しがないワイン愛好家なのですが、最近、腰を抜かすような経験をしました。
年に1度ほど愛飲してきた「エール・ダルジャン シャトー・ムートン・ロスチャイルド」が、かつて1万2千円程度で手に入っていたものが、今ではなんと2万6千円近くまで跳ね上がっていたのです。
特に、ブルゴーニュのワインは近年、その希少性と高評価により、価格が急上昇しています。2021年頃までは、有名な生産者のブルゴーニュ・白ワインでも、3000円から4000円程度で選び放題でしたが、現在では1万円近くまで値段が上がってきてしまっています。ボルドーやブルゴーニュといったフランスワインの高級化は、ますます手が届きにくい存在となっています。
フランス白ワインの高騰とブルゴーニュの現状
フランスのワイン市場、特にブルゴーニュでは、気候変動や限られた生産量により、高品質のワインがますます希少になっています。ヴィンテージごとの変動や、世界的な需要の高まりも手伝って、かつて手軽に楽しめたワインが急激に値上がりする現象が見られます。
ブルゴーニュの地は限られた面積でありながら、非常に高品質なワインを生み出すことで知られており、世界中のワインコレクターや投資家がこの地域のワインに注目しています。
ミッシェル・シャプティエは高騰するフランス白ワインの救世主?
このような中、コストパフォーマンスに優れたフランスの白ワインを提供している「ミッシェル・シャプティエ(M. Chapoutier)」が、ワインファンにとって救世主のような存在となっています。例えば、「レ タヌール(Les Tanneurs)」は、わずか2,500円ほどで手に入るにもかかわらず、マルサンヌやルーサンヌといったローヌ地方の伝統的なブドウ品種を使用し、フルーティーでミネラル感あふれる素晴らしい味わいを提供してくれます。
ミッシェル・シャプティエのワインは、ローヌ地方を中心に展開されており、ビオディナミ農法を採用することで自然の風味を最大限に引き出して、価格以上のクオリティを感じられるのが特徴です。
世界的な白ワインの価格高騰の波が押し寄せる中で、シャプティエは手頃な価格で高品質なワインを提供し続け、デイリーワインとしてギリギリ成り立つありがたい1本となっています。
高品質ワインを手に入れる選択肢としてのローヌ地方
ブルゴーニュのワインが手に届きにくくなる中、ローヌ地方は魅力的な選択肢となっています。特に、シャプティエのような生産者が手掛けるワインは、品質と価格のバランスが絶妙です。ブルゴーニュの名だたる白ワインに匹敵するような複雑な味わいを持ちながら、はるかに手頃な価格で楽しむことができる点が魅力です。
フランスの白ワイン市場全体が価格上昇に直面している今、シャプティエのような生産者が提供する手頃な価格帯のワインは、愛好家にとって新たな希望と言えるでしょう。気軽に楽しめる価格でありながら、その風味や品質は一流。これからも、シャプティエのワインが市場で重要な役割を果たしていくことは間違いありません。
このミッシェル・シャプティエのワインは日本全国で安定して流通して、また2,000円台でも購入できるので、 本当に美味しいフランスワインを手頃な値段で楽しみたい方はぜひ一度購入してみてください。