部屋の中でも持ち歩こう!ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-HG10

ライフスタイル

リナシメントの読者様こんばんは。今日はなんかやや体調が悪く、二度寝して昼過ぎに起きた次第です。
さて昨年末のイタリア旅行で大活躍したSONYのワイヤレススピーカーですが、食事中に音楽でも聞こうと思い立ち、トランクケースから出してきました。どうせ外出しないので、今日はこの面白グッズについて紹介してみます。

コンパクトで持ち運びに便利

手のひらサイズとはいきませんが、iPhoneSEと比較しても小さく見えます。こんなに小型でありながら音質が結構良いのです。

ソニーストアでは5種類のカラーバリエーションがあるようです。角が丸くなった長方体なのでデザインもシンプルで、どのカラーにしても良いです。ビビットカラーではなく、少し彩度の落ちたカラーバリエーションになっています。
キャビネットに隠したり、絵画の後ろに設置しても使える感じです。

 

とてもシンプルな操作性とユーザビリティ

ボタンが少ないというのは操作のしやすさに繋がります。右から電源のオンオフ、音量のプラスマイナス、エキストラバス、再生停止です。意外なことに「次へ」と「前へ」のボタンがありません。中央にはワンタッチ接続(NFC)機能搭載のマークが付いています。対応したスマホであればかざすだけで設定完了というスグレモノ。

裏面ですが、DC IN 5Vの充電ポート、USB接続のポート、オーディオイン、右にはステレオペア、セットアップ、アップデートボタンがあります。

底のボタンを押すとフロントカバーが外せる仕様になっています。なんとなくカバーが無い方が高音質だから・・・?これに関しては謎仕様です。

バッテリーは5時間の充電で最大12時間の連続再生ができるようです。大音量だと10時間も持たないかもしれませんが、それでも数日に1回充電するだけで済むので結構便利なバッテリー容量です。

SRS-HG10の気になる音質は…?

やはり気になるのが音質ですよね。最初は設定が簡単なBluetooth接続をしてパソコンで再生してみます。電源をオンにして、ファンクションでBluetoothに移動(LEDが付く)、そしてペアリングすれば完了。とっても簡単です。

クラシックのピアノソロはいまいち?

早速iTunesに入っていた、アルトゥール・ルービンシュタインのバラードを聞いてみます。個人的には名演だと思うこのCD、何百回と聞いているので音質の判断にはぴったりです。「ショパン バラード2番」を聞いたのですが、平面的な音になってあまり良くありません。なんかラジオのようなナローな音質です…。
次に交響曲を試してみます。「ブラームス交響曲1番」は結構アリです。エキストラバスをオンにするとティンパニーの重厚な音が広がる感じで楽しめます。「組曲 展覧会の絵 にわとりの上に立つバーバ・ヤーガの小屋」こちらは高低差の大きなレンジの広い曲ですが、やや立体的な音質で楽しめます。いずれも交響曲はエキストラバスをオンにした方が楽しめる感じです。
「ドビュッシー ベルガマスク組曲 月の光」を聞いてみたのですが、透明感がもう少し欲しい!対処法としてエキストラバスはオフにした方がややキレイな音質です。

ジャズとの相性は良い

「Blue In Green (The Concert In Canada) 34 Skidoo」「On Green Dolphin Street 1958 Miles」「Someone To Watch Over Me [Live] Oscar Peterson」何曲か続けて聞いてみたのですが、ドラムとダブルベースの組み合わせが軽快でありながら重厚感も出ているので、コンパクトなスピーカーにしては結構いい感じです。

ポップスや私の大好きなFELT&発熱巫女〜ずはイマイチな音質…?

なんか変だと思ってUSB接続にしてみることに……

 

「全然音違うじゃん!!!!!!」

 

Bluetooth接続と比べると全く違うスピーカーのように音質が向上します!!
Bluetooth接続が42点だとしたら、USBが100点になる感じです…。Bluetoothが緊急用だと思えるほどです。

再度、先ほどの曲を聞き直すと、クラシックもジャズも劇的に音が良くなっています。バラードの2番を聞き直すと、音が細かく分離してナローでダラダラ繋がっていた部分も、音の粒子が立っているような鮮やかでキレの良い音になっています。もちろんサイズからして限界はあるのですが、DENONのPMA-SA1、B&W 805D3 PEと本格的な機材で聞いている音と比較しても音に破綻がありません。低音から高音までバランスの良い伸び方をしています。

よほど緊急事態で無い限り、パソコンにUSBで接続して再生した方が良いと思います。

で実際ワイヤレススピーカー SRS-HG10ってどうなの

長年オーディオオタクをしていますが、デジタルアンプの高性能化に伴い、こんなに良い音質がコンパクトなサイズで2万円弱って本当に良い時代だな〜と思えます。15年前なんて、アクティブスピーカーでクラシックが聞けるような性能の物は10万円出しても存在しませんでしたから…。

海外旅行やアウトドア用に購入して全然使っていなかったのですが、室内でも簡単に移動できるのが本当に便利です。電源が無くても再生できます。Bluetooth接続は音が悪いけど。
キッチンやお風呂などで気軽に聞けるのも良いです。但し防水ではないので湿度や水にご注意を。

ついでにサントリー エイジング15の感想も?

何を隠そう、巻頭の写真に出てきたウイスキー SUNTORY WHISKY AGEING 15 (サントリー・エイジング15)を飲みながらスピーカーのレビューを書いていたのです。厳密に言うと嗅ぎながらですが。
サントリーが1980代に発売していたと思われるオールドブレンデッドボトルです。首のラベルに「ウイスキー特級」とあるので1989年までのウイスキーと推測されます。情報が少なく発売日や生産終了日は分からなかったので、ご存知の方お教え下さい。最低15年の樽熟成で山崎蒸留所のウイスキーが主体になっていると思います。グレーンウイスキーの香りは少ないので、モルトの比率が高いのでしょう。1989年から15年引くと1974年ですので、60~70年代の山崎蒸溜所という今では考えられない希少な原酒が使われています。つい先日「山崎55年」が300万円で限定販売され完売でしたが、こちらもまた60年代の原酒です。
さて元々液面が肩より少し下がっているボトルで、やや怪しいボトルでしたが抜栓してみました。

1ヶ月位前の抜栓日はコルク臭すぎて全く飲めなかったのですが、今になって空気に馴染んで元気の出てきた謎ボトルです。実際にグラスに注いでみると、華やかな香りで焦がしたハチミツ(栗の木)の甘い香りに、割り箸(間伐材)のような雑な木のニオイ、完熟マンゴーの果皮のようなニオイがします。そこに少しだけコルク臭が…。これが曲者で抜栓した時はこの強烈なコルク臭で全く飲めませんでした。

そのコルク臭も和らぎ、ボトルの中から「こっちにおいで」、「ウマいぞ〜」と誘ってくる蜜の香りがするので、ついついグラスに注ぎ口へと。

うげ〜、ギリギリ飲めない!!素晴らしいフレーバーと共に、カビ臭とコルク臭が……。
キャンティのワインがブショネだったらこんな感じだろうな〜という見事なブショネ臭です。しかし樽熟成から由来する良い香りも強いので、まさに地獄です。
どうにかして飲めないものか、エイジング15を持っている人は抜栓せずに、コルク臭をキレイに取り除ける方法(添加物?)が確立するまではパラフィルムを巻いて寝かせておいた方が良さそうです。2030年には、いや2050年には…?う〜ん、冷凍人間やミイラを復活させるよりは簡単だと思うのですが…トホホ…(はっしー)

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