ヨーロッパの紳士達に習う、シャツとネクタイのトーンで作るスーツ着こなし

一人暮らしの教科書

Cesare Attolini Dress Shirts ¥ 35,100 (インペリアーレ・オンライン) /  E. Marinella Necktie (スタイリスト私物) /  Anna Matuozzo Necktie (スタイリスト私物)

ついついマンネリ化してしまう、シャツとネクタイの組み合わせ方。

白シャツならどんなネクタイも合うし、サックスにネイビーといった同系色ならいつでもシックな着こなしが可能だ。

しかし無難なのは良いのだがなんとなくいつも似た雰囲気になってしまう、と悩んでいるリナシメント読者も多いはずだ。

だからと言って、極端な派手柄スタイルに挑戦する必要はない。少しトーンを工夫するだけで十分イタリアンな雰囲気が出るのだから。

脱マンネリな着こなしはシャツとネクタイのトーンから

着こなしがマンネリ化してきたと思う時、柄のネクタイを新調するのはちょっと安直だ。

こんな時に役立つのはむしろ、薄めトーンのカラーストライプシャツと、普段はあまり手が伸びないブロンズ系のネクタイ。

まずはシルバーグレー系のネクタイを、いつものシャツではなくグリーンのストライプシャツに合わせてみよう。このとき新緑のようなフレッシュなグリーンではなく、ほのかなエスプリ薫る控えめなグリーンを選べば、ぐっとエレガントな着こなしになるはずだ。

合わせるスーツの色はネイビーはもちろん、やや明るめのライトネイビーやミッドナイトでもよく似合う。もちろんグレーでより紳士的な着こなしにしてもOK。例えばアッシュブラウンスーツでさえも、この組み合わせならそのままいける。シックに無地のスーツを合わせよう。

さて、シャツはいつものライトブルーのままちょっと新鮮な着こなしをしたいのであれば、おすすめはブロンズ系のネクタイ。単体で置いてあるとあまり目につかない色合いだが、サックスのシャツと組み合わせれば英国ロンドンの紳士たち御用達の鉄板コーディネートになる。

このコーディネートならスーツは何と言ってもネイビーだ。やや明るいネイビーだとフレンチな雰囲気に、クラシックな紺スーツなら英国的な雰囲気になる。

ネイビーのスーツにサックスのシャツ、ネイビーのネクタイだと青系で色がクドくなりがちだが、明るいブロンズ色が入ることでグッと雰囲気が華やかになる。ブラウンほどシックでも、ゴールドほど派手でもないこの色は、洒脱感漂う非常に便利なVゾーンを演出してくれるだろう。

今回のシャツはチェザレ・アットリーニ 鹿の子のブルーシャツ。このようにネクタイのテクスチャをシャツ生地の素材感に合わせて選べば、より自然に馴染むはずだ。

もっとクラシックにきこなしたければ、クレリックのポプリンシャツにサテンのネクタイ。

こちらはジャーミン・ストリートの名店 ターンブル&アッサー的な着こなしと言えるだろう。

もちろん柄ネクタイなら簡単に目新しいVゾーンを作ることができる。

しかしここであえて、美しい無地のネクタイでトーンを生かした着こなしや、カラーストライプシャツを使った着こなしをしてみよう。

アジア的な一点物主義とはまた違う洗練されたスーツ文化を持った、ヨーロッパの紳士達のようなエレガンスを手に入れることができるだろう。

 

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