令和なのに”タワレコ”ではレコードが入手できる!

ミュージック

10年ほど前、私は好きなアーティストのレコードを頻繁に購入し、部屋で楽しんでいました。レコードの大きなジャケットを手に取り、針を落とす瞬間の独特な緊張感と期待感、そして音楽が空間に広がる感覚は、今でも忘れられません。

しかし、Amazon Music Unlimitedに契約してからというもの、便利さに負けてレコードを聴く機会が一気に減少してしまいました。J-POPからロック、バンスミュージック、EDM、ジャズ、クラシックまで、すべてAmazonで済ませるようになり、手軽さに惹かれ、レコードでの音楽鑑賞は少し遠い存在になっていました。

レコードで聴く魅力とは?

レコードで音楽を聴く魅力は、単なる「音質」の違いに留まりません。むしろ、その体験全体が心を揺さぶります。静かな部屋で針をレコードに落とし、わずかなノイズと共に音楽が始まる瞬間。音が空間を満たし、目を閉じれば時間がゆっくりと流れ、心地よい静寂に包まれる。A面が終わった後の一瞬の「余韻」が、デジタル音源では得られない深い感動をもたらしてくれるのです。現代ではスマホ一つで数百万曲にアクセスでき、すぐにスキップできる手軽さがある反面、音楽とじっくり向き合うことが難しくなっています。

レコードにはその逆の「贅沢な不便さ」があります。ジャケットを手に取り、プレイヤーにレコードをセットし、針を落とすという一連の「儀式」。この過程が、音楽との向き合い方を変え、感動を一層深いものにしてくれます。

タワーレコード 池袋店で新品・中古レコードが買える!

そんな中、偶然立ち寄ったタワーレコード池袋店で、思いがけず新品のレコードが豊富に取り扱われているのを目にしました。令和の時代に、まだレコードが新品で買えるなんて驚きです。しかも、単なる古い名盤だけでなく、ビル・エバンスやジョン・コルトレーンといったジャズの名作から、レッド・ゼッペリンやクイーンといったロックの巨匠たちの作品まで、幅広いジャンルが揃っていました。

さらに驚くべきは、その価格です。
最近では中古レコードがプレミアム価格で5,000円〜8,000円近くすることも珍しくありませんが、タワーレコードでは新品が2,000円台から手に入るのです。状態の良い新品レコードがこの価格で買えるというのは、かなりお得だと感じました。

最新の曲やアニメソングもレコードで

往年の名曲だけでなく、最新のポップソングやアニメソングまでレコードで取り扱われていることに驚きました。ジブリのサウンドトラックや、テイラー・スウィフト、ブルーノ・マーズ、宇多田ヒカル、aikoなどの人気アーティストのレコードも並んでおり、さらには「ぼっち・ざ・ろっく!」といったアニメのレコードまで見つけることができました。これは、若い世代にもレコードが再び注目されている理由にもなります。

レコードというと、どうしても昔の曲ばかりという印象を持たれがちですが、実際には今の音楽シーンにもマッチする作品が続々とリリースされています。
この点は、レコードに対して「古臭い」と感じていた人にとっては新鮮な発見かもしれません。また、タワーレコードでは、レコード専用のスリーブやメンテナンス用品も取り扱っており、レコード初心者でも必要なアイテムを一式揃えることができるのも魅力的です。

また、音楽を聴くだけでなく、部屋に飾るだけでもおしゃれなインテリアになります。お気に入りのアーティストのレコードジャケットを額に入れて壁に飾ることで、部屋全体の雰囲気が一気に変わるのもレコードならではの楽しみ方です。

デジタル音楽が主流の今だからこそ、あえてレコードというアナログな手段を選び、音楽と深く向き合う時間を持ってみてはいかがでしょうか。音楽が持つ本来の力や感動を、レコードを通じて再発見できるはずです。

池袋店- TOWER RECORDS ONLINE
https://tower.jp/store/kanto/Ikebukuro

レコードとコンテンツの浪費
久々にレコードを聴いて心が揺さぶられる思いをしました。 曲目は「ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調」で、指揮がレナード・バーンスタイン、バイオリンがアイザック・スターンです。元々このヴァイオリン協奏曲が好きなのですが、ヤッシャ・ハイ...

 

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