メルカリで、10年以上前の古いMacBookが、あたかも2〜3年前の少し古いモデルであるかのように偽って出品されていることが発覚し、SNS上で話題になっています。
【死ぬ程ヤバいメルカリアカウントが発見される】https://t.co/IzoBCkRpxp
・まるでMacの年式であるかのようにOSの年式を書いている。
・2010年頃のMacを5〜8万円で売っている(相場の数倍)
・無理矢理最新OSをインストールして販売… pic.twitter.com/3V0crvxBjZ— JK(ジャンカー)固ツイかなり有益 (@i9_15900ks) October 12, 2024
2022年とされるも実態は2012年製
特に目立つ例として、「A1278」という型番を持つMacBook Proが挙げられます。ある出品者が「2022年 MacOS搭載」として販売している商品がありますが、実際にこの型番を調べてみると、Appleの公式サポートページでは「2012年Middle」と記載されていることが判明しました。つまり、12年前に発売されたモデルが、あたかも2022年に製造された最新モデルであるかのように見せかけられているのです。
これは、最新のMacOSをインストールしていることを理由に「2022年製」と表記していますが、ハードウェア自体は2012年に発売されたものです。
購入者は、商品説明に書かれた「2022年」という記述に誤解を生じ、比較的新しいモデルだと思い込んで購入してしまう可能性があります。こうした手法は、購入者に混乱を招き、悪質な販売手法として非難されるべきです。
詐欺的な出品が横行するメルカリの課題
このような詐欺的とも言える手法がメルカリで広がっている背景には、商品の年式や状態に関する正確な情報提供がなされていないことがあります。特に、中古市場では年式やスペックが購入の決め手となることが多く、購入者はその情報を信頼して取引を行います。しかし、年式や型番の誤解を招く表示は、購入者に不正確な情報を提供し、結果としてトラブルの原因となることが多いのです。
さらに、こうした商品の多くが相場よりも高い価格で出品されている点にも問題があります。例えば、実際には12年前のモデルであるにもかかわらず、44,800円という価格で販売されている場合、購入者は不当に高い金額を支払っていることになります。出品者が「保管スペースがないため早く販売したい」といった説明をしていますが、これは価格設定の正当性を損なう理由にはなりません。
SNSでの批判とメルカリへの期待
こうした手法に対しては、SNSやネット上で批判が相次いでいます。特に、中古市場での「情弱ビジネス」として、知識の少ない購入者をターゲットにした手法が横行していることが指摘されています。これにより、メルカリというプラットフォーム自体に対する信頼が揺らいでいるとも言えるでしょう。
詐欺的な商品説明や高額な価格設定に対する不満の声が多く、メルカリはこうした不正行為を防止するための対策を強化する必要があります。特に、商品の年式や型番の表示に関するルールを明確にすることが求められます。購入者が安心して取引できる環境を整えるためには、プラットフォーム自体の管理体制を見直す必要があると言えるでしょう。