カレーライスのコスト急騰と消費者物価指数の上昇

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2024年8月、株式会社帝国データバンクが発表した「カレーライス物価指数」によれば、1食あたりのコストは348円に達し、過去5カ月連続で最高値を更新しました。

特に「ライス」の価格が急騰し、この物価上昇に大きく寄与しています。この現象の背景には、2024年9月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)に見られるように、エネルギー費や食料品価格の上昇が大きく影響していることが確認できます。

カレーライス物価指数の概要

「カレーライス物価指数」は、日本の家庭で親しまれるカレーライスの1食あたりのコストを示す指標で、カレーの具材や調理にかかる光熱費などを基に算出されています。

2024年8月、カレーライスのコストは前年同月の304円から約14.5%上昇し、348円を記録しました。特に、ライスの価格が22円の急騰を見せ、1食あたり110円に達しました。国内のコメ不足や天候不順、新米の流通に伴う価格変動が主な要因です。

コメ価格の急騰と物価への影響

2024年8月、カレーライスに使われるライスの価格が110円に上昇し、前年の88円から大幅な増加を見せました。この価格上昇は、カレーライス全体のコストを押し上げる大きな要因であり、東京都区部の消費者物価指数にも影響を与えています。

特に、2024年9月の消費者物価指数では、米や野菜の価格が大きく上昇しており、米は前年同月比で42.0%も高騰しています。

今後の見通し—カレーライス1食360円も視野に

9月のカレーライス物価については、さらなる上昇が予測され、1食あたり360円に到達する可能性があります。特に、米の価格は依然として高騰しており、今後も価格の変動が予想されます。家庭の食卓に欠かせないカレーライスのコストが増加し続ける中、消費者は食材選びや調理方法の工夫が求められます。

米やエネルギー価格の影響で引き続き高値が続く見込みです。家計の負担を軽減するためには、賢い買い物と工夫が求められる時代が到来しているといえそうです。

出典元:
消費者物価指数 東京都区部 2024年(令和6年)9月分(中旬速報値)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000948.000043465.html
https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/kubu.pdf

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