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新型コロナウイルス予防対策

新型肺炎の死者25人に 湖北省以外で初確認 発症者は830人
新型肺炎、国内2例目の感染確認 武漢からの観光者

中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎。すでに多くのニュースで報道されて日本での流行、パンデミックも間近とも考えられています。感染経路や感染源の爬虫類などが話題になる一方で、具体的な対策方法や「新型コロナウイルスとは何か?」があまり報じられていないので大人本でまとめてみます。

新型コロナウイルスとは何か?

まずウイルスと細菌の違いについて知らない人は以下の記事を読んでみて下さい。
「雑菌」「ばい菌」「細菌」「病原菌」「真菌」「ウイルス」の違い、知っていますか?
ウイルスと細菌は全く異なる病原体ですので、対策が異なります。グーグルのサジェスト機能で「新型コロナウイルス 抗生物質」など候補が上がりますが、ウイルスには抗生物質が効きません。

ウイルスの特徴

他の細菌、真菌は栄養があれば自己だけで分裂増殖できるのですが、ウイルスだけは栄養があっても宿主がなければ単独で増殖できません。先ほど触れたように人間などの細胞分裂する仕組みに依存します。イメージでいうと工場に侵入して乗っ取り、自分の作りたいものを作ってしまう感じです。一般的にはウイルスに効果的な薬は少ないです。しばし風邪に抗生物質が意味がないと言われるのは、抗生物質は細菌が増殖するのに必要な代謝経路を阻害するのが主な作用で、ウイルスの増殖には効果がないからです。ウイルスにはワクチンと言って、弱毒性や不活性化されたウイルスを予め注射すると体内の自然免疫を活性化して獲得免疫を誘導します。次にウイルスに暴露したときに素早く免疫が対処できるようになります。

・風邪(ライノウイルス・コロナウイルス等)
・インフルエンザウイルス
・ノロウイルス
・肺炎ウイルス
・ヘルペスウイルス
・エイズウイルスなど

新型コロナウイルスは「2019-nCoV」

ウイルスにも様々な種類があり、単純ヘルペス(口唇ヘルペス)といった唇の端にできる症状の少ないウイルスから、インフルエンザやノロウイルスなど最悪死亡する可能性のあるウイルスまであります。
今回の新型コロナウイルスは「2019-nCoV」と呼ばれていて、中東呼吸器症候群 (Middle East Respiratory Syndrome=MERS)と似たMERSコロナウイルスとの共通点が指摘されています。「2019-nCoV」はささいな風邪から重症急性呼吸器症候群(SARS)などさまざまな疾病を引き起こす可能性があります。

新型肺炎で識者「SARSより感染力・毒性弱そうだが」Yahoo!ニュース

SARSよりも感染力や毒性が低いと言われていますが、潜伏期間が2~12日と非常に長くそれまで自覚症状が少ないことから爆発的に広がる可能性もあります。致死率が低いので一見安全に思われますが、潜伏期間が長く致死率が低いウイルスは感染が広域化しやすい傾向にあります。

日本の対策が遅れている?感染者数は…

日本では2例目の感染者とありますが、病院で確認された件数だけですので、実際には数百人から数千人の感染者(潜伏期間含め)が日本国内に居ると考えてもおかしくはありません。症状が出ていても病院に行ってない人や、病院に行っても症状の判断だけで「2019-nCoV」に感染していると的確に診断できるケースは少ないです。
中国からの旅行者や、出張から帰国するなど多くの人が飛行機で日本に来ますが、対策は入国審査の後に検疫検査があるだけです。アンケート調査なども行っているようですが、ほぼ効果は無いでしょう…。

この検疫検査も体温を測定するものが主で、完全に症状が出て体温が上がっている人は判別できますが、まだ症状が出てない人は見逃してしまいます。旅行客が東京で一泊してからホテルで症状が出ても何らおかしくはないのです。

新型コロナウイルスの感染予防と家庭でできる対策

当たり前ですが最も基本的な感染対策は、人混みに出ないことです。
特に混雑する東京駅や新宿駅、渋谷駅などはリスクが格段に高いと言えます。空港との連絡バスなども閉鎖空間ですので危険です。コロナウイルスは空気感染しないと言われています。しかし飛沫感染や接触感染には充分に注意しなければいけません。

特に危険と思われる場所

  • 電車バスなど閉鎖空間、ないし手すりや吊り革など
  • 駅の券売機やエレベーターのボタンなど不特定多数が手に触れる場所
  • トイレのドアや座席の椅子など手が触れる場所

とにかく不特定多数が手に触れる場所や、くしゃみや咳が飛びやすい場所は避けるべきです。
仮に手についたとしても、ウイルスは皮膚からは感染しません。ですので確実に洗い流せば感染はしないのです。

効果的な新型コロナウイルスの感染対策

  • 人混みに行かない
  • ドアや手すり椅子などなるべく触らない
  • マスクをする
  • 軍手など手袋をする
  • 食事の時など確実に手を洗う
  • 自分の顔や髪の毛を触らない
  • 家に入る前にスプレーをする等
  • 眼の防護具(ゴーグルまたはフェイスシー ルド)、長袖ガウンを追加し、必要に応じてサージカルマスクではなく N95 マスクを着用する
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マスクをするのはテレビの映像などで知っている人も多いと思います。しかしマスクを正しく使えていますか?
勿体居なくても必ず使い捨てをして、帰宅したときにマスクの表面を触らないようにして素早くビニール袋などに入れます。隙間の無い密着型のマスクをしても、それを帰宅して触ったのであれば意味がありません。
感染予防以外にも喉を湿らせておくことでウイルスの活動を防ぐ効果もあるそうです。

できれば軍手など使い捨ての手袋が理想的です。帰宅して玄関前でマスクと手袋をビニール袋に入れれば比較的、衛生管理が良いと言えます。
食事の時など、特に外食などでは確実に手を洗い、指先まで石鹸で洗い落としましょう。石鹸で丁寧に洗えば手についたウイルスや病原体の多くを洗いながせます。100%とは言えませんが確実に効果はあります。

見落としがちなのが自分の顔や髪の毛に触らないことです。咳やくしゃみの飛沫は4メートル飛び、45分間も空中に留まるという豪クイーンズランド工科大学他の研究チームのレポートがあります。10秒ほどで半減するものもあれば、半減するまでに10分以上かかるものもあるそうです。「2019-nCoV」の失活までの半減期がどれくらいかは不明ですが、人混みの電車に乗れば自分の髪や肌にウイルスが付着している可能性もあります。

最後は帰宅したときに、濃度400ppmの次亜塩素酸水などで全身を殺菌することです。ノロウイルスやインフルエンザウイルスにアルコール除菌はあまり有効的ではありませんが、高濃度の次亜塩素酸水などは効果があると言うメーカーもあります。安定化二酸化塩素スプレーなども効果があるかもしれません。

大袈裟ではありますが本当に感染対策をするのであれば、眼の防護具(ゴーグルまたはフェイスシー ルド)を着用する、 N95規格のマスクを着用する。帰宅してドアの前でスプレーをして手袋とマスクを捨てる。
脱いだ衣類は素早く洗濯に回す、うがいをする、そしてシャワーを浴びて髪を洗う、などをすれば感染するリスクを減らせるはずです。

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