぶ人はあまり多くないかもしれませんが、基本的な生地(素材)の知識を少し持っておくだけで、「どの服がどの季節に合うか」が簡単に分かるようになります。

ここでは、秋冬におすすめの生地(素材)を紹介します。

商品タグを見れば分かる場合がほとんどですが、分からない場合には「生地(素材)はなんですか?」と店員さんに尋ねると良いでしょう。

◯ツイード(ウール系)

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流行の後押しもあり、完全に秋冬のスタンダードとなったのがツイード。ツイードは生地の名前で、素材はウール(羊の毛)です。もともとはスコットランドなどで多く製造されていた生地で、少しごわごわとした手触りが特徴の生地です。

◯フランネル(ウールや綿)

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ネルシャツ、なんていう言葉がありますが、あれはフランネルシャツの略語です。フランネルは主にウール、時々綿を素材に起毛させてある生地のことです。少しざらっとした手触りのものが多く、高級なものになるとふんわりとしたものもあります。

ところで、一見するとツイードとあまり変わりませんね笑

基本的にはツイードの方がごわごわしている場合が多いですが、それも場合によります。実際にはあまり見分ける必要もありません。

さらにフランネルの仲間といいますか、似た雰囲気の生地にサキソニーという生地があります。こちらはウールを使ったもので、より滑らかでカシミアのような手触りです。高級なジャケット以外ではまず見ることはありませんが、一応までに知っておくといいでしょう。

◯コーデュロイ(ウールや綿)

こちらも秋冬の代表的な素材。皆さんは黒板消しを覚えているでしょうか。あの黒板消しの消す面、線の入った布がコーデュロイです。主にパンツなんかに使われますね。保温性が良く暖かいので、秋冬の定番となっています。

◯厚めの綿

綿というのは色々な生地になっていますが、中でも厚めでしっかりとした綿のシャツやチノパンは、秋冬に着てもまったく違和感がありません。

これは少し見分け方が難しいですが、夏物の綿は薄手であることが多いです。またドレスシャツ(スーツに着るシャツ)は基本的には、薄手の綿ですが年中着られる物も多いです。

秋のファッションでは避けたい素材

逆に春夏っぽさが強く、秋のメンズファッションでは避けたい素材を紹介します。

◯麻

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麻が春夏のシーズン向けな素材だというのは有名な話ですね。厳密に秋冬だから麻はだめ!と決まっているわけではありませんが、麻を使っている服というのは、麻の良さを生かすために夏っぽい雰囲気がある色や仕様だったり、涼しげで薄手だったりすることが多いです。

そのため基本的には避けておいた方が良いでしょう。

また綿麻、毛麻絹などの混紡の生地も、夏っぽさがあるものが多いですね。色合いによっては9月、10月前半くらいまでは着られたりもしますが、自信がなければ止めておくのがいいかもしれません。

◯薄い綿

綿の中でも、テロテロとして薄手の透けるようなものは夏に向いています。

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こういう薄手の生地ですね。こういうものは冬物のアイテムと組み合わせてしまうと「シャツだけ薄い」アンバランスなコーディネートになってしまう可能性が高いです。夏が終わったらすっかり諦めて、洗って真空袋に入れて来年の春までしまっておきましょう。

秋メンズファッションにおすすめのスタイル

そういうわけで、秋のメンズファッションに使いやすい色や素材が分かったはず。

まずは手元にある服を確認して、どの服がいつまで着られるかを考えましょう。そして足りないアイテムがあったら、それを買い足しましょう。例えば白いシャツとデニムがあるなら、カーディガンやセーターなんかを一着買うと良いでしょう。

黒のジャケットとチノパンがあるのであれば、年中着られるタイプの中厚地の白シャツを買うのが良いのではないでしょうか。そのようにして、うまくスタイルを組み立てていきましょう。

具体的におすすめなのは、以下のようなスタイル。

カットソー+パーカー

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シャツ+カーディガン

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シャツ+ジャケット

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といったスタイルです。

こちらの写真では全てデニムを合わせていますが、もちろんベージュなどのチノパンを合わせてもお洒落にコーディネートできます。

秋物の服はどこで買うか

それでは具体的にどこで秋物の服を買うのが良いのでしょうか。

要注意なのは、ネット通販。「秋 メンズファッション」などと検索しても、一つのリンク(ショッピングページ)に誘導するような悪質なサイト(ステマ)が沢山出てきますね。ですがこういったネットショップで売られている物は粗悪なものが多く、その割に値段が高いことも多いです。

例えばポリエステル(化繊)100%のジャケットが5000円以上したりと、普通では考えられないようなものがまかり通っていますね。

服は慣れるまで自分で選ぶのが難しいですが、色々なブランドを見て回っているうちに、どんな物が「良い物」なのか分かってくるようになります。普段から自分が通っている店はもちろん、少し値の張るお店にも足を伸ばしてみましょう。

必ずしも高い服を買う必要はありません。

しかし、高い服=質の良い服がどんなものなのかを見ておくと、安い服を選ぶときに「これは値段の割に質がいい」というものを選べるようになります。ぜひ、色々なブランドを見て回ってください。

品質としては、ベストではなくとも安定してるポールスミスのような人気ブランドはチェックしておくといいですねまたディーゼルなどのプレミアム・カジュアルと呼ばれるブランドも良いでしょう。

もちろんもっと品質の良いブランドは山ほどありますが、このくらいが一般的に「最もお洒落」と考えられるラインです。

このウェブマガジンでも度々言及しているブリオーニやゼニアといったブランドは高すぎるうえクラシックな雰囲気ですので、若い人には向きません。またごく一部のセレクトショップでのみ扱われているようなデザイナーズブランドも、他の人には理解されにくい傾向があります。

話が脱線してしまいましたが、目が慣れてきたときに実際にどの店でどのくらいの値段のものを買うべきか、という話です。

おすすめなのはgreen label relaxing グリーンレーベルリラクシングという大手セレクトショップであるユナイテッドアローズの廉価ライン。安い値段で見栄えのするものが多く、おすすめです。特にイタリアのブランド生地を使ったジャケットはコスパが良いですね。

またアーバンリサーチドアーズなども、安い値段で無難にお洒落なアイテムが揃っているので便利です。また一部の店舗でしか展開されていませんが、ナノユニバース Library Tokyoというブランドラインも、質が良くお洒落なシャツやジャケットが揃っています。

またもう少しお金が出せるのであれば、ユナイテッドアローズのメインラインやビームスFも良いでしょう。セレクトショップのオリジナル商品はネット上で悪く言われることが多いですが、「そこそこの金額で普通に皆からお洒落だと思われるファッション」をしたいのであれば、十分おすすめです。

また目立たないアイテムはgreen label relaxing グリーンレーベルリラクシングなどで揃え、ポールスミスのスカーフやマフラーなどをコーディネートに取り入れる、というのは安上がりでお洒落に見えるテクニック。

ただの白シャツと黒いジャケットの着こなしでも、そこにマルチストライプのスカーフが加われば、周りの人から一目置かれるファッションになりますね。

ファッションはお金がかかります。季節物の使い回しはもちろん、あまりお金を掛けたくない人はこのようにして「どうしたら周りからお洒落に見えるか」を考えると良いでしょう。

 

いかがでしたか??

今回は秋のメンズファッションについて、詳しく解説してみました。

みなさんも是非、参考にしてくださいね。

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