ブルゴーニュワインには、霊的なものが宿ると信じているのですが、その聖地をついに訪れることができました。
ポストコロナのヨーロッパ旅行と、今回の旅について書き留めてみます。
フランス旅行は日本から直通便があるパリのシャルル・ドゴール空港に到着するのが一般的です。
今回はトルコを経由したと言うこともあり、美食の街リヨンに滞在することにしました。
当初の予定ではリヨンに何日か宿泊してゆっくりする予定だったのですが、せっかくフランスに来たと言うこともあり、パリにも寄ってみたいと言う気分が出てしまい、結局TVGでパリにも2泊3日で滞在することにしました。
リヨン サンテグジュペリ空港 (LYS)は、 非常にコンパクトな空港で、乗り換えなども簡単にできるサイズになっています。
ただ難点があるとすれば、市街地まで電車で30分以上かかるアクセスなのです。成田空港と東京のようなイメージです。
リヨン市街とは ローヌエクスプレスで直結されているのですが、 チケット代が16ユーロもします。当時のレートで3000円ほどするので 往復するだけで、かなりのコストがかかってしまいます。
この赤い自動販売機のようなもので、あらかじめチケットを購入して、地下の乗り場から乗車します。
SNCFコネクトというフランス国鉄のアプリでも購入できるので、 スムーズに追加したい方は、あらかじめアプリをインストールしてそこから購入しておいても良いかもしれません。フランス旅行に慣れてそうな観光客は、紙のチケットよりスマホ提示で乗車していました。
乗り場がかなりわかりにくく、チケット販売所から1度外に出て、地下にエスカレーターで向かうとあります。
導線が悪いので、注意深く観察しないと、どこから乗ればいいかわからなくなってしまいます。初めて来たと思われる観光客が迷っていました。
私は事前にYouTubeの動画で、行き方を調べてあったので大丈夫でしたが、少し複雑です。
このような感じで、到着しているものに乗れば大丈夫です。特にルートなどないので、 どれに乗ってもリヨン市街に到着できます。
大型のキャリーケースも積むことができるので、安心です。
初めてのフランスに感動してしまいました。パン屋さんのポールに、ピエール・エルメなど日本で人気のチェーン店が並んでいます。
リヨン駅は広いので迷いやすいですが、大きなデパートがある方に出ると便利です。
Westfield La Part-Dieuという大型デパートがあります。日本のマルイよりも広い売り場面積で、無印良品なんかも入っています。
SIMカードを販売している店もあるので、 購入してこなかった人は、駅の近くのデパートで購入すると良いです。
下の写真の四角い建物がデパートです。駅から道路を渡ってすぐなので、電車まで時間がある場合は、ショッピングを楽しんでも良さそうです。
上の階にはレストランフロアが入っているので、ここで軽食を楽しんだりすることもできます。
今回はお目当てのLes Halles de Lyon Paul Bocuseに向かうので、無視して道を進むのですが、このタイル貼りの通路はマジで危険です。
所々、ランダムで落下している跡があり、けが人も出そうな雰囲気なのですが、廃止されることなく、軽い修理が施されて放置してあります。
通行する際は、早速ここで怪我をしないように注意してくださいね。
無事に抜けると、いい感じの市街地に出ます。11月だったので、風が冷たく、コートを着込んでいても寒いくらいです。
お目当ての Les Halles de Lyon Paul Bocuseです。 主に業者向けの大型 スーパーで、チーズやお肉の専門店、パン、ワインの専門店などが立ち並んでいて勢いがあります。
リヨンで 有名なチョコレート屋さんも入っていて、観光客にも人気のスポットです。
希少なブルゴーニュワインも 入荷しているのですが、値段自体は日本とあまり変わりがありません。
ユーロのレートが悪かったので、現地の方が日本のより高い位かもしれませんね。
それでも、あれだけ日本で飲んできたブルゴーニュワインをリヨンで 眺めると言うのは感動的です。
完全に大人の遊園地としか思えない品揃えです。 日本ではほとんど見かけることのないようなブルーチーズや羊のチーズが大量に揃っています。
ユーロ加味しても、さすがにチーズの値段は安く、日本の半額以下で購入することができます。
早速いくつかチーズを購入してみるのですが、YouTubeで勉強したフランス語が全く通じません。
イタリア語学習した時は、現地で一発で通じたので 感動したのですが、フランス語は発音が非常に難しいので、何言ってるかわかんねぇと言う反応されます。
結局、This One Please程度の超シンプルな英語で、お買い物を済ますことになりました。
merci beaucoupとAu revoirだけ発音が良くなりました。
想像上の理想のパン屋さんと同じものが目の前にあって、これも深く感動してしまいました。好きなパンを選ぶと目の前で包丁でカットしてくれます。
どれも小麦の香りが素晴らしく、並んでいる時からよだれが出てしまいそうなほどのパンです。日本にはなかなかこのタイプのパンは売られていません。
今回は初日にパリ旅行を入れてしまったので、 食べ物を買い込んで、早速パリに向かうことにします。
当日券は高いのですが、 1ヵ月位前にネット予約することによって、チケット代が3分の1程度に割引されます。
日本だと新幹線は値引きされることがありませんが、フランスやイタリアのチケットは当たり前のように半額以下に安くなるので、必ずこうしたものをチェックしておくと良いですね。
めちゃくちゃ分かりにくいのですが、パリの中央駅の名前が「リヨン駅」なんです。
リヨン駅からも徒歩で行くこともできるくらいです。
カラフ、トゥーランドットの配役は良いのですが、ピン・ポン・パンがふざけた感じのお洒落スーツの白人だったり、舞台の大道具がゼロで、謎のスライド演出だったりと衝撃的でしたが、最後は感動して涙してしまいました。
凄まじい量のシャンパーニュグラスがならび、300人以上が軽食やシャンパーニュを楽しんでいます。
にしては豪華で、これで3食十分と思えるほどの満足感です。
ペルナンベルジュレスは30ユーロと、これもまた少し高いのですが、まあまあ美味しかったです。
このピラミッド・パワーの中心から入場開始します。ルーブル美術館の事前チケットを片手に並びましょう。
中は広すぎて、3階でたくさん部屋がありすぎて移動するだけでヘトヘトになります。
天井画や大理石の彫刻など、絵画と絵画の調度品でさえ凄まじいです。
田舎のコジマ電気のカメラコーナーくらい不人気で、誰も見ていません。
砕いた石英を溶かして息で吹いて形成する=まあ分かる。どでかい水晶をくり抜く=マジ!?といった感じです。
とにかく、アレの現物が見れるので満足です。
情報量おお!!としか感想が出てこないです。
中国様式の家具もあり、ここがトゥーランドットかな?となります。
「これ好きな雰囲気の絵」
「あ〜〜知ってる人だ(知ってる人の描いた絵)」
イスタンブールで歩きすぎたのが今になってダメージが出てきて、ふくらはぎがパンパンで死にそうです。
とりあえず水とサンドイッチで過ごすかと思って売店に行くと……。
水とサンドイッチで1700円ですね。家族4人で行くと水とサンドイッチで6,800円。
駅校舎は小さく、静岡島田の六合駅くらいです。え?ちゃっきりじゃないからわからないって?
バチクソに値上がりしています。ここに宿を取れば良いという意見もありますが……。
チェックイン前に散歩したかったの渋々預けて散歩します。
もう空気の美しさといったら富士山の麓のような透明感。
これ、ボジョレー・ヌーヴォー売り場で、現地でも一応飲むんだ!といった程度のお祭り騒ぎです。
銀座のワインショップなんかは、フランス国旗に数百本のボジョレー・ヌーヴォーが並んでいたりするので温度差すごいです。
他にもチーズが100種類は余裕であるほど国民食になっています。
パン屋さんでパスタデリを買っておいたのですが、まじまじで美味しくて涙。
サラミセットなども買っていたので、豪華なランチになりました。
かっこいい名前がついてたのですが、最近はVente des Vins des Hospices de Beauneという名称のようです。
オスピス・ド・ボーヌという修道院のために、ワイン生産者が自分たちのワインを寄付して、それをサザビーズがオークション形式で販売。世界中のワインショップやインポーター、マニアなどが購入してそれが直接オスピス・ド・ボーヌに寄付される。こうしたイベントです。
初日は出店も少なく現地の人たちが少し集まって盛り上がっている程度です。2日目は超壮大にパレードが開催されます。
感動的に美味しい!
時間があったら何冊か選んでお土産に欲しかったです。
悪いことはいわないのでイスタンブールは寄らない。フランスでも休息の日をつくるなど、HP回復して行動した方がよいです。
特に34歳ミドサー男は体力不足に悩まされました。
すごい香りの密度…!と思いながら飲んで、やっと飲み終わることに、これって50年前では!?となりました。
にゃんこが庭で遊んでいます。
ユーロが下がれば楽しそうですね。
この後、リヨン空港で爆発予告による空港閉鎖されとんでもない目にあいました。
経由でリヨンはまあ良いとして、そこにイタリア挟むのは死にます。マジで死ぬほどきついので、30代過ぎたらこんな無茶はしてはいけないですね!