三井住友VISA、海外クレジットカード決済手数料が大幅上昇

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普段、クレジットカード会社からのメールはほとんど読まないのですが、 昨日、衝撃的な内容のメールが届きました。

弊社では、お客さまの海外での快適な決済サービスをご提供するため、これまでサービス維持・強化を図ってまいりましたが、昨今の海外におけるクレジットカード取引の環境変化、および海外取引に関連するコスト増加などにより、現状の海外事務処理手数料の維持が困難な状況となっております。
つきましては海外事務処理手数料について、以下のとおり改定いたします。
お客さまには大変ご不便をお掛けいたしますが、今後とも変わらぬご愛顧をいただきますよう更なるサービス向上に努めてまりますので、何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。
海外事務処理手数料とは
外貨によるカード決済が行われた際、海外取引に関する事務処理費用として弊社が設定する手数料。
日本語表記のインターネットサイトや通信販売などであっても、外貨でのお取引となる場合があります。
海外キャッシュサービスについては、海外事務処理手数料がかかりません。
デビットカードでの海外ATM利用時は、海外事務処理手数料が加算されます。
https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/cardinfo4010839.jsp

今まで海外事務処理手数料は2.2%だったのですが 秋からは3.63%まで上昇します。段階的に少しずつ改訂されるのではなく、今回かなり大幅に改訂されたなと思いました。

支払い例を見ると、100ドルで商品を購入した場合、今まで15,330円だったものが、15,544円にまで上昇してしまっています。ただでさえ過度な円安ドル高傾向にあるものが、この価格改定により、もっと大きな支払額の増加に繋がっています。

「たったの214円じゃん!」と思うかもしれませんが、海外からコスメや小型家電など安いものを少し輸入してくる分にはあまり影響がないのですが、海外旅行で1,2週間滞在するとなると非常に大きな負担に膨れ上がります。

例えば153,300円の宿泊費であれば、155,440円と2,140円の増加となります。
手数料をクレジットカード会社に5,440円支払うことになります。
今時のドルを利用する国外の海外旅行であれば、1〜2週間で1人当たり旅費が60万円程度になるので、2人では120〜130万円になるはずです。そうなると、クレジットカード会社に5万円以上決済手数料を払うことになります。

三井住友FG、前期の純利益最高 今期は初の1兆円超へ
三井住友フィナンシャルグループが15日発表した2024年3月期の連結純利益は前の期比19%増の9629億円と10期ぶりに最高益を更新した。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB15A3H0V10C24A5000000/

「昨今の海外におけるクレジットカード取引の環境変化、および海外取引に関連するコスト増加などにより、現状の海外事務処理手数料の維持が困難な状況となっております。」と釈明している割にはニュースで三井住友ファイナンシャルグループが過去最高収益の1兆円に上ったと報道されているので、少し思うところはあります。

銀行とはいえ、民間企業ですので利益を追求するのは全く利にかなっているのですが、消費者として少しでも節約できるクレジットカードを選びたいものです。

https://www.rakuten-card.co.jp/overseas/payment/

ちなみに楽天カードの場合は 今年の3月までは1.63%という非常に安い利率でしたが 現在は2.2%になってしまったようですそれでも三井住友カードと比較すると決済手数料は抑えられるようです。

2人で海外旅行をするだけでも、数万円程度のクレジットカードの手数料の差にも繋がりますし、 もしビジネスなどで海外から輸入をする場合は、クレジットカードを間違えるだけで、 10万円以上の差になってしまうこともありますので、 ご自身のクレジットカードの手数料がどれくらいか確認しておくのは大切かと思います。

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