一般的にはそうだと思います。
原告代理人「結婚式を挙げた場合、そのまま入籍するものですよね?」
被告「一般的にはそうだと思います。」自分は必ずしもそうではない、と前置したいときに使います。
これを付けないと、あなたは認めましたよね、と後々言及されることになります。
え?それだけ!?
検事「被告人は路上で容姿が好みの当時19歳の女性の後を付け、女性宅の玄関ドア前で後ろから襲い、胸を衣類のうえから両手でわしづかみに…その後、すぐに立ち去り…翌月にも同様の事件を4件繰り返し….」
判事「では次の候補日は…」検事「被告人は県外でも同様の事件を起こしており期日の延期を願います」
弁護人「1件1件でなく、まとめてお願いできますでしょうか?(ため息)」
どうしてこうなった。
そうだったなら、そうだと思います
検事「あなたはXX年、XX日に次のように証言していますね?」
被告人「そうだったなら、そうだと思います。」
検事「被害者に一度も手紙を送っていないようですが?」
被告人「そうだったなら、そうだと思います。」
小泉環境大臣の小泉構文「今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている。」これに近い答弁です。
差し支えです
判事「次回の期日は○○月○○日の10時はいかがでしょうか?」
弁護人「差し支えです。午後の2時移行でしたら空いています」
検事「差し支えです。翌日○○日はどうでしょうか?」
ほとんどの一般人は「差し支えなければ」という言葉しか使わないので、初めて聞いたとき驚きました。
判決の言い渡しと同時に慌ただしく出ていく記者
仕事とはいえ、あと数分で終わるんだから座ってればいいのに…。
大きな事件だと同じ新聞社でも片方の記者が残って何やら細かくメモをしている。
記者同士の妙な馴れ合いが始まることも。
被告人に泣きつく奥さんと子供
「主文、被告人を懲役20年に処する。未決勾留日数中90日をその刑に算入する。」
赤子を抱え泣きながら法廷の柵越しに旦那を見送る奥さん。
オタクの旦那、上司に借りた300万円でレクサスやスマホを買って、借用書を帳消しにするためにハンマーで殴って被害者を植物人間状態にしたんやで…。利己的すぎて同情もできないし情状酌量の余地はない。
ドア開けっ放しマン
コロナ対策なのか分からないけど、傍聴席に入るドアを開廷中に開けっ放しで出ていく人。
裁判官が集中できずに、チラチラみてくるので仕方なく締めてあげる。
もともと閉じられていたドアは、出たら閉じよう。
寝てるお爺さん
おーい、家でラジオ聴きながら寝るのと違うんだよ。被告人には大事な裁判なんだよ、せめて起きようよ。
図書館で寝るのでさえためらってしまう人には到底理解できません。緊張感が寝やすいのかな?
寝てる爺さんは起きてるときは新聞読んでるかクロスワードパズル解いてます。
傍聴してると絡まれる
民事、刑事ともに真剣に傍聴して時おりメモを取っていると休廷中にガン見されて、廊下で「お前なんのようだ?」と凄まれます。
被告や被告人の関係者にとって傍聴人は邪魔で仕方ないのでしょう。特に民事だと公にされたくない家族などから恐ろしい睨みが飛んできます。「民事の勉強してるんですよ〜」と優しく答えると、たいていの場合は何も言われずに終わります。暴力団の公判は帰り道に気をつけましょう。
飯がまずい、ラーメンが売り切れる
お昼どき、お腹が減って食堂に行くと最初に麺が売り切れます。
小学校の給食のようなチキンの定食しか残ってなくてガッカリすることも。
使った食器は自分で水で洗って戻します。すごく…セルフサービスです。
弁護士と被告が打ち合わせしてたり、裁判所の職員が食事してたり、意外にも地味です。
東京弁護士会館の地下のように美味しいレストランはありません。