葉巻は月に2~3本しか吸わない初心者ですが、ネットに情報が少ないので簡単にレビューしてみます。冒頭は公式サイトを翻訳しつつ、後半では実際の味わいについて触れてみます。
FLAVOR PROFILE
Plasencia Alma Fuerte, a unique blend of our best-aged tobaccos, grown in our highest quality soil, accentuating their bold, vibrant and intense flavors. Laced with hints of dark chocolate, plum, and cinnamon, the taste is rounded out with finishing notes of oak and molasses.
Plasencia Alma Fuerte Sixto I is our newest blend in the Fuerte collection. While made like the rest of the Almas with a ten-year aging process, its Colorado Claro wrapper and hexagonal shape creates a distinctive taste with a tempered body. Flavors include cocoa and almonds, with hints of nutmeg and cedar in the final notes.
公式サイトhttps://www.plasenciacigars.com/collection/alma-fuerte/
FACTORY & BLENDER | WRAPPER |
---|---|
Plasencia Cigars | Nicaragua |
ORIGIN | BINDER |
Nicaragua | Nicaragua |
BLEND | FILLER |
Nicaragua | Nicaragua |
香りの特徴
プラセンシア・アルマ・フェルテは、最高品質の土壌で育った熟成タバコを独自にブレンドすることで、その大胆で生き生きとした強烈なフレーバーを際立たせています。 ダークチョコレート、プラム、シナモンの香りが漂い、最後にオークと糖蜜の香りで味が引き締まります。
プラセンシア・アルマ・フエルテ・シクストIは、フエルテ・コレクションの中で最も新しいブレンドです。他のアルマと同様に10年の熟成期間を経て作られていますが、コロラド産クラロのラッパーと六角形の形状により、和らいだボディで独特の味わいを醸し出しています。ココアとアーモンドの風味に加え、ナツメグと杉の香りが最後に漂います。
アルマ・フエルテとは
アルマ・フエルテでは、プラセンシア氏、シニア氏、ジュニア氏を含む5人のブレンダーのチームが、100%ニカラグア産のタバコを使ってシガーを考案しました。ブレンドはファミリーが所有するクリオロ98年の種を中心に、ニカラグアの主要な栽培地域(コンデガ、エステリ、ハラパ、オメテペ)それぞれのタバコを使用しています。プラセンシア家の膨大なタバコの在庫の中から、最も希少でプレミアムグレードの葉を使用しています。
アルマフエルテのレビュー
アルマ・フエルテはスペイン語で「強い心(魂)」を意味します。
名前の最後にHexagon(ヘキサゴン)とあるように先端が六角形になっています。公式サイトを読むと蜂の巣のハニカム構造にインスピレーションを得たようです。
実際に六角形だと味わいが豊かになるかは「?」ですが面白い試みです。
葉巻を持つと、その滑らかさに驚かされます。マデューロやオスクーロに近い濃い色の葉は、一枚で巻き上げられて葉脈こそ目立ちますが陶器人形のように滑らかです。日をつけてしまうのがもったいないと思えるほどです。
火を付ける前に、先端のにおいを嗅ぐと田舎の良質な肥料や腐葉土のようなにおいがします。側面は焙じ茶のような火が入った茶のような香りがします。
フラットカットで火を付けると、筒も柔らかくドローは良好に吸えます。煙の量は多くも少なくもない量です。
カカオやコーヒー豆、エスプレッソのようなダークローストした発酵豆の香りが口のなかにたっぷり入ってきます。吸い始めてから数秒で高揚感を得ることができます。
安直な香りではなく、ところどころにバラの香水に用いられるようなエステリーなニュアンスが混じっていたり、香木を焚いたようなニュアンスが出たり、様々な香りが混じっているのが素晴らしいです。
10~20分吸っていても飽きが来るどころか、完全にリラックスしてチルタイムに入ることができます。
普段は予算の都合上で、ロッキーパテルのジュニアを吸っていますが、ジュニアにありがちな序盤は美味しいけれど後半は人生のように辛くなる、という特徴はありません。中盤に差し掛かっても過度に辛くなることはなく、リッチなアロマを楽しむことができます。
ラッパー、バインダー、フィラーと製造も全てニカラグア産ですが濃厚なカカオのような香りが優先的に感じました。夕食後にディクタドールのようなダークラムと一緒にゆったりと過ごすのに向いていそうです。