オリジナル曲を作ってみたいけど、何からどうやって始めたら良いか全然分からない!そんなこんなで、なかなか作曲への一歩を踏み出すことができていない人は少なくないはず。
実際オリジナル曲の作り方を紹介したサイトは多いですが、なんとなく内容が難しくて、最初の一曲を作ろうとしている人には抽象的すぎることも少なくありません。
今回はそんな人のために、コードを使った作曲の具体的な方法を紹介します。
①好きな曲のコード進行を調べる
まず1曲目を作りたいと思ったときに、すべきなのは一番好きな曲の「真似」です。皆さんがギターや音楽を始めたきっかけになった曲、あるいは今一番自分がはまっている曲、こんな曲が作れるようになりたいと思う曲。
そんな曲を「真似」すること、具体的にはコード進行をもらってきてしまうことによって、曲作りは意外と簡単に進めることができますし、自分が好きな曲の雰囲気なので、楽しく作曲をしていくことができます。
もちろんフレーズからメロディまで一緒になってしまったりするのは駄目です。でも例えコード進行が同じでも、テンポが違って楽器や作り手が違うと、できる頃には意外と全然別の曲になっていることが多いです。
最初の一曲はぜひ、真似してしまうようにしましょう。
②気に入ったコード進行を練習する
さて、どの曲のどの部分のコード進行を使って曲を作ってみるかは決まりましたか? 例えば私は最初に曲を作ろうと思ったとき、ある洋楽曲のサビやイントロに使われているコード進行から、F G Em Am というコード進行を使って曲を作ってみることにしました。
このようにコード進行は4小節で見つけてくるのが一番簡単です。それを4回繰り返して、合計16小節でAメロ、サビなどの1区間を作ります。
例えば上のコード進行を使って曲を作るなら、短いサビの場合は以下のようになります。
F – G – Em – Am – F – G – Em – Am
F- G – Em – Am – F – G – Em – Am
合計16小節になり、サビとしては丁度良い長さになっています。同じようにイントロやAメロBメロも、最初のうちは16小節ずつで考えると簡単です。
これが決まったらまずは楽器を練習です。ちゃんと通しで流して弾けるようになりましょう。
③録音して流しながらメロディを考える
次にすべきことは録音です。曲として考えたものを、ちゃんとその長さで弾いてレコーダーやiPhoneなどで録音します。
もちろん本当は弾きながら歌ったりしても良いのですが、そうすると難しいし、弾くことに神経を使っているゆえに歌の方が味気ないものになってしまうことがあります。なので録音して、完全にフリーな状態で歌ってみながら曲を作る方がおすすめなんですね。
「歌詞が付けれない!」
と悩んでいる人におすすめな裏技は、歌詞の文字数を元ネタの曲と同じにしてしまうこと。ほとんどパクリですが、最初の一曲だからご愛嬌です。するとすんなりと歌える歌詞ができます。
なので流れとしては、まずは伴奏を録音します。それをスピーカーや何かで流しながら、今度はそれに合わせて適当に歌ったり、ピアノやギターでメロディをつけてみます。このときには別のレコーダーか何かで音を録音するのを忘れずに。
一回歌えた奇跡的なメロディも、レコーダーに残っていなければ永遠に消えてしまうことが多いのです。
④歌いながら弾けるように練習する
さてしばらくそれをやってみて、「いい感じのメロディができたな」と思ったら、録音した音を聞きながら曲をまとめましょう。流石に録音したものはごちゃごちゃしているかもしれませんが、その中から使えるメロディ、正式採用だぜ!というメロディを抜き出して、曲をくみ上げましょう。
そうすることで、一旦は曲ができましたね。そうしたらその状態で歌を練習します。通しでメロディを歌えるようになったら、今度はそれを録音した伴奏に合わせて通しで歌います。
それも歌えるようになったら仕上げです。歌いながら楽器を演奏できるように練習しましょう。
これで、コード進行から作る最も簡単な曲作りが完了です!