親が嫌い!
そう感じている人に「感謝しましょう」「自分が親になれば分かる」だなんて言うのはナンセンス!嫌いなものは嫌いで仕方がありません。
ですが「嫌いだから憎む、恨む」を続けていたら人生損をしてしまいます。
そういうわけで今回は、親が嫌いな人がすべき5つのことを解説します。
親を一人の人間と考える
まずすべきことは親を一人の人間として考えることです。
親、絶対的なもの、選べないもの、自分をしっかりと育て上げるべきもの……そう考えていると、じゃあ「なぜ」あんなことをしたのか、あんなことを言ったのか、など色々と疑問が浮かび上がり不条理に思え、怒りや憎しみが浮かび上がってしまいます。
ですが逆に親をただ一人の人間として考えてみましょう。
あの人はあれが苦手で、これが得意で、こういう性格で……客観的に、職場の同僚を見るような気持ちで親を見てみましょう。すると、親が「自分にとってこうだ」という思考から離れ、どういう人間でどんな欠点があり、どこが優れているのかが見えてくるはずです。
そして親が一人の人間でしかない、という意識ができると、親という言葉から人格が抜け出して、恨む理由が薄まっていくのを感じるはずです。
経済的に自立する
今すぐできるのであれば、経済的に自立しましょう。社会人の年齢で実家で暮らしていたり、扶養に入っていたりする人は、すぐにでも仕事を見つけて外に家を借りましょう。
そもそもこれは当たり前のことですが、経済的に自立することによって、親に従う理由が減るのです。そして経済的に自立することによって、「親の言うことを聞かなくても良い」という気持ちを持つことができ、すると怒りや憎しみが少なくなります。
まだ学生で親からお金を出してもらわないといけない、また大学生で仕送りをしてもらっている、という人は自分が経済的に自立する準備をしていると考えるのが良いですね。
経済的に自立すれば、現実的に連絡を一切取る必要がなくなるのです。
距離の遠い所に行く
またできるのであれば、物理的に遠いところに行くのが良いでしょう。遠距離恋愛になったカップルがフェードアウトしやすいように、物理的な距離には心を離す効果があります。
近くにいればどうしても気がそっちに行ってしまう人も、遠くにいれば日頃から思い出す回数が減っていきます。
遠いところへ引っ越して暮らし、そっちで仕事を見つけて生活する。
また結婚相手などがその場所で見つかればより良いかもしれません。
自分の中にある親の影響を知る
さて、親が嫌いな人は絶対にすべきことがあります。それは親の「嫌な部分」だと思っている部分が自分の中に存在している可能性が非常に高いということを、今一度確認することです。
例えば子供の頃に父親に暴力を振るわれた人は、その経験から「俺は絶対人に暴力を降るわない!」と決めていたりします。しかし実際には暴力を振るわないつもりでいても、無言で人を威圧したり、強い言葉で相手を脅したりと暴力に近いことをしてしまったりすることが多いのです。
また母親がだらしなく、いつもひっきりなしに別の男を連れてくるような人だった場合、無意識に娘もそのようになってしまう場合が少なくありません。
子供の頃からの記憶や経験というのは、無意識に同じようにするようにしむける場合があるのです。
ですから周りの人の話や客観的な視線で、もう一度自分を見直しましょう。そして親の嫌いな部分が自分影響を及ぼしていないか、無意識に同じことをしていないかを確認しましょう。
自分が理想的な人になることを目指す
さて、それができたらあとは自分が理想的な人になることを目指すだけです。
それは理想的な恋人でも、理想的な親でも、理想的な社会人でも構いません。親の嫌だと思う部分を自分は完全に直して、自分が最も印象強く覚えているときの親と同じ年齢になったときには、自分が親よりも遥かに素敵な人間になっていられることを目指しましょう。
親から受けた嫌な思いを、子供や恋人に繰り返す人は少なくありません。しかし客観的に分析して、自分の中にある親の影響を取り除き、もっと良い自分を作り上げれば、もうあなたには親を憎む理由もなくなってしまうはずです。
いかがでしたか?
今回は親が嫌いな人が今すぐすべきことを解説しました。
是非参考にしてくださいね!