カメラ入門4〜操作に慣れる〜

写真集

写真を撮るのが上手くなるには、どうすれば良いですか?といったような質問がネット上にあふれていますが、写真を上手くなるのは簡単です。
「素晴らしい機材を買って、寝ても覚めてもカメラを触って、毎日何百枚も撮って、上手い人の写真を眺める。」
これをすれば確実にめちゃくちゃ上達します。

しがないDTPデザイナーも最前線の現場に半年も浸かれば、新聞折込チラシが脳内のアートボード上に配置されてCMYK変換されるのです。

筆者は(何故かカメラの話をしている)紅茶研究家ですが、毎日10種類以上50杯近く飲めば僅か数年でプロになれます。
余談の余談ですが、筆者は一日に10~20杯、ライターのだーじ凛は20~40杯を一日にテイスティングしてます。

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つまり!つまりカメラのボディを完全に慣れ親しんで使いこなして、シャッターを切りまくれば7割は上手くなります。
そこからはプロの技術、ライティングや構図、レンズ選び、フィルター選び、RAW現像などすれば良いのです。

初めは「絞り優先」「シャッター優先」「マニュアルモード」と、
「ピントポイントの切り替え」、「ISO感度の切り替え」「ホワイトバランスの変更」
「露光調整」などを目を閉じても出来るようになりましょう。

写真は一瞬を切り取るものなので、風景写真のように待ってくれるものばかりではありません。
動物や動きのある物など、シャッターチャンスは不意に訪れるものです。

ホームーパーティや人数が多い状況の撮影でもパニックにならずに、自然に全てが操作できるようになるのが基本です。
操作が手に馴染んで完全になれたら、色々なものにレンズを向けましょう。
撮影をして後からそれをパソコンなどで確認することで、どういった焦点距離でどういった描写になるのか頭に入ってきます。

何百枚も撮っているうちに使っているレンズの特性を身体で覚える事ができます。
逆光の移り方や、強い光・弱い光での撮影にも慣れておくと良いです。

絞りとは何か

良く「ボカす」「開放」「絞る」「パンフォーカス」などカメラ用語がありますが、全て「絞り」に関係する言葉です。

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脱力系文字ですみません。
カメラの中には、羽が入っていて、これが小さく絞ってあると写真がくっきりと映ります。
一方”開放”と呼ばれるのは羽が開ききっている状態です。

すると光がいっぱい入るので、短いシャッタースピードで良いのです。
いっぱい光が入るレンズを「明るいレンズ」などと呼び、具体的にはF値が1~2.8のレンズが明るいと言われます。

F値というのは、絞りの数値です。そういうものだと覚えて下さい。

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F2.8で撮った写真です、手前のボトルにはピントがくっきりあってるのに
奥の背景はボケが出てます。

こういった雰囲気のある写真が取りたければ、小さいFを使います

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F5で撮った写真です、背景の木が少しくっきりしました。
例えば、自動車を撮る時、F2.8だとヘッドライトだけがピントがあって
後ろの方がボケてしまう事があります。

そういった時に、少しFを大きくすると、後ろまでくっきり映り
遠くの背景をぼかしたりもできます。

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F12で撮った写真です、手前も背景もくっきり映ります。
写実的に、目で見た通りに見せたい場合につかいます。
あとは風景画など、全部がくっきりしていたいときに便利です。

その代わりに、絞りで光が少ししか入らない状態なので、
シャッターの速度が遅くなります。(いっぱい光を入れないと画像が暗くなってしまうので)

ですので、夜には使えないと思っていた方がいいです。
三脚を使えば、夜でもくっきりの写真が撮れます。
(カメラがブレないので)

始めのうちは絞りとは、「こういうもの」と思っていて下さい。

F3←←ボケる←←←←←F6→→→→くっきり→→F12

F3←←ぶれにくい←←←←←F6→→→→ぶれやすい→→F12

おっけー?

 

シチュエーションで設定変更を変化させる

シチュエーションごとの設定変更も柔軟に行いましょう。
例えば多人数のパーティだと夜で暗いのに動きがある、そういった場合は感度をバンバン上げてブレないように、ボケないように注意します。
一方、夜景を美しく撮りたい場合はカメラを固定して絶対にISOを下げましょう。
下の写真は夜景なのにノイズが殆ど発生していないのが分かります。

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そして最後は、素晴らしいロケーションや撮影機会に足を運ぶことです。
家の防湿庫に入れて時折出す盆栽カメラマンに良い写真は撮れませんね。
また撮った写真をアップロードしても、近所の公園の町内会が植えたパンジー何かです。

それよりも日本や世界を旅したり、お祭りなどイベント、美味しい料理や素敵なモデルさんを撮影するのが良いですね。

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カメラのショット数

http://xn--xckyap6jx51z.com/
ショット数を数えるサイトや、純正のソフトでもカメラの総撮影数をチェックできます。

新品で購入した場合は、だいたい1万ショット位撮影すれば自由自在にボディを扱う事ができるのでは無いでしょうか。
プロ機の中には20万ショット以上をスタジオの中だけで過ごすボディもあるようです。

カメラを色々なところとに連れ出して上げて積極的に写真を撮るのが上達のチャンスです。

最後は上手い人の写真を眺める

ネット上でも良いですし、書店にある写真集でも、美しいチラシでも何でもOKです。
撮影するトレーニングを積んだ後に、良いな!と思った写真を眺めると、それがどうやって撮ったか何となく分かってきます。
なので、良い写真を眺めて撮影の参考にするのは良いことです。

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