「買い置き」「買い溜め』「買い占め」について様々な意見があると思いますが、時に自分と家族が必要な物を確保することは、生活する上で大切なことです。なぜなら私自身がマスクを買い置きしておらず、製造業者不明のほんの1ケース(50枚)マスクに1万円近いコストを支払うことになったのです。
1月24日の新型コロナウイルス予防記事から学ぶ
大人になれる本で、私が新型コロナウイルス予防対策を公開したのは1月24日。日本では感染者が2名という状況で記事を公開しています。そこでは「人混みに行かない」「ドアや手すり椅子などなるべく触らない」「マスクをする」「軍手など手袋をする」「食事の時など確実に手を洗う」「自分の顔や髪の毛を触らない」「家に入る前にスプレーをする等」「眼の防護具(ゴーグルまたはフェイスシー ルド)」「長袖ガウンを追加し、必要に応じてサージカルマスクではなくN95マスクを着用する」と紹介しています。
この記事を書いている時は、まだ国産のマスクも潤沢に販売されていましたし、それどころかN95適合マスクの在庫もネットにあったのです。
今からでも間に合う、買っておいた方がいいもの
どれくらいで終息するのか全く不明な状況なので、間違っている可能性もあります。
それを断った上で必要になるものを予想してみます。
米、パスタなど乾燥食品
2020/3/27付けの日本経済新聞「政府備蓄米、20年産は4年ぶり全量落札」では政府備蓄米が上限額まで入札したと公開しています。現在は米の在庫も潤沢にあり、外食向けの出荷が減少しているので余剰と言えます。
しかし、このまま新型コロナウイルスが終息せずに拡大を続けた場合は、順調に米農家が田植えなど生産を続けられなくなり、今年度の生産数が減少する可能性もあります。緩やかに減ってゆくならまだしも、マスクやトイレットペーパーの時のようにパニック買いになった時に米が手に入らなくなる可能性もあります。政府備蓄米は不作や災害時のために用意していますが家族の人数が多いのであれば、平時より気持ち程度(20~30キロ)余分に保管しておくと安心できそうです。可能であれば玄米のまま、それを布団保管袋などに市販の水取り剤と一緒にいれれば、梅雨の時期の湿気対策にもなりますし、食べる直前に精米すれば風味を保つことができます。先入れ先出し方式で、備蓄品から食べていけば美味しいまま食べれます。
後はパスタなど乾麺を備蓄することです。アマゾンなどでパスタ5キロ、トマト缶ホール、などを買い置きすれば賞味期限が2~3年あり少しずつ消費もできます。このように乾燥して長期保管できるものは備蓄しても良いはずです。
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(家で使っているトマト缶の銘柄はこちら)
私の家では地震災害などを想定して、カセットコンロ3台とガスボンベ24本、米・パスタで30キロ以上、ペットボトル水100リットル以上を常備しています。仮に大規模災害が置きても2週間近く食事に困らないように想定しています。
生まれて28年間も静岡県民をしていましたが、地震でグラっと揺れたら机の下に隠れる前に「風呂の水」を確保します。それが大規模地震なら確実に水が必要になるからです。まずは水を確保して、余ったら近所に分けろと教えられています。
ワインやウイスキーなど酒
不要不急でも常飲している人には重要なものです。特に輸入ワインやウイスキーの場合、代理店在庫が切れると長期欠品になってもおかしくありません。輸入が以前のように完全に安定するまで好きな銘柄が飲めないこともあり得るのです。そんな訳で念の為に常飲している銘柄を確保しておくのも大切です。
さっそく常飲しているフランチャコルタを24本発注しようとしたら、楽天市場のトスカニー イタリアワイン専門店では完売していました。R氏とは、数十年後になると2020年産は超希少品になって値段高騰するかもね、アハハと笑っていますが、今年のワインの生産数は少ないので希少かもしれません。
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タバコと葉巻
こちらもカートンで買った方が良いもの。私は非喫煙者で関係ないのですが、タバコを吸う人の中には1箱ずつコンビニでこまめに買う人も居るようです。しかしコンビニもいつまで営業を続けるか不明ですし、何より頻繁に出かけるのはリスクがあります。でしたらカートンで買いためて湿度管理を徹底する方が良いと思います。シガーであればヒュミドールで湿度管理しますが、紙巻たばこの場合はジップロックと乾燥剤(または加湿?)によって保管するのが良さそうです。
缶コーヒーとアイス
在宅でリモートワークしている人には必要な缶コーヒー。私はドリップしか飲まないので分かりませんが、好きな銘柄の缶コーヒーがあれば買い置きすると良いです。あとはハーゲンダッツなどのアイスも買っておくと、家族がきっと暇な時に食べます。私も夜中に唐突にアイスが食べたくなることがあります。
ペットのエサやトイレ用品
忘れがちなペットのエサとトイレ用品、生活必需品なので数ヶ月分買い置きしても良いでしょう。ドライフードとトイレ用品は1年以上持ちます。ずっと在宅しているのであれば、ペットが遊べる玩具や、チュール、シーバなどの嗜好品もあると便利です。
漂白剤と洗剤
4月10日付けで厚生労働省から「新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について」改定がなされ、酒造メーカーでも消毒用エタノールが生産できるように(やっと!)整備されました。これで消毒用エタノールの供給量が安定してくれば良いのですが、家庭用まで供給安定するまで時間がかかるはずです。
「コロナ除菌剤は買ってはいけない!アルコールが無くても家庭で作れるスプレー」でも紹介しましたが、エタノールが無くても次亜塩素酸水、キッチンハイター(漂白剤)、中性洗剤で代替できますし、効果もあります。市場の流れでは中性洗剤よりもハイターの買い置きに走る可能性もあり、コレがないと日常で不便なので普段キッチンハイターを使っている人は多めに買い置きするとといいですね。
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ジップロックとラップ
籠城してから凄まじい勢いで減るものといえばジップロック。買ってきた食材を小分けにして冷凍したり、大量調理の料理を小分けにして冷凍、板氷作り、野菜の保管、猫の砂片付けなど様々な用途に使えます。
料理を頻繁にする人であれば絶対に買っておくべきです。裏ワザとしては飲みかけのワイン、できれば抜栓直後にジップロックに空気に触れないように注いで保存すれば、酸化を極度に遅くすることが可能です。これで独り暮らしであっても、750mlのスティルワインを2~3日ゆっくり新鮮に飲めるという訳です。
リップクリームとハンドクリーム
普段使っているリップクリームとハンドクリームが何故かアマゾンで売り切れが続いています。ハンドクリームは殺菌除菌が多いので使用している人が増えているからだと思いますが、リップクリーム(メンソレータム)も何故かプライムが欠品したりと謎現象です。とりあえず普段使っているものを買い増しすれば良いはずです。
買っておいた方がいいものリストまとめ
この記事は買い煽りをする訳でなく、「無くなったら不便な物」を予め少しずつストックした方が良いという事です。
トイレットペーパーやマスクも在庫が潤沢にある平時のうちに余分に買ってあれば、安心ということです。海外の例を見ると食品などは供給が続けられますが、嗜好品などは制限が掛かり、イタリアの知り合いの中でもワインが買えずにストレスと言う話を耳にします。
これらを参考にして、いざというときの参考にしてみて下さい。