格安自炊に欠かせない、「冷凍シーフードミックス」の秘密

料理

おもてなしの豪華な料理はお客さんが来るときだけにして、普段私が一人で食べるのは格安の自炊をしています。最近、購入してよかったのは、国産の鶏もも肉で、100gあたり80円を切った価格で売られており、久しぶりに100円以下で発見できました。

物価高騰の影響で、少し良いスーパーではノーブランド品の鶏肉でも200円近くすることがあるため、大量に買ってチルド保存し、1週間かけて消費する方法を取っています。

主に大容量の安い鶏肉や豚のブロック肉を活用していますが、冷凍庫に常にストックしているのがシーフードミックスです。

産地によって味が異なる

最近では、このような北海道産の厳選食材を使った高級なシーフードミックスも発売されていますが、私が活用しているのはもっぱら格安のシーフードミックスで、中国産のアサリや、インド・ペルー産のエビやイカが入ったものです。

シーフードミックスは、格安なものであればどこでも同じだと思われがちですが、実は会社によって使用している材料が異なり、エビの新鮮さやアサリの臭いに違いがあります。

原料となる魚介類は、産地によって風味や質が異なります。例えば、インド産のエビは比較的淡白な味わいですが、ペルー産のエビは風味が豊かで甘みが強いとされています。また、アサリやイカの鮮度も産地によって変わりやすく、価格が安いものは臭みが出やすいことがあるため、品質を見極めることが重要です。

私が最近購入しているのはこちらの冷凍ミックス。 とにかく量に対して価格が安いので重宝しています。味の方は、可もなく不可もなくです。

氷の膜、グレーズで容量や塩分濃度に変化が

タイトルに「冷凍シーフードミックスの秘密」と書いていますが、実は、メーカーによって内容量が少しずつ異なることをご存知でしょうか。

シーフードミックスの表面には氷の膜がついていることがあります。これは「グレーズ」と呼ばれ、冷凍中に水分が蒸発して中身が劣化しないように、塩水でコーティングされています。そのため、加熱料理にシーフードミックスをそのまま使っても体に害はありませんが、味が少し劣ることがあります。一般的には、流水で表面を流し、水を切ってから料理に使うと良いです。

大きな冷凍エビを丁寧に解凍する場合は、氷水に塩を加えて海水と同じ濃度にし、その中で解凍するとエビの旨味が逃げません。ただ、日常的には流水でさっと解凍するだけでも十分です。

厳密に各社を比較したわけではありませんが、グレーズの量がメーカーによって異なるため、解凍後の量にもばらつきがあるのではないかと思います。つまり、シーフードミックス1kgと書かれていても、解凍して水を切ると800gから900g程度になることがあります。これはグレーズの量に左右されます。

業務用エビは上級者向け

また、もう一つ注意したいのが業務用の冷凍商品です。先ほど紹介した2kgの冷凍シーフードミックスは家庭用と業務用の中間で、個人でも簡単に使える仕様になっています。しかし、業務用の冷凍エビなど、プロ向けの商品もネット通販で販売されています。

おせち用のエビを手頃な値段で手に入れたくて業務用を購入したことがありますが、表面に氷が張っているのではなく、巨大な板氷の中にエビが入っている状態で保管されていました。このような場合、1匹だけ取り出すのは難しく、片側に水を流し続けて少しずつ解凍し、必要な分を取り出さなければなりません。

業者のように一度に全量を使い切るなら問題ありませんが、数日に分けてコツコツ食べたい家庭には、このタイプは不向きかもしれません。ただし、海水で凍結されているため、中の品質は非常に良く、解凍後も新鮮なエビのような味わいを楽しめます。

シーフードミックスを冷凍庫に常備しておくと、簡単な炒め物やチャーハン、海鮮スープ、お好み焼き、パスタなど、さまざまな料理に使えて非常に便利です。冷凍シーフードミックスの特性を考慮し、自分の料理や生活スタイルに合ったものを選ぶのが良いでしょう。

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