情弱なのでAdobe Creative Cloudのサブスク券パチもんを買ってしまったの巻

ビジネス

お客様がご使用中のアドビアプリケーションのひとつ、または複数が非正規品として検知されています。お困りの方をサポートします。

平素はアドビ製品をご利用いただき、誠にありがとうございます。

この度、弊社不正防止担当チームにより、お客様がCreative Cloudのサブスクリプションをご購入時にお使いになられたアドビ製品引き換えコードにおいて、不正使用が検知されました。

不正使用に係る問題を解決いただくために、現在お使いの非正規アドビサブスクリプションは、5営業日以内にご利用いただけなくなりますのでご了承願います。

このようなお知らせをするに至ったことは大変遺憾ではございますが、アドビは、お客様を非正規ソフトウェアに関連するリスクからお守りすることに努めております。正規アドビアプリケーションとサービスだけが、最新機能へのアクセスを保証し、マルウェアやウィルスからお客様を保護いたします。

本通知は、この度確認された問題についてお客様にお知らせするとともに、正規アドビアプリケーションとサービスをご購入いただくためのサポートやオプションをご提供することを目的としております。詳しくは、以下「詳細を見る」をクリックの上ご確認ください。

起きてびっくりパチもんだったなんて〜

AdobeCCを利用しているのですが正規料金が6,248 円 /月 (税込)で年間74,976円もの利用料金が発生します。
昔のCS5やCS6まではパッケージ版が16万円ほどで購入できて5年以上も使え、アクティベーションを解除すれば半額の値段で売却することさえできました。

少しでも節約したいな〜と思っていた矢先、ヤフーオークションで半額以下でCC利用券が売られているではないですか!昔の不正利用コードと違って、現在のAdobeはリアルタイムで入力されたコードが有効かどうか判断しています。
ヤフオクで買ったコードを入力すると「登録ありがとうございます!」と利用期間が12ヶ月延長されて「いや〜お得な金額で買えた、俺情強」と悦に浸っていました。

ところが4ヶ月したある日、突然上記のメールが届いて実は不正コードだったことが判明!
なんでこんなに時間がかかるんだ〜〜という謎の現象でした。あと数日で自動的にアカウントが無効化されて、アプリケーションを起動できないようになるそうです。

包括契約のコードを不正売却したもの?

考えられる理由は、本来は有効のコードを発行できる立場の人が不正に発行した。
つまり大企業のアプリケーションを管理する立場や大学などのシステム管理者が、お小遣い稼ぎとしてヤフオクで購入したというコード発行対象外のユーザーに対して譲渡して、それが数カ月後に不正発覚。
そこから購入者のコードを不正利用として停止する流れになった。こう考えるのが自然です。

そもそも12ヶ月利用コードなどは、アマゾンで正規品が販売されていて、それをヤフオクで売却するのは合法です。
購入する側はそのコードが正規品かどうか、数ヶ月経って発行人の不正が発覚するまでは分からないということです。

「ソフトを割る」という言葉が昔ありましたが、割るとはWarez=違法コピーという意味で、方法としてはWindowsXP時代の「キージェネ」なんかが主流でした。悪意を持ったハッカーが、ソフトの固有シリアル番号の法則性を解読して、認証できるコードを悪意を持って発行して突破していました。
面白いのが、そのキージェネレーターにも「トロイの木馬」が埋め込まれていて違法ソフトを使おうとする人の個人情報もまた漏れてしまい、DOS攻撃のゾンビPCとして乗っ取りされることもありました。

今回の不正コードは、こういった元々悪意を持った不正コードではなく、一度は正しく発行されているものの、本来は対象になっていないユーザーに譲渡されたために起こった現象です。

大手家電量販店以外は怪しいと思った方が良い

ソフトウェアのパッケージとして売られているならまだしも、コードだけメールで教えるような売り方は不正利用の可能性があります。

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