経済力とセンスを以て若い男を駆逐しよう!キャンペーン第二弾。オヤジだからこそ着られる女の子にモテるファッションブランドを紹介します。ジャケットとパンツは前回紹介しましたので、そちらを参照のこと。
ではいきましょう。
シャツ編
ジャケットとパンツが揃ったら次はインナーであるシャツを選んでいく必要がありますね。
「シャツならスーツ用のものを持っている」って?? いやいや、駄目です。モテるオヤジになるためには、美しいカッティングの襟となめらかな微光沢を持つ生地のイタリア製シャツを用意しなければ。
駅で売っている2600円の形状安定シャツでは周りの男と差をつけられないばかりか、ちょっとお洒落なだけの日本製シャツ男にも負けてしまいます。
それでは見ていきましょう。
①Brioni ブリオーニ
またブリオーニか!と思われてしまうのは仕方がないとして、やはりブリオーニのシャツは圧倒的な美しさを誇りますのでおすすめ。
もともと別のブランドであったシャツファクトリーがブリオーニの部門として作っているものだという話ですが、非常に精密で角の立った襟のシェイプと、すれすれを極細の糸で縫っていくステッチ。これほどにイタリアの美学を表現したシャツというのはなかなかありません。
シャツはブリオーニにしては手が出しやすい値段帯ですね。
②GEORGIO ARMANI ジョルジオ・アルマーニ
いわずとしれたジョルジオ・アルマーニのシャツは、裁ち切りのデザインや独特な襟のシェイピングが個性的。さりげなく主張するファッション性が癖になります。
生地も非常に贅沢な綿であったり、シルク100%であったりと最上のブランドラインとしての威厳が感じられるシャツが多いですね。値段で妥協して他のブランドラインを買うのであれば、アルマーニではなく他のイタリアファクトリーブランドで買うことをおすすめします。
③Finamore フィナモレ
イタリアのママであったカロリーナが数人の針子を集めて、ナポリの中心部に創業した小さなアトリエがもとになっているのが、このフィナモレというブランド。
今もなおハンドメイドにこだわるイタリアきってのファクトリーブランドで、特に滑らかに後方へと流れるホリゾンタルカラーという襟形で有名なブランドですね。
イタリアらしい軽やかな生地感と、カジュアルでありながらもすっきりとして品の良いフィナモレのシャツは、数あるファクトリーブランドの中でもトップクラスに来るほど人気です。
④BARBA バルバ
フィナモレよりもやや値段が手頃でありながらも、ハンドメイドを駆使した作りが定番なのがバルバのシャツ。特に袖付け部分に関しては手縫いで行い、動きやすさと着心地を追求しています。
着心地なんかどうでも良いよ!と思われる方もいるかもしれませんが、動きやすく立体的なシャツの何が良いかと言うと、サイズをいつもより下げることができるんです。
つまりいつもどこかしらが窮屈で40のシャツを買っていた人が、39を買えるようになる。すると全体的にシルエットがすっきりとしてお洒落に着こなせます。
⑤Luisa Esposito ルイーザエスポジット
これはユナイテッドアローズのgreen label relaxing グリーンレーベルリラクシングなどごく一部にしか売られていないシャツですが、かの有名なシャツであるエッリコ・フォルミコラのマシンメイドラインのもの。
イタリア製でそれらしい本格的な外見でありながらも、1万円代という非常に手頃な価格になっており、初めてイタリアシャツを買う人にはおすすめなブランドとなっています。
ただし後で物足りなくなるかもしれませんので、お金に余裕のある人はエッリコ・フォルミラや他のハンドメイドシャツにしておきましょう。
靴編
オヤジの盲点となっているのがこの靴というアイテム。
餃子靴なんていう言葉が一時期はやりましたが、安い値段で買う革靴というのは総じてお洒落じゃありません。またあまりにオーソドックスすぎるものもカジュアルでは少し物足りない。
そういうわけでここでもお洒落なイタリア製靴をメインに選んでいくと良いでしょう。
①Francesco Benigno フランチェスコ・ベニーニョ
上の写真の靴がこのフランチェスコ・ベニーニョのもの。超絶高級そうに見える手塗り(パティーヌ)という製法で作られていながらも、4万円代後半で買えるというイタリア製革靴としてはびっくりするほど安い値段設定が特徴の靴ブランドです。
見ての通りのこのムラ感のある色合いが、まるで絵画のように美しい。誰が見ても良い靴に見える、かなりコストパフォーマンスの高い靴だと言えるでしょう。
②Santoni サントーニ
いやいや、せっかく買うなら一番良いやつ買うよ。という大人なオヤジさんにおすすめなのが、Santoni サントーニ。もちろんオーダーメイドを含めて他にも高級な靴というのは存在しますが、基本的にはこのくらいあれば革靴は制したと言っても過言ではありません。
ハンドメイドならではの味のある仕上がり、美しいパティーヌ、完璧にフィットする木型。革靴を選ぶうえでとにかく一度はサントーニを見ておきたいものです。
③Magnanni マグナーニ
サントーニに比べてもまったく見劣りのしない革靴で、より工芸品的な色合いの強いのがマグナーニ。ボロネーゼ製法という変わった製法で作る、スペインの革靴メーカーです。
特にソールのデザインが印象的。
サントーニが素直な色合いの美しさとシンプルなデザイン性を以て勝負しているイタリア的ブランドだとしたら、マグナーニは装飾的な色合いと芸術的なデザイン性のスペイン的ブランドです。
④Franco Lione フランコ・リオーネ
再びちょっと安い靴に戻ってみたときにおすすめなのが、フランコ・リオーネ。3万円代というお手頃な値段設定ではありますが、イタリアらしいブルーとオレンジのツートンカラーがあったりと、非常にお洒落な靴をたくさん扱っているブランドです。
ただし作りや革の質がわりと靴によってばらばらな印象も。実際に見てみて「これだ!」と思ったものを買うのが重要ですね。
⑤Madras マドラス
さて、それでもちょっと高いかな…と思う人におすすめなのは2万円代後半で買うことのできる本格的な革靴、マドラスです。これは百貨店の紳士靴コーナーなどで定番となっている靴ブランドですね。
作りや革質などではなかなか他の高級ブランドには適いませんが、「みてくれ」つまりデザインと色合いに関してはまあまあ悪くない質となっています。
とにかく今すぐ靴を改善したいのであれば、マドラスは選択肢の一つとしてあって良いブランドですね。
いかがでしたか??
今回は2回に渡って50代のモテるメンズファッションブランドを書いてみました。
おそらく知らないブランドが多かったと思いますが、しかしモテるオヤジの多くはこんなブランドで買い物をしているものです。
ぜひチェックしてみてください。