経験・ノウハウゼロから独立して6年で、ウェブマーケティングで年商4000万円を達成したM氏に仕事で成功する秘訣をインタビューしてきました。ずばり「やっぱりズルしている?」と聞いたのですが、M氏の場合は堅実に会社を成長させたいようで、ほとんどズルをしたいないとのことで驚きました。
地方のIT系はズルが命取り
IT系あるあるですが、高い経費を出せる会社には出せるギリギリの高額の請求をしたり、公的機関の仕事にも割高の請求書を作ったりするものです。つい先日も総務省が電通に依頼したマイナンバー制度のデザインでは、以下の画像程度のデザイン料金に200万円も請求したそうです。しかもうさぎのデザイン料は別です。
M氏であれば2万円どころか、この程度であれば5,000円で受注してしまうことでしょう。
地方でも少し大きな会社であれば経費が捻出できるところもあるそうですが、M氏いわく他のお客さんと請求する料金は変えずに一律で安くクオリティの高いものを作るといいます。
納得できる価格で丁寧に仕事をするのが最大の営業
大人になれる本編集部も、以前より様々なIT系の営業メールが届き「御社のビジネス拡大に…」と調子の良いプレゼンテーションをされて実際にメールや電話で打ち合わせをすると、「効果は分かりませんねぇ」と大きなコストを請求されるのが常です。
営業マンは聞こえの良い言葉ばかりを並べて高額案件を受注するのが常になっていますが、提供される内容が伴っていない場合は顧客満足度が下がってしまいます。そうではなく、「納得できる料金を案内して予想以上のクオリティを提供する」これが最大の営業になるそうです。
お客さんの満足度が上がることによって、リピート率が高くなり依頼される金額があがったり、最短で翌日に別の顧客を紹介されたりと様々なメリットがあるそうです。
正しい仕事をしてじっくり成長が成功の秘訣
M氏の他にはスタッフが2名で回しているコンパクトな会社で、仕事が多すぎるので断っている部分もあるそうです。
飲食店も同じことがいえますが、人気が出たからといってどんどん事業拡大して人を増やすのはリスクも伴います。
人望の厚いM氏であれば年商1億円以上も目指せるはずですが、無理に事業拡大せずに着実にじっくり成長させるスタンスは地方都市のIT系としては正しい選択といえそうです。
IT系というとズルやボッタクリで儲かっているイメージがありますが、このように丁寧な仕事をすることで健康な成長をする会社、ぜひ真似したいものです。